桃水 nmmn
桃『』 水「」
水side _
『 いむ って 元気 で 可愛い よね w 』
それが その 君の 何気なく 発した 言葉 が 僕の 初恋を 知らせる 合図 だった 。
知ってる 。 この一言 で 恋に 落ちる なんて 容易い 奴 だなんて ことぐらい 。
けど 彼の 言葉が 僕の 心 を 奪って いったん だよ 。
浅い眠り に 落ちた まま の 機能しない 頭に ジリリリリ なんて 五月蝿い 音が 響く 。
「 っ゙ .. 又 頭痛 じゃん .. 」
「 薬 .. 薬 … ぁ 切らしてる゙ 、最悪 ゙ っ 」
人が 来る予定 が ないと 物が 乱雑に 散らかっ て いる 部屋 。
重い上体 を 起こして 机上 に ある ブル – ライト を 放つ 光源 に 手を 伸ばす 。
画面上 の 一番 使い易い 場所 に ある 何時もの アプリ へ 指を 動かす 。
真っ先 に 目に つく フォロワ – の 人数 。
「 ぁ .. 今日 は 16人 減ってる 、 」
ここ最近 。又 嫌な 所 に 目がいく 。
心を 休める 為に 開いた 活動垢 の DM欄 には 並べられる 様に 映った 自分 の ファンネ – ム を つけた アカウント の 名前 。
少し 安堵 し 詰まって いた 息を 零す 。
この 安堵 した 勢い で 支度 まで 済まして しまおう と 立ち上がる と 突然 立ち眩み が 身体 を 襲う 。
襲われ た まま ベッド に 又 引き摺り 戻され て しまった 。
「 ッぁ゙ .. 痛ぁ゙ っ .. 」
唐突 に 痛み を 感じる 。
ベッド に 倒れ込んだ 拍子 に 手首 を 捻ってまった のが 原因 な 様で ジンジン と 痛み が 走る 。
只 そんな事 で 行動 を 止める事は 出来ない 日程 が 組まれて いた その日 。
スケジュ – ル帳 には 会議 や ダンスレッスン など の 予定が みっちり と 書き留め られていた 。
たった 手首 を 捻っただけ で 予定 を 遅らせたり ましては 僕一人 だけ 休む なんて ことは 到底 許され た 事 では無い 。
何故なら もう既に 迷惑 を かけて しまって いるから 。
ふと あの日 届いた コメント が 頭 を 過る 。
< ほとけ ? って 奴 正直 邪魔 じゃね ?w
言うて 面白く も 無いし 只々 五月蝿い だけ
じゃん ww こんなん 居ない 方が マシ だろw
この日 から 自分の 無能さ を 知った 。
だから 極力 余計な 事を しない 様に でも 何も無かった かの 様に 元気 に 元気 に 振る舞う 。
そんな時 に ないちゃん が 言った ん だよ 。
『 いむ って 元気 で 可愛い よね w 』
って 。 だから 僕は 思った の 。
ないちゃん の 為にも せめて 僕は 笑顔 で 居なくちゃ 。 って 、可愛い って 言って 貰える 為に 笑顔 で 居なくちゃ 。 って 。
それから ないちゃん に 褒めて 貰える 度 凄い 嬉しく なる の 。
だから 今日 も 元気な 顔して ないちゃん の 所に メンバ – の 所に 行かなくちゃ 。
「 お邪魔しまぁ – すッ !! w 」
元気に 見える 様に 挨拶 を する 。これが 僕の 日課 。
これを すると 皆 僕が 元気 だって 認めて くれる 。
只 この日 は 違った 。
『 ぁ – 御免 、ちょっと 今から いむ と 話したい 事 あるから 抜けて 良い ? 』
急に ないちゃん が 言った 言葉 に 少し 身体 が 強ばった 。でも バレない 様に して ないちゃん に 着いてく 。
着いた 部屋 で ないちゃん が 放った 一言 は 今の 僕に とって 衝撃的 な 言葉 だった 。
『 ねぇ いむ .. 』
『 *なんか 隠し事 してる でしょ ? ..* 』
「 ぇ ぁ なッ なんで ッ 、わか っッ .. 」
指先 が 震える 。バレてない 筈 なのに 。
