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コールバース
Dear
_ 世の中の全ての人の声にノイズがかかってしまう、 少し珍しい
From
_ Dearに唯一明瞭な声を届けられる人
一般人からしたら 声の通る人と思われているだけ、 少し珍しい
Tuner
_ Dear と From の関係性に外部から干渉できる、 Dear と Fromの関係性を壊したり 繋げたりすることが可能
先天的なものではないため 元々
From だった人に Tunerが重なる場合もある、 稀であり 都市伝説とされる程
どれも最初は自覚症状がなく 段々と周りとの違いで気付く
kn視点
_
“ _ッ 大丈_ は聞こ て ██ぃから w “
” 彼奴 と_ だけ _無駄 ■ よ “
聞こえない
ねぇ なんて言ってるの
俺の悪口? なんでそんな冷めた目で見てくるの? なんでみんなで指さして笑ってくるの?
最初は友達との会話中に少し聞こえなくなる時があるくらいだった
kn 「ごめん、なんて言った ? 、 w 」
mb 「もぉ ~ w 今日ゲームするんだけど 一緒にやらないかって聞いたの! w」
kn 「まじ!? やる!」
でもそれも酷くなってきて 大半が聞こえなくなってしまった
聞こえなくなるっていうより 声と同時にザーっと音がなるような感じ
休み時間みんなが動き出したタイミングで外へと出た
少し校舎の壁で入り組んだところ、
日は当たるけど 誰も来ない
毎回怒られるけど ほぼほぼ聞こえないから何とも思っていない
先生も 聞こえない俺に注意をするのが馬鹿らしくなってきたのか 最近は軽い注意で済むようになった
スマホを取りだし イヤフォンを繋げ音楽を聴く
メロディーだけの音楽で歌詞はない 、
歌詞のある曲はノイズが止まなくて 落ち着けない
歌うのも曲を聞くのも大好きだったのに ノイズがかかるようになってから全てが崩れた
好きな曲も聞くだけで 耳が痛くなり、よく友達と行っていたカラオケも地獄となってしまった
nk視点
_
” ○○と△△ってまじで良い関係だったのに波長が合わなくなって別れたんだって “
” Dear と From が繋がるとかまじ奇跡でしかないのに 崩れるとか終わりじゃん “
” 俺思うことがあるんだよね ~ 、 彼奴のせいじゃね?って、 w “
そう言ってこちらに向かって指をさす
” 彼奴って Tuner らしいし “
” Tuner ってまじでいるんだ w “
” 関係性崩し出すとかゴミでしかないじゃん “
おかしいだろ、
あの2人は 俺に懇願してきた
繋がりたいから Tune してくれって、
※Tune
_ Dear と From の波長を合わせ 関係性を強化すること、 Tunerにしかできない
だから、望んでいた通りやっただけだ
あの2人の関係性が崩れたとか知ったこっちゃない
なのに あの2人は俺にフォーカスが向けられているのにも関わらず 庇わない 、原因が俺だってことに否定もせず 頷きもしない
都合のいい奴じゃん、…
あの Dear だって煙たがられていた
それが可哀想だったから From と結んであげ 生活しやすくした
そうしたら 周りの態度は一変
前まで避けていたくせに From と繋がれて良かったね 、 2人が繋がれるなんて奇跡だよ ~ 、なんてほざいている
Dear も それが嬉しかったのか つい最近まで避けていた奴らと仲良くする
まぁ、可哀想だと思ってやったことだから当本人たちが笑ってるならいいや って思ってた
だけど 誰かを虐めていないと生きていけないのか、 矛先は俺に向いた
昼休み 周りの目線から逃げ出すために空き教室に向かった
恐らく 教室では 俺の悪口で盛り上がりだろう、 聞こえてないし 気にすることもないと思って外を眺めた
日差しが差し込む教室は 綺麗でずっとここにいたかった
窓から下を見ると ぽーっと壁に寄りかかっている人がいた
何やってんだ 、
少し気になったから 会いに行ってみることにした
俺の知らない人だから また悪口言われるとかはないだろう、
kn視点
_
授業開始のチャイムがなっても動く気にはなれなかった
そのまま時間は過ぎて 昼休みになった
外に出てくる人や廊下で話す人達の声が大きくて 頭が痛かった
_ 「ねぇねぇ、…こんな所でなにやってんの、?」
耳を突き抜けるように入ってくる声で 寝かけていた目が覚めた
From だ、 珍しい
この学校でも数人見かけて 全員把握してると思っていた
kn 「教室にいるの嫌だなって思って …ここ誰も来ないし、」
_ 「来ちゃったけどね、 」
「俺さっきあそこの教室にいたんだ、 窓から外見てたらなんかいたから」
そう言う相手のさす指は俺が寄りかかっていたところの 3階
kn 「へ ~ 、 …ぇ ~ っと、…君? が入ってたのって空き教室じゃないの、?」
_ 「名前言ってなかったね ! 俺はNakamu 2年E組」
nk 「俺も同じだよ、 w 教室が嫌だったから 空き教室にいただけ」
kn 「同じなんだ、… 俺 A組だから真反対だし関わってなかったのかな、 」
「あ、 俺はきんとき」
nk 「多分そうかもね w」
「きんとき… きんとき … う ~ ん、 どこかで聞いた気がするんだけど」
「忘れちゃった w 」
久しぶりにこんな気軽に人と話せた
すごい嬉しくて 楽しくて ずっと続いて欲しかった
kn 「Nakamuって From ?」
nk 「…ぇ?あ 、うん 」
「それが分かるってことは Dear なの?」
kn 「そう、 だから久しぶりに雑談とかできたなって思って w」
nk 「喜んでもらえたなら俺も嬉しいよ、 w 」
「でも俺 Fromだけじゃなくて Tuner も重なってるんだ」
kn 「えっ!! Tunerなの!?」
Tunerってことに驚きが隠せなかった
nk 「うん w だから この前 Dear とFrom が別れたから Tunerのお前のせいだろって言われてて面倒臭いんだよね 」
確かに Tuner には Dear と From の波長を乱す Command もあれば 合わせられる Command もあるって聞いたことがある
でも本当に稀だから 関わる機会なんてないと思ってた
kn 「なんか 少し似たもん同士って感じ 」
nk 「そう考えれば悪くないね w 」
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前回の nkkn 展開思いつかなかったので非公開にしました 🙏🏻 ̖́-
こっちを連載していきます ✊🏻❤️🔥
全く見たことの無いコールバースなので 多少独自の設定入ると思うんですけど ご了承ください 👊🏻💖
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