________部活で遅くなったある日
「…ふぁ…。」
「𓏸𓏸、昨日夜更かしした?」
「ばれた?」
親友の◇◇ちゃんと帰って居ると
「…え?ね、ねぇ…𓏸𓏸、」
「?」
「あれ…赤葦くんじゃないの?」
「え、」
前を歩いていた赤葦くんと…女の子
なんで2人で?
(…、、)
「…赤葦くん」
赤葦「𓏸𓏸さん」
「あ、彼女さんですか~?」
「そう…ですけど」
赤葦「この時間まで居るの、珍しいね」
「うん、部員会議で。」
「𓏸𓏸さんって何部なんですか?」
「バスケ部…」
「そうなんですね!
私は新マネージャーの△って言います~」
よろしくお願いします、と
語尾に♡が着きそうなぐらいに甘ったるい声
で手を握ってくる△さん。
(なんかちょっとやだな、)
いやいや、マネージャーさん…だし
遅くまで自主練に付き合ってたんだよね、
きっといい人、なんだろうな…
赤葦「𓏸𓏸、もう暗いから気をつけてね」
「あ…うん、ありがと
ごめんね、◇◇ちゃん。
行こっか」
「一緒に帰らなくて良かったの?赤葦くんと」
「うん…、
なんか一緒に帰る空気でもなかったし」
木兎さんは居ないの?
2人で自主練?
色々聞きたいことはあった…けど
聞ける雰囲気でも無かったし
「…距離、近かったな…。」
「𓏸𓏸…たぶん、事情があったんだよ
赤葦くんもさ」
「うん…」
距離感が1番気になった。
肩と肩が触れそうな距離で
マネージャーの子は時々赤葦くんに
ボ、ボディータッチ…してたり
なんだかちょっと
赤葦くんと距離も感じるような気がする。
(だめだな…)
気にするとどんどん気になってくる。
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