この作品はいかがでしたか?
8,055
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この作品は
・青水
・irxs
・喧嘩
・R-15(そういう表現があるため)
です。
地雷、または15歳以下の方は(できるだけ)見ないようにしましょう。…ダレデモミテネ
\_(・ω・`)フタツトモ重要項目!
【nmmnルール確認!】
✔自分の名前、自己紹介欄、自分の投稿してる作品名、作品説明欄、コメント etc…
本人様の名前は伏字を使いましょう。
✔アイコンや、自分の投稿している作品のサムネイル、自分の投稿している作品の登場人物アイコンetc…
公式様のイラストや、他の人が描いたイラストを無断で使うのは辞めましょう。
✔作品のハッシュタグを付ける際、私たちが書いているのが一次創作(1から自分で考えた作品)なのか、二次創作(irxsなどの元があるか)考えてください
二次創作に#オリジナルと付けるのは辞めましょう。
✔本人様や本人様の関係者、一般のファンの方々が目の届く事がないよう配慮をしましょう。
サムネのイラストはまだ未定なので、出来次第サムネをつけます。
R-18では無いので、この作品では載せる必要はないと判断させていただきました。
それでは見ていってください👋
不器用
────────────────────
─水side
僕は今すごく焦っている。
尋常じゃないくらい。
─数分前
「ふふふ〜ん、ふんー、♪」
このご機嫌良く鼻歌を歌っているのは紛れもない僕、ほとけです。
唐突で悪いが僕はいれいすという歌い手グループのDiceNo.2のほとけ。
リスナーさんに内緒でお付き合いをさせてもらっている人がいる
同じグループのDiceNO.5のいふくん。
リスナーさんにはビジネス不仲なんて呼ばれ方をしているし僕たちも軽い言い合いは裏でも全然する。
でも多分普通に見てみれば仲むずましい2人って感じだと思う。
いれいすメンバーもみんなそういう感じだと思うし。
付き合った理由は告白されたから。
もちろん僕だっていふくんは大事なメンバーで、仲間で、友達だから、
いふくんから恋愛的な意味で見られているとは思わなかった。
告白されて、恋人になって、
なんとなーく僕の方がいふくんを意識しちゃって避けて、……そうこれが1番初めの喧嘩。
多分言い方で察せたと思う。
僕たちは相当な数、喧嘩をする。
だいたい僕が原因だけど…
でもメンバーにも協力してもらって、いふくんとも何度もお話して、
この前、付き合って1年記念になった
数日前の出来事だけど思い返すとほんと今日の事なんじゃないかってくらいしっかり思い出せる
お酒が入ってアホみたいな会話を思い出すだけで少し口角を上げてニヤけてしまう。
青「ほとけー?お風呂長いでーー!」
部屋の廊下ら辺からそんな声が聞こえる
うそっ…
と思い、お風呂についてある小型テレビをつけて見ると確かに入ってから40分は経過している。
急いでお風呂から出る。
身体を拭いて…服着て…
洗面台の隣にかけてあるドライヤーが目に入る。
ちゃんと拭かずに出るといふくんが丁寧にドライヤーしてくれるんだけど…
長い…
いや、めっちゃ丁寧にしてくれるのは助かるんだけどさ!?
その几帳面をなぜ部屋の掃除に役立てないかなぁ………(←同棲すると言う話になった途端あにきにびっちり嫁修行された人)
水「はぁ…」
少しため息をしてドライヤーに手をかける
水「いふくんお風呂いいよーーー!!!」
もう着替えたのでいふくんを呼ぶ。
数分たって、脱衣所のドアが開く
青「遅いわ。」
水「いいの!先に入れって言ったいふくんが悪いもんねー!」
青「それはまだ資料つくり終わってへんから言うたやん!」
水「そんな早く終わると思ってなかったの!」
青「あー、もー、はいはい」
青「入ってくるから、洗濯機回しといて、」
水「んー。」
とお風呂に入っていく。
洗濯機に入ったズボンを取り出す。
水「(なんでズボンとパンツ一緒に脱ぐの?!この人!僕に対する家事ハラ!?)」
水「(変なところガサツなんだから…)」
1度ドライヤーを置いて、洗濯機を回す。
ドライヤーをもう一度……
水「…あれ?」
指輪がない?
ちょっと待ってさっきまでそこに置いてあったのに…
指輪は1年記念の時にくれたプレゼント。
いつも付けてるけどお風呂に入る時は外してここに置いてあるんだけど…
ということで冒頭のめちゃくちゃに焦りまくっている僕に戻る。
本気でどこにもない。
洗濯機にもしかして入り込んだ…?
