テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「この広い世界の頂点で。」
第二章 ‐ 記憶 ‐ 2
しばらく雑談しつつ、
バイトの話もして。
us「はぁ〜」
gt「お、だいぶ酒回ってんじゃない?」
us「ガッチさんもでしょ」
それぞれの呼び方がだいぶ馴染み、
タメ口でも話しやすい感じになった。
gt「へへ、まぁそうかも」
俺はまたぐびっ、と酒を入れる。
久々の酒は美味いなぁ、と思いながら
うっしーの方を見ると──。
頭を抑えて苦しそうにしていた。
gt「っ、!どうしたの?頭痛い?」
うっしーはこくん、と頷く
gt「飲みすぎたのかなぁ…」
うっしーの背中を軽くさすったり
頭を優しく撫でたりしていると
ズキッッ。
gt「っ、!?」
急な頭痛が俺にも来る。
数分痛みが続いて、
うっしーと同じタイミングで
収まり、痛みがすっと消えていく。
gt「…なんだったんだろ」
us「…やっぱ飲みすぎか?」
でも、ほぼ同じタイミングで
頭痛がきて、同じタイミングで
収まるなんてことはあるのだろうか。
そして何よりも──