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めちゃくちゃ死ネタです。
大丈夫な方のみどうぞ。
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「ぐちつぼってさ〜」
いつも、そんな何気ない問いかけから始まる。
気付けばコイツは隣にいて、気付けば消えてる。そんなのらりくらりとした性格の奴だった。
出会い方は最悪で、最初はなんだこいつって。むしろ嫌いだった。見下していて、遊んでやろうなんて考えてた。なのに、気付けばこいつに絆されていた。
「…あ。そうだ、らっ……」
ほら、居ない。コイツはいつもそうだ。自分ばっかりで、人の事なんかまるで考えやしない。
まぁいいさ、今日はとあるヤツらと飯食いに行くんだから。
そして俺は上機嫌で支度を済ませた。
「…あ!久しぶり、ぐちーつ」
店に入るなり最初に話しかけてきたのはぺいんと。ただ違和感がある、いつもより元気がない?大丈夫かな。
今日はぺいんとぅーんの他にるせさんが居た。他にも何人か誘ってはみたけど体調が優れないらしくて断られた。最近変な病流行ってんのかな。
「あれ、俺最後だった?すまん遅くなっちまって」
「全然!俺らも今来たところだし!ね、なるせくん」
「えっ?ああ、うん。そうだね」
「あ〜…よし!じゃあ何食べよっか!ぐちーつ結構お腹すいてる?」
なんて軽い雑談を交わしながらご飯を食べた。何だか久々にちゃんとしたものを食べた気もする。アイツが居ると飯が雑になっちまうんだよな。アイツ中々食わねえし、俺も言われなきゃあんま食わねえから。…あれ、前まで結構食う方だったんだけどな。いつからこうなったんだっけ。
「そういえば、えっと…ぐちーつ、元気?無理してない?ちゃんとご飯食べてる?」
「ん?元気だけど。飯はまぁまぁって感じだなぁ。アイツが居ると飯以外に集中しちまってどうしても食うの忘れちまうんだよ。」
「…そっか。元気ならよかった。ご飯はちゃんと食べてね、お願いだから」
「あ〜、ぐちつぼ?あのさ、もう正直に言うんだけど」
「なるせくん!!……いいから。まだ、もう少しだけ。お願い。」
「……はいはい。ほんとお人好しだよね、ぺいんとは。ごめんぐちつぼ、やっぱなんでもないわ。」
「は〜?なになに、2人して。気になるじゃん」
「えっとごめん!ちょっと用事思い出しちゃって!今日はこれで解散にしない?」
「えっ、早くない?まぁ俺はいいけど……るせさんは?」
「俺もいいよ、今日は編集でもしようと思ってたから」
そんなこんなでとぅーんの急用によって解散した。思ってるより早い解散で少し寂しいけど、まぁ仕方ないよな。いつも通り家でらっだぁとゲームでもするか。
俺はいつもの事でありながらもらっだぁとのゲームを楽しみに歩を進めた。
今日はなんのゲームしようかな、久々にスマブラとかもありだな。なんて考えるのが幸せで。いつまでもこの時間が続けばいいのに。アイツには言えねえけど、ずっとそう思ってる。
「ただいま〜」
相変わらず電気は付いてるからリビングにでも居るんだろうな。今日は罰ゲーム付きでやんのもありだな。
そう考えながらリビングの扉を開いた。相も変わらずソファに寝転がっているらっだぁの姿があって、なんだか安心した。コイツは掃除もせずにずっとごろごろしやがって。まぁ、そんなコイツが俺は好きなんだけど。
寝転がっているらっだぁに声をかけてゲームに誘えば元気よく体を起こしてゲームに付き合ってくれた。途中で飲み物が切れて、お菓子もなくなった。こんな状態でゲームをする気にもなれなかったからコンビニに行こうって話になって、ついでにアイスでも買おうなんて。
適当にパーカーを羽織れば外に出る。帰ってきたのはお昼頃なのにもう外は暗かった。アイツとゲームしてると時間が経つのは早いな、なんて考えながら2人で適当に言葉を交わしながらコンビニへと歩を進める。
にしても今日はやけに周りからの視線が痛いな、というよりここ最近ずっとだ。俺の背のでかさとらっだぁの顔の良さも相まって周りから視線を感じるのは昔からあったが、ここ最近の視線は昔とは違う感じがする。あまりいいものでは無い気がするが、まぁいいや。考えるだけ無駄だな。そんなことを考えていればコンビニに着き、晩飯も含めて色々買って外を出た。
