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inc BL 【短編集】

9 - syukz 最年長

♥

60

2026年01月06日

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最年長さん受けを自給自足します。

前と書き方をだいぶ変えたので見にくかったりしたらごめんなさい、💧

お試しなので今後もコロコロ変わると思います🙏🏻


✄——————-‐——————-‐——–✄


syukz





負けず嫌いで、ツンデレで、涙もろくて



それでも弱みを見せない強がりなグループの最年長 ___




今日は実写撮影の日で、メンバー全員で集まる



スタジオは朝から慌ただしく、照明や調整音とスタッフの声が飛び交っている



メンバー全員が集まり、撮影の準備を進める



リーダーの fu が 先陣をきって話しだす



それに乗っかるように、kz も 口を開く



「じゃあ、座る位置確認な」



いつも通りの優しくて落ち着いた声で、



誰も気づかない、その声がほんの少しだけ掠れ、震えていることに。



fu と rm は  「おう ! 」と 元気に返事をする



syu だけが気づいた、この違和感に。



kz は 強がりで、年下に弱みを見せることは絶対にない



ツンとした態度も、軽口も、全て “ 最年長な自分 ” を保つため。



「kz さん、そこちょっと影が入るかも」



スタッフの声に kz は 即座に返す



「角度調整します」



即答、迷いなし。



でも、ほんの一瞬だけ視線が落ちる



syu は そんな一瞬を見逃さなかった。



撮影の合間、fu と rm が 部屋を出て、部屋が少し静かになる



kz は ペットボトルに手に取り、何でもない顔で飲み物を口に入れる



「……」



syu が kz の隣へ近づき、口を開く



「今日、さ」



「なに」



kz は syu の方を見ようとしない



「実写、緊張してる?」



「するわけねぇだろ」



即否定。



「慣れてるし」



強がり、いつも通り。



syu は それを否定はしない



ただ 低い声で言う



「そっか」



少し沈黙が続いて、



「じゃあ」



少し距離を詰めて言う。



「俺が隣に居れば、問題ないね」



kz が ぴくっと 反応する



「……は?」



強く言い返そうとして、 kzは一瞬だけ黙る。



ほんの一瞬。



でも、syuは見逃さない。



「今」



低い声。



「無理って顔したから」



「してねぇよ」



即答。



けど、声がほんの少し掠れ、震えている。



kzは視線を逸らす。



「今日は実写だぞ。 今さら緊張するとか、 そんなわけないだろ」



syuは、否定しない。



「そっか」



少しの間が空いて、



「行くぞ」



kzは前を向く。



背筋を伸ばして、 いつもの“最年長”の顔に戻る。



syuは、その半歩横にいる。



——撮影中、 kzは一度も崩れなかった。



指示も的確で、 立ち位置も完璧、 最年長として何一つ間違えない。



だから余計に、 syuには分かる。



(……相当、無理をしている)



