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風「柊くん、大丈夫ですか?」
来「はい、なんとか…蓮月さんたちが早く来てく
れたおかげですね。」
風「…そうですか。念の為、回復はさせていただ
きますね。」
来「はい。ありがとうございます。」
翔「来羅、ほんとに大丈夫なのか…?」
来「うん。心配してくれてありがとう。」
有「ほんとだよ…なんで俺たちに言わなかったん
だよ。」
優「そうだよ!」
来「うぅ、ごめん…。これ極秘任務でさ、危険だ
から、ちゃんとした情報得るまではみんなに
は言えなかったんだよね…。」
颯「…そうだったんだ。でも、これからはせめて
俺には言ってよね。これでも一応Tueurのリ
ーダーなんだからさ。ちょっとは頼ってほし
いなぁ。」
来「……うん…!」
蓮「…あぁ、柊くん。無事で何よりです。」
来「あ…藤波さんもありがとうございました。」
蓮「いえいえ。……風雅も、お疲れ様。」
風「いや、俺なんもしてないし。蓮こそ大丈夫?
血塗れだけど…」
蓮「大丈夫、大丈夫。これ返り血だから。」
実際全く大丈夫ではないのだが、それ以前に蓮は焦っていた。
感情的になるあまり、つい余計なことを口走ってしまった。
なんとかして誤魔化さなければ。
蓮「さぁ、帰って報告書を…」
颯「待って。」
蓮「…………何ですか?」
颯「さっきの、どういうこと?もとは能力を持っ
ていなかったとか、8年前の事件とか。」
どうやら、そう簡単にはいかないらしい。
しっかり聞かれていたようだ。
蓮「………やはり、そう簡単には逃してくれないよ
うですね。」
翔「あんだけ大声で叫んでれば嫌でも耳に入って
くるしな。……まぁ、前から何かあるとは思
ってはいたけど。」
優「うん。それにあの口ぶりからして、藤波さん
たちはこの研究室と何か関係があるみたいだ
しね。」
蓮「……神代くんは、裏でコソコソと調べていた
ようですね。」
颯「あ、気づかれてたか…」
蓮「………………はぁ、わかりました。」
風「うぇ…蓮、話すの?」
蓮「……ここまできて、この子たちが逃がしてく
れると思うか?」
風「………まぁ、僕はいいけどさ…蓮、無理しちゃ
だめだよ?」
蓮「…………………わかってる。」
颯「話はついた?」
蓮「はい。………ただ、みなさんに確認です。」
有「何?」
蓮「……最後まで、逃げずに聞く覚悟はあります
か?」
T「もちろん。」
蓮「…では一度、アジトに戻りましょう。話はそ
れからです。」
______________
こうして7人はアジトに戻ってきた。
蓮「……では、これから俺と風雅のことについて
お話しましょう。」
優「…ん?”俺と風雅”ってことは…藤波さんたちも
俺と有利みたいに幼なじみってこと?」
風「…まぁ、話を聞いていればいずれわかります
よ。」