⚠️PHIGHTING!の夢小説、リョナ、欠損、救いなさげ、レズ
十一月九日
愛するサイスさんと会う機会があった。クロスロードの小さなバーでお酒を飲みながら私たちは話していた。ふと、素敵なアイデアを思いついて、それを実行に移すことにした。
彼女を酔わせて判断力が鈍った頃、彼女が見ていない隙にお酒に強い睡眠薬を入れた。
彼女はまんまとひっかかり、すぐに寝てしまった。まあ眠りに落ちる直前に味で私が薬を盛ったことに気づかれてしまったが。驚いてたな、サイスさん。
彼女を抱えてバーを出て、自分の家に連れてきた。サイスさんはまだ寝ていたから、今のうちに逃げられないようにしようと思って!彼女の義手を外したり、見えている方の目も抉り出した。形を保ったまま綺麗な状態で取り出せてよかった。腐らないように培養液の瓶に入れて保存することにした。
あの服のままじゃ動きにくいだろうから、ゆったりとしたワンピース型のパジャマを着せてあげた。逃げられないように首輪をつけて、鎖で繋いで、転んでも痛くないようにベッドの上に寝かせてあげれば、完成。
我ながら美しい仕上がりになった。ただでさえ綺麗なサイスさんがより華やかに、それでいて柔らかな雰囲気になった。これでもう彼女は私のものだ。
十一月十日
サイスさんが起きた後は本当大変だった。彼女は私に敵意を向けて、落ち着いてって言っても反抗して私を突き飛ばした。少し躾が必要だと踏んで、彼女を叩いた。申し訳なかったけど、ちゃんとごめんなさいが言えるようにしてあげないと。何度か叩くと、彼女は大人しくなった。後ずさって、ベッドに頭を伏せて、小さく震えていた。強かった彼女の弱々しい姿はあまりにもそそるもので、それを独占できることを神様に感謝した。反省してくれたみたいだから、強く叩いたことを謝って、優しく抱きしめてあげた。サイスさんは何も言わなかった。
十一月十一日
ポッキーの日。
彼女は料理こそ食べてくれるが、とことん私との接触を拒む。料理をもってくるとそれをひったくって黙々と食べる。目が見えてないし、腕も片方ないから、よくこぼす。私がやってあげるって言っても彼女は頑なにそれを拒否した。口移しの方がいい?って訊いたら、そっぽ向かれた。サイスさんってば、強情。
十一月十二日
お風呂に入れてあげるときは私も一緒に入る。サイスさんは1人で入れるって言ってるけど、その体じゃ大変だろうから、私が手伝うの。彼女の体を触るのは初めてだったから、少し緊張した。柔らかい肌が手に心地よかった。ところどころにある傷跡を指でなぞると、彼女の体が小さく震えた。優しく洗ってあげて、彼女の長い髪のお手入れもした。彼女が湯船に浸かってる間に私も髪と体を洗った。
あまり広い浴槽じゃないから、2人入れば足を伸ばすことはできない。ただ、その分サイスさんと触れ合える事が嬉しい。彼女は不服そうだけど。
十一月十四日
初めてサイスさんとキスした。彼女と向かい合うようにベッドに座って、彼女を抱き寄せて、キスしたら、その瞬間また突き飛ばされた。サイスさんは口を手で覆って眉間に皺を寄せていた。なんだか嫌な気分だから、彼女を叩いて拒否しないよう叱ってから、もう一回、今度はより愛情を込めてキスした。
十一月十七日
今日はサイスさんの目を観察した。透き通るような黒い瞳がとても綺麗で、いつもゴーグルの下にこんな宝石を隠してたのかと思うと、さらに想いが強くなった気がした。きっと他の奴にもこの綺麗な目を見せていたのだとは思うが、腐らないまま綺麗に保管されているこの目はこれからはずっと私のものだ。目だけじゃない。彼女の全ては、もう私のものだ。愛おしい彼女は、私のものだ。
今まではさん付けで呼んでたけど、後で呼び捨てを試してみようかな。
あの女が外出している隙にどうにか首輪の鎖を外して、手探りでベッドから降りた。落ちたの方が正確だが。
壁伝いに室内を移動して、視力の助けになるゴーグルを探す。女の寝室の引き出しに入っていた。安堵して目に巻かれた包帯を取り、ゴーグルを装着した。
…
「…なんで…」
「なんでまだ何も見えないんだ…!?」
一度ゴーグルを外し、恐る恐る右目があるべき場所を指で触れようとした。しかし空振りに終わった。空洞だったのだ。本来目がある場所は空洞となり、光はとっくに奪われていた。
触れられなかったことを理解した瞬間、さっと血の気が引いた。これはまずいことになった。これでどうやって教会まで帰ればいいのだ。ブローカーはいないのか、あいつは助けに来てくれるのか。
そもそも、ここは一体どこなんだ。
いろいろな事が頭の中を巡るが、決定的な解決策となる答えは一つも出なかった。
落ち着こうとして乱れる呼吸を整えようと深く息を吸う。
すると玄関と思われる方から、がちゃりと鍵が開く音が聞こえた。息が詰まる。反射的にその方向を見た。
「サイス?」
コメント
2件
サイスさんのお目目って食べていいですかね🤯🤯語彙力が無くなるエロさ😭😭😭😭😭😭😭😭