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コメント
1件
一目惚れ…いいですねぇ😏🫶この先どうなるのかわくわくしちゃいます💗💫
昼休みの2年B組は相変わらず騒がしい 。
ヨンベ「 だから、それ俺の、!! 」
テソン 「 名前書かれてないです ー っ 」
机を挟んで言い合う 、ヨンベとテソン 。
一年生のテソンは 、
もはやクラスの一部みたいに 溶け込んでいる
ヨンベ「 はいはい、半分こね 。 」
ヨンベは困ったように笑いながら 、パンを割る
その様子を見て 、テソンは満足したように
笑う 。
少し離れた席で 、
タプは静かに本を読んでいる 。
騒ぎを止めもしないし 、加わりもしない 。
タプ「 …平和だな 、 」
低い声でそう言って 、ページをめくる 。
窓際の席 。
ジヨン は 、イヤホンを片耳につけたまま
ノート に 、線を引いていた 。
恋愛とか 、
誰が好きだとか 。
そういう感情は 、自分には必要ないと
思っていた 。
ヨンベ「 今日も1人なの ? 」
テソン は 、一瞬だけ間を置いて
にっと笑った 。
テソン 「 来ますよ 。俺の友達っ 」
そのやりとりを 、
ジヨン は 、聞いていないフリをしていた 。
___そのはずだった 。
昼休みの終わり際 。
教室のドアが 、控えめにノックされる 。
スンリ 「 失礼します ~ 、 」
少し明るくて 、柔らかい声 。
テソン が 、振り向いた瞬間 、表情が変わる 。
スンリ 「 …!! てそん 、!! 」
テソン 「 すんり !! こっちこっち 、! 」
入ってきたのは 、一年生 。
教室の空気に少し緊張しながら 、
周りを見渡していた 。
その姿を見た瞬間 、
ジヨン の ペン先が止まった 。
理由は分からない 。
ただ 、視線が自然と引き寄せられた 。
スンリ 「 えっと 、一年のスンリです 、
てそんに 、呼ばれて 、笑 」
そう言って軽く頭を下げる 。
その動き 。
その声 。
胸の奥が 、静かに鳴った 。
___あ 。
それは衝撃じゃない 。
雷みたいなものでもない 。
ただ 、
世界の音が少しだけ遠くなる感覚 。
ヨンベ「 こんにちは 。テソンに振り回されて
大変だね 笑 」
ヨンベが1番に声をかけた 。
テソン 「 なにそれ 、酷くないですか !? 」
スンリ は 、ホッとしたように笑う 。
スンリ 「 いえいえ 、笑 」
タプは軽く会釈した 。
タプ「 …よろしく 。 」
短い言葉だが 、不思議と安心感があった 。
ジヨン だけが何も言えずにいた 。
目が 、離れない 。
スンリ が笑うたび 、
息をするたび 、
なぜか目で追ってしまう 。
ヨンベ「 …じよん 、? 」
一瞬 、空気が止まる 。
ジヨン はゆっくりと顔を上げた 。
スンリ と 、目が合う 。
近くで見ると 、
思ってたより幼くて 、
でも不思議と落ち着いて見えた 。
ジヨン 「……2年の 、ジヨン 」
それを言うのが 、やけに難しかった 。
スンリ は 、少し緊張しながら笑う 。
スンリ 「 …ふふ 、じよんひょん 、 」
_その一言で 。
胸の奥に 、はっきりと何かが落ちた 。
可愛い 、でもない 。
好き 、でもない 。
ただ 、
知らない感情が 、確かにそこにあった 。
__
放課後 。
テソン に連れられて 、スンリ は音楽室まで
来ていた 。
テソン 「 ひょん達 、いつもここで遊んでるの 」
スンリ 「 すごい …、 」
スンリ は 、ピアノの前に立ち 、
鍵盤をひとつ鳴らす 。
たった一音 。
ただそれだけで 、
ジヨン の中の何かが 、完全に動いた 。
理由は分からない 。
言葉にもできない 。
でも 、確信だけはあった 。
__もう戻れない 。
ジヨン は 、静かに息を吸い
初めて自分から口を開いた 。
ジヨン 「 … 名前 、 」
スンリ は 、振り返る 。
スンリ 「 … ? 」
ジヨン 「 … もう1回 、聞いてもいい ? 」
一瞬の沈黙の後 、
スンリ は 少し照れたように笑った 。
スンリ 「 スンリです 、 」 ( 微笑む
その名前が胸に残る 。
ジヨン 「 すんり 、… ん ~ 、
…… すんちゃん 、 」
スンリ 「 えっ 、? 」
ジヨン 「 … 嫌 、? 」
スンリ 「 いえ 、!! 嬉しいです 、 」⸝⸝
スンリ の耳が少し赤くなる 。
それにつられるように 、ジヨン も赤くなる 。
ジヨン 「 … そ 。 」⸝⸝
そう言って 、顔を逸らした 。
__これはまだ恋じゃない 。
でも 、
一目で何かが変わってしまった 。