何で 。 どうして 。一番 迷惑 かけたく ない 人に バレる の 。ねぇ なんで 。
『 悩んでるん だった ら゙ 言ってよッ .. 』
震える ないちゃん の 素敵な声 。ぁ – あ 怒ってる よ 。どうしよ う 。大切 に 思ってる 人に 負担掛けて 怒らせ たく ないのに 。
そう 思って 顔を 上げた 先に 写る ないちゃん は 頬に 一筋 の 水を 伝わせて いた 。
「 な ッ .. 何で 泣い t 」
『 何でよ 何で 頼って くれない の っ゙泣 』
『 メンバ – でしょ 支え合う のが 本来 の メンバ – の 在り方 なんじゃ ないの ッ ?泣 』
『 そんな 信用 なぃ゙っ ? 泣 』
『 皆 いむを 助けた い って 思って るん だよ ッ 。泣 』
『 少なく とも 俺は ッ゙ 、 』
『 大好き な いむ が 我慢 してる のが 一番 嫌だ ッ .. 泣 』
「 っ゙ .. ぁ 」
目の前 で 泣きじゃくる ないちゃん が 放った 最後 の 言葉が 頭を ル – プ する 。大好き って 言葉 が 。
「 .. ねぇ ないちゃん 、 」
「 今 好きって 言っ゙た ? 恋愛的 な 意味で ? 」
興味本位 で 聞いて しまった 。
そんな事 ある筈 無い って 思ってる のに 心の 端では 少し 期待 して しまっている 自分 が 居る 。
『 ぁ 、ぇ うん 泣 』
『 こんな 時に 言う つもり じゃ 無かったん だけど な .. 泣笑 』
『 付き合って 欲しい 駄目 .. かな 。泣 』
ぁあ 、その泣き顔 が 凄く 綺麗に 見える 。 こんなに 綺麗な 顔 を 見るのは きっと 最初で 最後 だって くらい に 。
「 御免 ね 。それは 出来ないや 、 」
真っ先 に 出てきた 言葉 は 断り の 言葉 だった 。
「 ないちゃん の 事 ずっと 好きだった 」
「 今も 大好き なんだよ 」
「 でも ね ? 僕と ないちゃん じゃ 僕が 無能 で 価値 軽すぎて 価値が 重い ないちゃん とは 釣り合わない の 笑 」
「 だから 御免なさい 」
『 うん 返事 有難う 』
何故か この時 の ないちゃん の顔 は これまで に 無い程 笑顔 だった 。
その日の 夜 僕は 関わった 人 一人一人 に 一通 ずつ 手紙 を 書いた 。 そして その 手紙 の山 を 置いて 僕は 今世 に さよなら を 告げた 。
その中 に ある ピンク髪 の 素敵な笑顔 を 持った 男性 に 綴った 手紙 の 終わりには こう 記され て いた 。
来世 は 一生一緒に いよう ね 。約束 。
30?? 年
新学期 早々 ピンク髪で 素敵な笑顔 を 持った 子 に 出会った 。
『 こんにちは 稲荷 くん で 合ってる ? 』
「 ぁ !! うん っ !! w 」
『 仲良く して ね 俺 乾 ないこ !! w 』
『 ないこ とか まあ 好き に 呼んで ! w 』
「 じゃあ .. ないちゃん っ !! 」
『 え – 可愛い w じゃあ 俺 稲荷 の こと 』
『 いむ って 呼ぶ !!! w 』
「 いいよ – !! 宜しく ね ないちゃん !! 」
『 此方こそ 宜しく ね いむ っ !! 』
「 んふ っ 、なんか 懐かしい .. な ( ボソッ 」
『 ん ? いむ なんか 言った ? 』
「 ん – ん っ 何でも っ !! w 」
今の 自分 は 意外と 好き 。そして 僕 の 前世 が どんな 人 でも 前世 の 僕も 同じぐらい 好き 。
絶対 今世の 僕と 前世 の 僕を 天秤 に かけても 何時までも 釣り合って る と 思う 。
もし 前世に 一緒に 居る と 約束 した人 が 居たのなら 今世 も 精一杯 愛したい な _ 。
コメント
11件
당신의 작품은 훌륭합니다 응원하고 있습니다
しんじゃうんだって悲しかったけど 転生的なことして再会なんてえもすぎる ඉ ඉ スマホのことブルーライトを放つ光源っていうの がちで天才じゃない?