この作品は白黒がメインとなるお話です。
nmmnの理解がない方はブラウザバックを。
⚠️白黒の恋愛要素がほんと少しだけ入っています。過激なものは含まれておりません。
病気パロとなっております
白)………悠くんが倒れてからとうたう2年が経ってもうたね。
白)…………そろそろ目覚ましてや、
病室6060室に静かに眠っている彼の隣に僕はぽつりぽつりと話し始めた。
君と二人きりの病室で───。
数年前、とある歌い手が一世を風靡していた。そのグループの名前は イレギュラーダイス。個性豊かなメンバーが揃った6人組グループだ。
そんな愉快な6人はとても仲が良かった。その中でも1番仲が良かったのが───
白)悠くーん!!今度一緒に歌みた撮らへんー?
黒)おぉいいな!!どんな曲にする?初兎が決めてええで〜!
DICENo.3の初兎とDICENo.6の悠佑だ。2人は兄弟のようで同居するほど仲が良かった。
黒)じゃあ劣等上等で決定やな!!あ、初兎、歌詞割とかもしたいからサイゼ行かへん?バイト先の先輩にもらった新作のスイーツの割引券あるし…
白)ほんま!?僕あの新作食べたかったんよね…いこいこ!!今準備するわ!!
桃)ほんとに白黒仲良いよね〜w
赤)それなwもうここまでくるとカップルだよw
水)もしかして付き合ってたり!?
青)あー…普通に有り得るなw同居もしとるしw
白黒)いや付き合ってないわ!!
こんな感じで平和に暮らしていた6人。
こんな幸せな毎日が続けばいい。
誰もがそう思っていた。
黒)いやー…新作のスイーツ美味しかったなw甘いの苦手な俺も食べれるくらいやったしw
白)悠くんがあんなにスイーツ食べてるのはじめて見たわwまぁ7割僕が食べたんやけどw
黒)初兎可愛かったなぁwほんまうさぎみたいに食べるんやもんw
白)……悠くんもガタイの割にたべ方可愛えけどなw
黒)……初兎…もしかして可愛いで照れた?
白)……そんなんで僕が照れるわけないやんw
黒)えぇーwまぁ初兎が可愛ええのは事実やけどなw照れてないことにしときますw
白)もーw
黒)………?(ズキズキ)
白)……?悠くんどうかしたん?
黒)…いや、なんでもないで!!!
白)ふーん…そっか。まぁなんかあったら言ってや。心配やし。
黒)わかったでw
黒)……………
気づいてあげれば良かった。今でもすごく後悔してる。悠くんはこの時から苦しんでた。苦しんでたのに僕は…
隣でへらへら笑う事しかしてなかった。
悠くんとサイゼに行った数日後。悠くんは突然倒れて救急車で運ばれた。僕を含めた悠くんを除くいれいすメンバー一同が混乱していた。
数日前まで元気だったのに。一緒にスイーツ食べに行ったんに。一緒にゲームしとったのに。
運ばれた病院先の先生に聞いた。
先生は言った。悠くんが倒れた理由、それは…
「意識障害」によるものだった。
意識障害は様々な原因によって引き起こされる病気で、症状は複数ある。原因も複数あって正直何が原因で引き起こされたかわからない状況やった。
先生)………その、
桃)…はい。
先生)意識障害には、治療方法がありません。
メンバー)………え?
先生)悠佑さんの身に起こった意識障害、これの原因が脳の病気だった場合は原因を取り除けば回復の余地があります。しかし悠佑さんの脳の状態を見たところ損傷等が見られません。
桃)え、てことは…
桃)意識が戻らない可能性の方が高い…って事ですか?
先生)…そうゆう事になりますね。
白)嘘……やろ…?
先生)我々の力では…
水)初兎ちゃん……
白)……悠くんの顔見に行ってもいいですか?
先生)どうぞ。6060室です。
白)ありがとうございます。失礼します。
青)しょにだ…
目の前に静かに眠る悠くん。
お医者さんの事を思い出してしまった。
「治療方法がない」「原因がわからない」
もしも、もう目が覚めなかったら?最悪の場合、このまま亡くなってしまったら?
嫌な妄想だけが思浮かび、僕はその場で吐いてしまった。
悠くんが倒れてすぐな頃はいれいす自体の活動をみんな休止した。みんな様子がおかしかった。
ないちゃんはどこか上の空でまろちゃんは仕事にもあまり手がついてない。りうちゃんといむくんは悠くんの写真を見る度に泣きそうな顔をする。僕もなんだかよくわからなくなっていた。
はじめはご飯に1ミリも手がつかなかった。歌ってみたも出せなくて、悠くんと一緒に歌おうって話していた曲の名前を聞くだけで記憶がフラッシュバックして吐きそうになった。
悠くんが倒れてから改めて思った。
いれいすは「6人で」いれいすじゃないといけない。誰1人欠けてはいけないんだ、って。
悠くんが倒れて2年経った今は、いれいすの活動は再開している。話し合った結果、みんな「これ以上リスナーを不安にさせてはいけない」という結論に至り活動を再開する事にした。
白)悠くん。また来たで。悠くんが倒れてから2年も経ってもうたwいれいすは今、前よりすごくたくさんの方に支えられてるんやで。
…みんな悠くんの事が大好きなんや。僕を含めたいれいすメンバー、そしてリスナーのみんな。悠くんはな、悠くんが思ってるより愛されてるんやで?wだから……
だから早く…目覚ましてよ…ポロポロ
また悠くんと一緒に歌いたいし新作のスイーツも食べにいきたい。白黒歌枠とかもしてみたいし、悠くんとしたいことたくさんあるんや…っ
黒)……………
白)…なーんて、意識ない悠くんに話しても意味無いわなw去年も同じ事言った気がするんやけど…僕アホなんw
白)…もうすぐ…呼ばれるかな。
タッタッタッ……
桃)初兎ちゃーん!!そろそろライブのリハあるから準備してー!!
白)…ほらw
…わかったー!!準備するー!!!
白)……悠くん。
僕はいつでも待ってるで。何十年先でも。
そう言って僕は目の前にいる、僕が愛した…いや、愛してる人の手にそっとキスをした。
白)………またね
僕の愛してる人───
そう言った瞬間、ぴくりと手が動いた。
健気に愛する人を待っている彼の元にあの人が帰ってくるかもしれませんね。
𝑒𝑛𝑑
挨拶が遅れました。𝔀𝓪𝓴𝓪といいます。
この度は私のお話を見つけてくださりありがとうございます。
夢小説を書くのは初めてで誤字脱字があったり文章構成が下手なところがあるかもしれませんがお許しください。
マイペースに投稿していくので次投稿するのがだいぶ先かもしれませんが気長に待っててくれると嬉しいです。
よろしければ いいねとコメントの方よろしくお願い致します。
では、また次のお話しでお会いしましょう。
コメント
2件
あのもう、好きすぎます!最後の手がピクって動いたとこでうるっと来ました😭次の投稿も楽しみにしてます!!!