st side
あの日の飲み会のことは後日
メンバーを交えてしっかりと話した。
結論は酔った勢いで思いがけぬことをしてしまったそうだ、
ネタにこそ出来はしないが“これしきの事”で
綻びるほど俺たちの関係は脆くなくmktちゃんも俺も普通にメンバーとして
変わらぬ関係を続けてーー
いきたいと、思っているハズ。
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nt「mktにオフコラボ誘われた?」
st「…うん、そう…」
nt「stはなんて答えたん?」
st「仕事がどうなるかわかんないし…ちょっとだけ待ってて欲しいな、って…」
そう、何も変わらないメンバーとしての仲
そう思うんだけど…なんだか、最近は変だ。
mk「ほんまにごめんなさい…」
st「ぜんぜん気にしてないから!
大丈夫だよぉ〜、今まで通りでしょ?」
mk「うん…でも、ほんまにごめんなさい、
“俺みたい”な奴からあんなことされて
ほんまのほんまに気持ち悪かったよな」
前から自己肯定感の低い子だと思っていたけどここまでではなかったように思う。
st「そ、そんな卑屈にならないで!
あんな些細なこと…「些細なこと…?」
st「え…?」
俺の言葉を遮るように強く言葉を被せられた
何か気に触ったのだろうか?
mk「俺からした事はstくんからしたら些細な事でしかないん?少しでも俺のことは見てくれへんの?なぁ、どうなん?stくん!!!!」
st「っ……!」
また、これだ…!
あの時の…あの感じ。
まるで俺しかみていないような狩るような
猟奇的で寂しげな声、
mk「あ、おれ…また、」
st「いや…えっと、大丈夫だよ?」
彼から出る震える声はいつもの声とは違い
か細く何かを恐れているようだった
長い沈黙、いつもなら心地よいと感じられたそれは今はとても苦しく耐え難い
形容し難いこの雰囲気に吐き気がした。
「「………」」
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st「ってことがあって…」
なんとなく彼が怖くて仕方ないのだ。
nt「なるほどな、」
st「…ごめんね、こんな話しちゃって」
nt「いや、大丈夫
でも気にしすぎって線は薄いよなぁ〜…」
st「…うん、」
nt「そんな時にオフコラボ誘うってのは… 」
st「ちょっと、不安…かも」
ピロン
⁇「何が不安なん?」
st「ぁ…… 」
まるでタイミングを見計らったように
するりと会話に入ってきた
前からこんなことがあったような気がする
もしかしてなんて考えたくない、
でも考えすぎてしまう
mk「大丈夫?stくん、」
st「うん、…大丈夫」
大丈夫じゃない、君のせいなんて言えない
mk「なら良かった、そうや!
この前の返事、聞かせてもらえるかな?」
あぁ、決めなきゃ
どうしよう、どうしよう…
st「あの、えっと……」
mk「あれ?もしかしてまだ予定確認できんかったん?あれから結構経ってるから返事聞けると思ったんやけど…ごめん、早かったよね
stくんとオフコラボしたすぎて…」
st「あ、いや…予定はもう!」
あぁ、萎れた顔のmktちゃんを勝手に想像して返事してしまった、俺の悪いところだ
こうやって自分の身を削っていく
mk「ほんま?なら、返事くれる?」
もう、逃げられない
こんな感覚になるのは最近に入ってからな気がする、 どこからこうも変わったのかな
nt「悪いけど俺が先客」
俺のためにhmちゃんが嘘をついてくれた
mk「…………は?」
st「…っ!?」
そんなhmちゃんの言葉に
明らかに怒った声を出すmktちゃん
あれ、こんなにmktちゃんって
怖かったっけ、
mk「ntちゃんの方が先に約束してたん?」
nt「そう、だからまた今度にしてくれん?」
mk「…なんで、」
st「…ぇ、」
mk「なんで俺が1番じゃないん!?!?
stくんの中の俺はその程度なん……?」
st「そ、そういうわけじゃ…」
mk「なら!ntちゃんより俺を優先しろよ!」
nt「一旦落ち着けって!
なんかおかしいよお前」
mk「俺をこんなにしたんはstくんや…」
st「…ぁ、ごめん…?」
mk「謝るくらいなら俺を優先してや!」
nt「mkt!stが怯えてる!」
今まで聞いたことのないほどに怒鳴る
mktちゃんの声に怯えて声がうまく出ない
mk「!ごめんな、脅かすつもりはなかってんけど、stくんが勝手な事してついカッとなっちゃった、ほんまにごめんね?」
節々に俺の責任だと刺してくる言葉たちに
恐怖を感じる、
mk「改めて、返事…してくれる?」
選択肢が二つあるようで一つしかない
出来レースのような質問
st「えっと…うん、しよっかオフコラボ」
nt「st、…!」
mk「わぁ!やったぁ!
わかってくれて良かったぁ!!!」
きゃらきゃらと喜ぶmktちゃんの脇に
どこかで“あぁ…”と言う声が聞こえた
前までは楽しみで仕方がなかったものも
今となっては逆に感じてしまう
こんなに君と話すのは苦しかったかな、
なんだか常か重いものを乗せられている気分
胃のあたりが重くなる。
mk「ほんまに楽しみやね!!」
st「……うん、そうだね」
何も変わらないようなmktちゃんの
言う言葉にすぐ返事ができなかった。
つづくんだわよ
追記:ごめんなさーい!!!!
私が勘違いしていたみたいで、私の投稿これにて終了です!バトンをはるちゃんに繋ぎます!
おんなじサムネで投稿してくれているのでコメント欄の固定コメントから是非見に行ってみてね✨
コメント
16件
なんか、…めちゃくちゃゾワッと来た… 庇ったntくんもヤンデレmkくんも怯えるstくんもみんなみんな可愛すぎる
oh...!✨めっちゃいいバトン...! 続き、期待に応えられるか分からないけど、頑張ります!!!💪
stくんのことを考えて庇ったntくんの優しさも好きだし、mk ちゃんのヤンデレが加速していってるのもまた好き(◍ ´꒳` ◍)b続き楽しみ(´˘`*)