TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

なのに。

一覧ページ

「なのに。」のメインビジュアル

なのに。

5 - 第5話

2025年06月14日

シェアするシェアする
報告する

「なのに。」

合計100いいねいきました😭ほんとにありがとうございます!!

底辺から始めたのですがいつかは有名になれる

ように頑張ります…!

あと第3話読めてますかね…3話だけいいねが無くて、、

第5話⬇️












颯人くんのやわらかい唇が自分の唇と重なって、

小さなリップ音が鳴る。

え??

頭が真っ白になる。、

え、キスされた、、?

え、

まじ?

颯人くんはへへっと笑う。

何笑ってんの。

信じられない。

「もう離さないから。」

……

だけど不思議なことに嫌じゃなかった。

私は中学生の時、中学校で1番かっこいいと

噂されている男に急にキスされた。

あの男は1回のキスごときでわたしを虜に

できると思ったのだろう。

あの時は嫌で仕方なくて何度も洗って

何度も拭いた。

でも、嫌じゃない、。

「惚れた?」

「そんなわけ、」

あるかもしれない。

今のキスは何だか心地よかった。

今、颯人くんのことを好きじゃないか好きか

選んでと言われてみれば、好きなのかもしれない。











♡side颯人♡


可愛い。何考えてるのかはだいたいわかる。

絶対莉音はおれのものって莉音にも認めてもらえるように頑張っている。

俺の事、好きになったかな。

莉音が俺の事を好きになれば、莉音は俺のもの

だ。

絶対俺のものにしたい。

こんな可愛さ高校に広まったらぞくぞくと

莉音のことが好きな男が増えるだろう。

空叶は山口ってやつといい感じみたいだし、

一応敵はいない。

「莉音。俺のこと好き?」






♡side莉音♡

「俺のこと好き?」

さっきまで頭の中にあった質問が颯人くんの

声から聞こえてくる。

どう、答えればいいか分からない。

好き、って素直に言いたいのに、声が出ない。

「好きじゃない。」

なんで、こんなことになったんだろう。

好きなのに。

好きじゃないわけない。

なのに。

「ふーん、そっか。」

「今ので惚れないなら、俺は諦める」

吐き捨てたように颯人くんは言った。

胸が苦しくて、痛くて、しんどかった。

いつも愛されてるっていうのは当たり前じゃなくて、特別で、幸せだった。

なのに。なのに!!!!!

あーあ。なんでこんなに。

空回りするの。








♡side颯人♡

あーあ。少し言い過ぎた。

情けな。俺。

俺は恋愛に慣れていないし、莉音には強がって

元カノが3人くらいいると言ったけど、実は莉音が初彼女だ。

諦めると吐き捨てた俺は、そそくさと莉音の家を出た。

莉音の家の前でしゃがむ。

「なにしてんの。」

強そうな女の声。

「人んちの前でなにしてんのって。」

「莉音の知り合いですか。」

「姉だけど。」

莉音とはそこまで似ていないけど、少し面影がある。

「彼氏なの?」

莉音は俺を彼氏だと思っていないだろう。

「はい。 」

咄嗟に出た声。はいとでも言わないと何されるかわかんねぇから。

「で?なに」

今までのことを振り返る。

「莉音に俺のこと好き?って聞くと好きじゃない。って言うから、腹が立って、ここに出ました。」

「お前、重すぎ。」

は…?

「女ってそーゆーのが1番嫌いなんだよ。」

「好きに決まってるのにいちいち聞かれたら

うざいと思うだろ。」

莉音の姉の言葉は、グサッと心に来た。

今一番、自分に合っている言葉で。

「莉音はまだ気持ちの整理が出来てないかもしれないけど。 」

気持ちの整理。?

「とりあえず、今日は帰りな。明日合って話せばいいよ。」

明日。来るかな。

「泣かせたらただじゃすまねーから。」

明日が、楽しみで、怖い。

俺も、気持ちの整理をしないと。


この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