テラーノベル
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だってほら、夏だし。たまにはこういう日があってもいいじゃん?
連載新調しました。
⚠︎attention
・季節外れ 書き始めたのが夏だったんですよ
とか思ってたら季節外れじゃなくなりました
・中身も何もない小説
・ぶっちゃけ書いてる人間も何やってんのかわかんなくなりました そんぐらい中身のない小説もどきです
・あと余談ですけど、パピコはんぶんこって語呂良くないですか?
……余談失礼しました。それでは、どうぞ
【Side Yotsuba】
「あっつ……」
ニュースでも天気予報でも、とにかく異常気象という言葉ばかりを聞くような、夏。
異常気象とかいう言葉が似合いすぎるほどで、正直暑い以外の感想が出てこない。
外に一歩も出たくないのはもちろんのこと、エアコンが稼働しているはずなのに暑い室内。こんなん室内ですら動く気力が失せていくに決まってる。
そんな中、部屋で脱力する5人。もちろん、この暑さの中でまともな思考回路を持っている人がいるはずもなく。
「暇だししりとりしない?」
「じゃありんご」
「……ごん」
「ごん、お前だったのか……!」
側から見ればボケ倒したような会話だけがただただ続いている。彼らは至って真剣である。そんな愉快なメンバーを紹介しようと思う。私も至って真剣である。
普段から謎のテンションで会話するため、ある意味通常運転、ひよ。
まともなツッコミを放棄して会話……というかしりとりにのっかる、三葉。
いつもの元気は何処へやら、最低限の言葉しか言わず、今回に至ってはたった2文字しか発していない、二葉。
何も喋らない上に、長い髪が汗で張り付いて顔も見えない詩乃。…… 床にべったりしてるんだけど、あれ、生きてるよな?
会話……ではないけど、とにかく話し声を右から左へと華麗なスルーを決めた上、思考回路すら支離滅裂な私こと四葉。今だって、唐突に始まり唐突に終わったしりとり、そこから流れるように繋がった名台詞に、これは得点が高いとか脳内では謎の実況を始めてたし。
とにかく、誰もまともではない、誰も動かない空間。そんな中、話すことすらめんどくさそうにしていた二葉が立ち上がった。
「……アイス、たべたい」
その言葉に、全員が固まった。いや、元々誰も動いてなんていなかったけどさ。そうか、その手があったか、みたいな。あれが青天の霹靂ってやつか。
とにかく、そこからは全員が冷凍庫に向かった。もちろん私も。さっきまでのだるさは何処へ、全員が機敏な動きをしてた。いや、ひよは結構遅かったな。通常運転に見えたのは口先だけだったらしい。
冷凍庫に着いた人から、好きなアイスを選び始めた。幸いにもうちには自由にアイスを買ってくる奴らが揃っている。遊びに来るひよや詩乃もアイスを買ってきては勝手に冷凍庫を使っているからだ。ひよはともかく詩乃がこんなことするのは意外だったりする。まぁとにかく、そんな訳でうちにある冷凍庫からアイスが無くなることはない、と思う。むしろ、選ぶのに少し困るくらいにはレパートリーがあるのだ。……あれとか、冬に発売した期間限定のやつだよな? まだあったのか……
そんなこんなどこかの誰かへ話をしているうちに、二葉や三葉、詩乃は選び終わったらしい。
二葉は冷凍みかんがゴロゴロ入ってるアレ、三葉はバニラアイスがパリパリのチョコレートでコーティングされているやつ。詩乃はどうやらカップのアイスにするらしい。そのチョコミントアイス、めっちゃ美味しいんだよな〜……あとで一口もらおっかな。
そんなこんなを考えながら冷凍庫を開けたタイミングで、ひよがやっとキッチンに到着した。ずいぶんと遅いご到着ですこと。
「あっつ〜……あ、もうアイス選び終わっちゃった?」
「他の3人は選んだ。私は今から」
「あ、まじ? 一緒に選んでもいい?」
「好きにしな」
ゆるーい動きでゆっくりと冷凍庫まで来たひよは、冷凍庫を覗き込むなり、「こんなにアイスあったっけ?」なんて言葉をこぼした。大半は君が増やしたやつなんだよね〜。
「あ、私これにしよ」
「えっ、もう決まったの? 待って待ってあとちょっとで決まりそうな気がするから」
「冷凍庫開けっぱ良くないから早くして」
意外にも、こういう時に悩むのがひよ。普段はこんなに悩まないけど、食べ物になると人一倍悩み始める。
「もう2個食べちゃえばいいんじゃね」
「それはなー……私の家のルールだし、あとお腹冷えちゃうし……よし、決めた、これにしよーっと」
そんな話をしているうちに、どうやら決まったらしい。この性格で案外家のルールなんかを守るから、なんか意外だ。
「んで、四葉のそれ……」
「そそ、二人でシェアすると美味しいやつ。でもこれ一人で食べるの背徳感あっていいんだよねー」
「わかるー」
ちなみに限定のピスタチオ味。これめっちゃ美味しいんだよね。ひよが買ってきたやつ、だいたい美味しいんだよな……なんか悔しい。
ひよが選んだのは四角いカップに入った、しゃりしゃり食感がクセになるラクトアイス。本人曰く、
「期間限定のラムネ味も美味しいんだけどさ、なんだかんだバニラ選んじゃうんだよね」
らしい。昨日は暑すぎてバニラの気分じゃないとか言ってたのに……よくわかんないやつだ。相変わらず。
アイス食べて涼んだら、みんなでゲームでもしようかな。多分みんなで沢山騒ぐことになるから、より暑くなる気はするが。まぁ、やりたいことやりながら夏を少しずつ進めていくのが、なんか私たちらしくて好きなのだ。
この後、ひよの甲高い叫び声と、それに呼応するような笑い声が響き渡ったのは言うまでもない、と思う。
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コメント
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読み終わりました〜〜!もうね、最初から最後まで「わかる…」って頷きっぱなしでした。夏のあのどうしようもないだるさの中で始まるアイスしりとり、めっちゃ青春の一コマって感じで好きです。ひよの「もう2個食べちゃえばいいじゃん」に、四葉ちゃんの「家のルール」って返すのも、なんかリアルな関係性が出ててじわじわきました。ピスタチオアイスの背徳感、わかる…!続き、夏の日常をちょっとずつ見せてくださいね🌙