テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【第2話】「ふたり」
nmmn注意
こちらの物語は、桃黄、青黄となる表現が含まれます。
活動休止中のメンバーが登場します。
地雷な方はブラウザバックをお願い致します。
start 桃視点
黄「…桃くぅん?」
聴き慣れた愛しい声。
桃「っごめん…ゲームするか!」
黄「うん!はやく!はやく!」
酔っているせいか、いつもより幼くて可愛い。
時計は11時7分を指している。
黄とふたり。緊張で胸が高鳴る。
黄「桃くん!負けないからね!」
桃「俺も負ける気はないけど?」
黄「すぅ…すぅ…」
しばらくゲームを楽しんで
俺がトイレに行っている間に黄は
すっかり夢の中だった。
桃「よっぽど酔ってたんだな」
黄の寝顔が、寝息が、もう全部が可愛くて、愛しくて……
気づけば俺の手は黄の頬に触れていた。
黄「んぅ…」
起きるかと思ったけど、
俺の手に頬を擦り寄せ、また可愛い寝息をたてて寝始めた。
桃「…///」
自分の行動が恥ずかしくなったのか、
黄が可愛すぎたのかはわかんないけど、
俺の頬は真っ赤になって、熱を帯びていた。
時計の短い針が2をさした頃、
俺は黄を起こそうとしていた。
寝ている黄はいくら眺めても飽きなかった。
名残惜しいなと思いつつも、
リビングで寝ると
風邪をひいてしまうんじゃないかと
心配になるので、寝ている黄に触れる。
桃「……黄。…起きて。」
黄「…うぅ…うん…んん………桃くぅん?」
桃「そーだよ。今日は俺の家に泊まってくんでしょ」
黄「…うん」
まだぼーっとして完全に眠りから覚めていないようだ。
桃「ここで寝ると風邪ひくよ。」
黄「うん」
よたよたとおぼつかない足取りで
寝室に向かって歩き出す。あぁ、可愛い。
寝室につくなりベットに潜り込み、
寝る体制を整える。
桃「じゃあ俺狭いしリビングで寝るわ」
「おやすみ」
そう言って部屋を出ようと振り返った時
黄「…まって」
桃「…!?!?」
黄が俺の服の裾を掴んで俺を見ていた。
黄「…ここ来て?隣。」
桃「え…」
状況が掴めない。頭が混乱する。
黄の瞳はゆらゆらと揺れていて、
頬が赤い。
その赤さは
お酒のせいなのか、照れているせいなのか
俺には考える余裕がない。
黄「…1人じゃ寂しいです//」
桃「いいよ」
考えるより先に口を開いた。
黄「…いいの?」
返事をする代わりに、ベットに横になる。
黄の隣に。
いつもは冷たいのに今日はあったかい。
黄の頬に触れると
もう歯止めが効かなくなって、
そっと口づけをした。
桃「好きだよ。黄。」
黄「…僕も//」
愛しい君を腕の中に抱いて、眠りに落ちる。
…あぁ、俺も酔ってたんだな。