テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
僕は定時制の女子校に通っている。
特別仲のいい友達もいないし、
学校は元々過去のトラウマ的なもので
好きじゃない。
何度もやめてやろうと思い、
「中卒は働けない」と思いとどまりを繰り返し、僕は今高校三年生になっていた。
新学期が始まった今、新しい環境もあってか
学校へと向かう足はとてつもなく重く感じた。
(今日も学校か…早く帰りたい)
繰り返し毎日思ってきた事を、今日も思いながら歩いていた。
すると僕の横を彼女が通り過ぎて行った。1度ブリーチしているはずの金髪の髪は、お手入れをかかせてないのかサラサラで、綺麗なボブに切りそろえられており、
コロナ禍の中マスクで顔半分が完全に見えない中だったが、化粧もしていないのに可愛い綺麗な二重の目をしていたのが印象的だった。
そしてダボダボのTシャツに、半ズボン、
消して可愛らしいとは言えない格好。
一見街中にどこにでも居そうな彼女に僕は、
魅力を感じ気づけば、目が引き寄せられていた。
彼女はどうやら僕と同じ学校らしく、
行く方向は全く同じだった。
三年間見た事もないような生徒だったし、
恐らく新しく入ってきた一年生なんだろう。
これが一目惚れというやつなのかは、分からない。
ただ彼女と「仲良くなりたい」僕はそう強く思った。