⸻ 撮影が終わり



「お疲れさまでした!」



スタッフの声。



メンバーはそれぞれ散っていく



kzは最後まで場を見届けてから、



静かに部屋を出る



誰もいない廊下、



照明が少し暗い



歩き出したところで、 kzの足が止まる。



「……っ」



小さく息を詰まらせて、 壁に手をつく。



syuは、すぐ後ろにいた。



「kz」



振り返ろうとして、 kzはやめる。



「見るな」



強い言い方。



でも、声がもう持たない。



syuは何も言わず、 一歩近づく



そして、 背中から腕を回す。



ぎゅっと強くはしない



でも、逃げ場は残さない。



「……離せ」



「嫌だ」



即答。



「今は」



少し声を落として。



「最年長じゃなくていい」



kzの肩が、 小さく揺れる。


「……くそ」



歯を食いしばる音。



「年上なのに、 こんな……」



syuは、 kzの背中に額を預ける。



「負けず嫌いで」



「ツンデレで」



「それでも前に立つやつが、 弱くなる瞬間くらい」



一拍。



「俺が kz を支える」



kzの呼吸が、 一気に崩れる。



声は出さない



でも、体が正直で。



syuは何も言わない



ただ、 抱いたまま動かない



数秒。 それとも数分。



kz が かすれた声で言う。



「……今の」



「誰にも言うな」



syu は kz の背中に腕を回したまま答える。



「言わないよ」



「俺しか知らない」



kz は、 小さく息を吐く。



「……最悪だ」



「最高でしょ」



「うるせぇ」



そう言いながら、 kz は離れなかった。



ほんの数秒



それだけで、十分だった。



やがて、kz の方から一歩下がる。



「……もういい」



声は、いつもの調子に戻っている。



少し低くて、ぶっきらぼうで、 最年長の声。



syu は 何も言わない。



ただ、静かに頷くだけ。



kz は背筋を伸ばす。



さっきまで壁に預けていた体が、 また前を向く



「行くぞ」



振り返らない



でも、その背中はもう揺れていない



syu はその少し後ろを歩き出す。



弱みを見せたのは、一瞬、 それでも

支えがあったことだけは、 確かに残った。



帰る支度をし、スタジオを出るころには、 外はすっかり暗くなっていた。



「kz」



駐車場で、syuが声をかける。



「今日、送る」



kzは一瞬だけ立ち止まってから、 ぶっきらぼうに言う。



「……別にいい」



「疲れてるだろ」



即答。



kzは小さく舌打ちする。



「……うるせぇ」



そう言いながらも、 助手席のドアを開ける。



エンジンがかかる。



夜道に、低い音が流れる。



しばらく、無言



ラジオもつけない。



沈黙でも、お互いに気まずくならない。



信号待ちで、 syu がちらっと横を見る。



kz は窓の外を見ている。



表情は、もう完全にいつも通り。



少しして、kz が 口を開く



「……さっきのさ」



kzは、窓の外を見たまま言う。



syuは、視線を前に向けたまま返す。



「なに?」



「……」



一拍。



「誰にも言うなよ」



声は低く、短い。



「分かってる」



即答。



「最初から、言う気ないよ」



kzは、 小さく息を吐く。



「……ならいい」



それだけ。



それ以上、 何も続かない。



信号が青に変わる



車が走り出す。



さっきまでの出来事は、 もう会話に出てこない



でも、



ハンドルを握るsyuの手が、 ほんの少しだけ緩んだ。



kzはそれに気づかないふりをして、窓の外を見続ける



やがて、見慣れた道に入る。



住宅街。



スピードが落ちる



「……この辺でいい」



kzが言う



syuは何も言わず、 路肩に車を寄せて停めた。



エンジン音が、止まる。



一瞬の沈黙。



「じゃ」



kzが、ドアに手をかける。



「kz」



呼ばれて、 少しだけ顔を向ける。



「……なに」



syuは、 視線を合わせないまま言う。



「気をつけて」



それだけ。



kzは、 一瞬だけ目を瞬かせてから



「……お前もな」



小さく返す。



ドアが閉まる。



冷たい夜の空気。



kz は 車から少し離れて振り返る。



syu はもう前を向いている。



手を上げるでもなく、 クラクションも鳴らさない。



でも



車が動き出す直前、 ほんの一瞬だけ



syu は 優しく微笑んだ



kz はそれを見送ってから、 ゆっくり家の方へ歩き出す。



——今日のことは、 誰にも話さない。



話さなくても、分かっている相手がいるから。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ちゃっぴーに助け求めて 難しいところ まとめてもらいました ((


自分で書けって感じですねごめんなさい🥲




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コメント

2

ユーザー

ええめちゃ上手🥹 さすがめいめいとちゃっぴー! kzさんの強がってる感じ好きすぎる、syuさんも大人っぽくてすき! syukzもちょーー尊いよね🫠🫠

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