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そらま゚⋆˙⟡#DESIRE
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核爆弾
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『総統の完全勝利! 誓いの弾丸と電撃の誓吻』「我が軍の未来を決める調印(入籍)を邪魔するとは、良い度胸だ諸君。――ならばバトルで決着をつけよう。私が勝ったらマスク、お前は今すぐその婚姻届にハンコを押せ!」「ひ、ひえええ……バトルに勝ったら僕が『妻』として入籍させられるとか、前代未聞だし、意味不明だし……っ!」ユキに没収された婚姻届を取り戻すため、ライはステージでの変則ガチマッチを提案した。カードは【ライ&マスク】vs【アール&リン&ユキ】。アジトの婚姻届(ガチホコ)を守るため、アールとリンはこれまでにないほどの殺気を放ち、ユキも「こんな暴走、絶対認めないんだから!」とオカン力を全開にしている。ステージは海女美術大学。カウントダウンのブザーが鳴り響いた瞬間、ライの目がこれまでにないほど激しくグルグルと回りだした。「さあ、刀を抜け……弾丸を詰めよ、私たちの結婚式(戦争)の時間だ!!」その瞬間、ライは漆黒の軍服を翻し、ドンドル銃を両手に構えて爆発的なスピードでスライド(前転)を繰り返した。それはいつも以上の、総統としての「本当の本気」の動きだった。ババババババイン!!と重厚な発射音が響き渡る。「わあぁっ!? ライの動き、速すぎて残像が見えるし!」アールが驚愕する間もなく、ライはドライブワイパーr1の間合いを一瞬で詰め、超至近距離からの精密射撃でアールを瞬殺(キル)。「ライの隣は、私だけのものなのに……っ!」リンが涙目でドライブワイパーカスタムを振り回し、サメライドで突撃してくるが、ライはそれを華麗な空中スーパージャンプで回避。着地と同時にウルトラチャクチを叩き込み、リンと、後ろでシールドを張っていたユキをまとめて吹き飛ばした。「ひ、ひええええ……っ! ライちゃん、一人でチームを壊滅(オールキル)させたし……強すぎてマジで惚れ直すし……!」後ろでドンドル銃のインク回復(サポート)だけをしていたマスクは、その圧倒的な美しさと強さに完全に魅了されていた。試合終了のホイッスルが響く。画面に踊る『WIN』の文字。ライチーム内での超決戦は、ライの圧倒的な完全勝利で幕を閉じだ。◇「勝負はついたな。さあ、調印(ハンコ)の時間だ!」アジトに戻るやいなや、ライはユキから婚姻届を奪い返し、マスクの前に突きつけた。ライの神がかったバトル姿に完全にノックアウトされていたマスクは、もう抗うことなどできなかった。顔を真っ赤にしながら、ポケットからマイハンコを取り出す。「も、もうどうにでもなれだし……っ。ライちゃんの夫(妻)になってやるし……!」ト、ン。マスクのハンコが、綺麗に妻の欄に捺印された。「よくやった! 諸君、市役所へ電撃作戦(入籍手続き)を敢行するぞ!」ライはハンコが押された婚姻届をガッと掴むと、隣で白目を剥いて泣き崩れているアールとリン、そして「あーあ、もう止められないわ……」と諦めたユキを置き去りにして、マスクをお姫様抱っこしたままアジトを飛び出した。ものすごいスピードでハイカラシティの市役所の戸籍課へと突入したライ。「頼む! これの許可(受理)を!」と、息一つ乱さずに婚姻届を窓口に提示する。受付のインクリングは、軍服姿のガールがネクラなS4(マスク)をお姫様抱っこしたまま提出してきた婚姻届を見て完全に硬直したが、書類に不備が一切ない(ライが完璧に裏調査して書いた)ため、速攻で「は、はい……受理いたしました。おめでとうございます……」と許可を出した。「フハハハ! ついに我が軍の最高機密が完全合法となったぞ!」◇アジトのリビングへ戻ってきた二人。ライはお姫様抱っこしていたマスクを、そっとソファのクローゼット近くの柔らかいクッションの上に降ろした。マスクは顔を真っ赤にしたまま、フードの紐をきゅーっと引っ張って顔を隠している。「ひええ……僕、本当にライちゃんと結婚しちゃったし……夢じゃないし……?」ライはそんな可愛らしい自分の「妻」を見つめ、フンスと満足げに鼻を鳴らすと、ゆっくりとマスクの前に片膝をついた。そして、マスクのフードを優しく指先で外す。「マスク。これからは生涯、私の隣で最高のブキを作り、最高の服を仕立て、私に支えられて暮らすのだ。我が愛しき妻よ」「ら、ライちゃ――」マスクが言葉を紡ぎきる前に、ライは静かに顔を近づけ、彼の唇に優しく口付け(誓いのキス)をした。漆黒の軍服のケープが、二人の影を包み込むように重なる。「ん、んんっ……!?!?」マスクの頭頂部から、今までの人生で見たこともないほどの大量の紅白の蒸気が大爆発を起こすように噴き出した。顔面がインクの限界を超えて真っ赤に染まり、心臓の鼓動がアジト中に響き渡るほどの音を立てる。「ふむ、これで調印式はすべて完了だな!」ライはいつもの気さくでクールな笑顔に戻り、マスクの頭を「よしよし」と愛おしそうに何度も撫で回した。マスクは完全に限界を迎え、とろけきった幸せそうな笑顔のまま、ソファの上にフニャフニャと崩れ落ちて気絶(成仏)するのだった。「うわああああん! ライの唇があのネクラ宇宙人に奪われたーーー!!」と床を叩いて号泣するアール。「もう許さない……明日から毎食、マスクの料理に超激辛スプラッシュボムチップスを混ぜてやるわ……」と暗黒のオーラを放つリン。「はぁ……。まあ、こうなったらお祝いのケーキでも買ってきてあげるわよ。末永くお幸せにね、二人とも」最後はやっぱりオカンらしく、呆れつつも温かい目で見守るユキ。こうして、ハイカラシティの歴史に深く刻まれる(?)最強の戦闘狂総統と、天才職人な妻の、賑やかで不穏で、最高に甘い新婚生活が幕を開けるのだった。(第一部・完)
コメント
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第15話、一気に読んじゃいました! ライの本気バトル、あのスピードと精度は本当に圧巻で、思わず息を呑みました。そして「第一部・完」という区切り、ここまで駆け抜けた物語の重みと幸福感がじんわり伝わってきます。最後のユキの「お幸せにね」にほっこり。新婚生活、これからどうなるのか気になりますね! お疲れ様でした!