思っている以上に買ってしまった。こんな食いきれんのかな。コイツ、少食のくせして食い意地だけはいっちょ前なんだよなぁ。毎回俺が残飯処理みたいなことして、そのくせケロッとした顔してんのすげー気に食わねえ。
「…ぐちつぼ」
あれって……るせ、さん?なんだ?周りは暗いけど街灯に照らされてるせさんの顔が見える。なんだか深刻そうな、暗い顔をしてる。何かあったのか、心配そうにるせさんの元へ駆け寄った。
「るせさんどうしたの、こんな所で。なんかあった?」
「ごめん、ぺいんと。俺やっぱ見てらんないわ。……あのな、ぐちつぼ。らっだぁは、一ヶ月前に死んだんだよ。」
「…は?」
何言ってんだ、るせさんは。だってらっだぁはここにいるじゃん毎日おれとゲームして笑ってたまには外に出たり今だってこうしてコンビニに買い物に行ってんのに。
何、言ってんだ。るせさん。
「乗り越えていくしかないんだよ、ぐちつぼ。お前が逃げてばっかじゃ、アイツも報われないよ。頼むから、目を覚ませ。」
いやいや、何言ってるんだ本当に。何かのドッキリ?だっているじゃんここに、らっだぁはさ。お前らの言う死んだらっだぁはここに居るんだよ死んでないんだよ何が死んだって?誰かと間違えてるんじゃないのかだって今らっだぁはここにいて一緒に話してるのにそもそもなんでらっだぁがしんだ?らっだぁがしんだとしてじゃあなんでここにいる?ていうかこれがドッキリだったら冗談にしちゃキツすぎるだろ不謹慎すぎるいやここにいるんだかららっだぁはしんでないしらっだぁはいつもここにいておれといっしょにいてあれでもいつから同じ家に住んでたっけだって俺はずっと一人暮らしででもらっだぁと住み始めたのは1ヶ月くらい前だったかるせさんの言うらっだぁがしんだ時期と合ってる?いやいやだから有り得ないんだってらっだぁはここにいるんだから死ぬわけないんだよ何かあったら俺が助けるし俺が見てるんだかららっだぁはしなない何言ってるんだ皆してらっだぁは生きてるらっだぁは生きてるうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそ「ぐちつぼ!!!!!!!!」
「……目、覚ましてよ。壊れてくお前を見るのも、俺辛いよ。ぺいんとに何回も止められた、お前に伝えるのはやめてあげてって。こんなに幸せそうなんだからもういいんじゃないかって。俺だって、言いたくなかったよ。幻覚を見てでもお前が幸せに生きられるなら。例え、現実を見てなくてもお前がお前でいられるなら。でもお前さ、見る度に、すげえ痩せてんの。分かってないかもしんないけどさ、ほんと、なんで生きてんだってくらい。1ヶ月でどんだけ痩せる気だよ、なぁ……おねがい、俺らが支えるから、一緒に乗り越えようよ。頼むからもう、これ以上壊れないでくれよ、ぐちつぼ……」
「ぅ、あ……あ、…」
「ぐちーつ!!!!!」
なるせくんから連絡があったから何かと思ったら、言ったんだ。やっぱり。ぐちーつがショックで倒れて頭打ちそうな所を何とか支えられたけど、軽すぎるよ、本当に。
「ぐちーつ、大丈夫だからっ…!!俺たちがいるから!だから、沢山泣いて、枯れるほど泣いて、後は笑おうよ。アイツの為にも。アイツ、らっだぁはさ。凄い嬉しそうに、ぐちーつの幸せそうなあの笑顔が一番好きだって、言ってたんだよ。ぐちーつにとっての幸せはらっだぁと居ることなのかもしれないけど、今のぐちーつの笑顔じゃきっとアイツは満足しないよ。だから、今日は沢山泣いて、明日から笑おう?毎日らっだぁを想って、幸せに生きてよ、ぐちーつ。」
「ぁ、ああ……ら、だ…ぁ、らっだぁ……!!ぃや、いやだ、らっだぁ…!ひとりに、しないで、おれを、…ぅ、ああ…ぁ……!!」
(ごめん、ごめんな、ぐちつぼ。置いていっちゃって、ごめん。ずっと、ずーっとすきだから。お前が死ぬまで傍にいるから。だから、お前も俺を想ってちゃんと生きて。幸せになって。)
「!……ら、っだぁ…?…ぅん、うん……幸せに、なるよ、お前のことずっと想ってる、から。俺もずっと、好きだよ、らっだぁ…」
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急に始まって急に終わります。本当はバトエンにするつもりだったんですけど手が勝手にハピエンにしちゃいました。もっと🌵に堕ちてほしかったのでいつか書き直します。