でも洗濯機の反対側に置いてたし…
青「…ん、どしたん?」
風呂から上がってきて妖艶な雰囲気のいふくんには悪いがそれどころでは無い。
水「…い、いや?」
水「…な、なんでもない!」
そそくさと逃げるようにして脱衣所を出る。
リビングのソファに座り三角座りで頭を悩ませる。
水「……どうしよう、」
くれてからずっと付けて、本当に大切にしようって思ったのに…
指輪の無くなった手を見て少し涙腺が緩む
目を膝に押し付ける
無くしたなんて言えない
けど、言わなかったら、、、
気づいた時、いふくんだって悲しむだろうし、信頼も失っちゃう…
青「…ほとけ?」
うずくまっている僕を心配するように見る
青「どしたん…?、さっきまで普通やったやん…」
水「………」
水「あ、のね………」
勇気を出して言葉を出す
水「無くし物しちゃって………、」
青「…?そんな事なん?」
青「ほとけはなんでもよく無くすやん、」
青「今更、そんな──」
水「…ッ、!」
水「そんな事って何!!」
青「はぁ?いや、元から色んなもの無くしてるやろ?」
水「ッ、いくらなんでもその言い方なくないッ?!」
水「誰だって…ッ大事なもの無くしたら悲しいでしょ!!」
青「…俺があげたもんすぐ無くすくせに。」
青「なんなん?これまであげたもんはほとけにとったら別に大切なもんでもなんでもなかったんやな?」
水「ッ、ちが、っ、」
青「違くないやろ、何泣いてんねん。」
青「俺の方が泣きたいくらいやわ。」
青「あげたもん全部ほとんどほとけにとっては要らんもんやったんやな、ごめんな?邪魔なもん渡して。」
水「ッ…ちが、っ、」
水「うッ…うぅ…っ…、」
青「はぁ…」
水「ッどいて……っ、」
青「…?はぁ?」
青「待っ、どこ行くねんこんな時間から、」
水「ッ、…うるさいっ!」
水「…ッ、いふくんには関係ないからッ!…」
スマホだけ持ち玄関に向かいドアを開ける
青「ほとけ!」
水「うるさいッ…うるさい!、もういふくんの声も顔も見たくないッ…!」
ガチャンとドアを閉める。
いふくんなんか知らない。
大っ嫌い。
────────────────────
白side
ピンポーン
白「…?」
動画の編集をしていると玄関のチャイムが鳴る
こんな時間に?
すたすたと玄関に向かってドアを開ける
白「…!?」
めちゃくちゃに泣いてるいむくんがいた。
白「え?え?どしたん?」
白「えーと、まず入りーや、話は後な?」
水「ッ…ぅ、うんっ…グスッ、」
入るなり部屋の隅でうずくまってしまった。
白「まろちゃん…?」
え?また喧嘩っすか。
水「ッ…しらないっ…あんなやつ、だいっきらいッ…」
oh……
こりゃまた大袈裟な喧嘩をしてきたようで…
白「そうやな…うーん……(苦笑)」
白「らびまる渡しとくな?」
白「俺動画編集あるねん…泣」
水「ぅッ…うんっ……ッ…うぅ…」
めっちゃ悲しんでますやん。
え?
動画編集を盾にして自室で電話をかける。
そうまろちゃんに。
白「………」
プルルルルプルルルル……
2コール以内に出ないなんて珍しい…
こりゃあっちも相当沈んでますな…
プルルルル…
青「………どしたん、」
白「あー…うん、生きとる…?」
青「……生きてる…ッ、グスッ」
白「……おけ、泣」
死んでる…泣
白「どしたん、何が原因?」
青「…分からん…ッ、多分俺が言い過ぎてもた…」
白「発端は?」
青「…ほとけが、無くしもんしたらしくて…ッ、いつもの事やんって言ったねんけど、…多分、」
白「…?いつもやったらそんなん煽りでまろちゃんよく言ってない?」
青「…ッ言ってるけど…、勢いに任せて俺が相当言ってもたッ……かも……っ、」
青「…っ…俺がッ、グスッ、責めすぎてもた……」
あかん、
これはあっちにも誰か送らんと……
りうちゃんとあにきがまろちゃん担当やから……
(よく喧嘩するので担当が別れている)
白「おけ、まろちゃん、一旦電話切るで?」
青「ぅ…うんッ、」
即急にあにきとりうちゃんに連絡や…泣
後、ないちゃんは俺と同じいむくん担当やから………泣
────────────────────
赤side
赤「…はぁっ…ッ、はぁ、!」
あぁもうくっそ、なんで風呂入った後に全力疾走しないといけないの!!
また喧嘩?
ちょっと前1年記念迎えたばっかじゃん!
まろ(青組)の家に着く
息を整えてから、ドアを開けて中に入る。
赤「はぁー…ッ、まろ〜?」
リビングに向かう廊下でスマホを確認するとあにきも今向かっているそうだ。
リビングに入り、ソファの方を見ると
明らかにしょげたまろがいた。
赤「あぁ…もう、抜け殻みたいになってるじゃん……」
青「…ッ、グスッ………っ……」
赤「まろ、初兎ちゃんからは喧嘩したらしいって言われただけだからちょっと理由聞かせてくれる?」
青「…ッ…、俺が、…ほとけに……言い過ぎてもて……ッ……っグスッ」
赤「今回は珍しくまろが原因なのか…」
赤「言い過ぎたって、何?いつもの煽りから悪口に近しくなっちゃってほとけっち怒った感じ?」
青「いや…っ…ッ、その、、ッ、」
あーやっべ、思い出してまた泣きそうになってる…
赤「あー、待って、ゆっくりでいいよ」
赤「ごめんごめん、」
青「おれがッ…、わるいねん…っグスッ、」
青「あいつ、ッ…色々と無くす事…相当気にかけてたんやっ…ッ…ほんとは……っ…おれがッ……きづいてやれんかってん…ッ…ズビッ」
赤「…っ、」
赤「…!あに───、」
黒「はいはい、あんたらのお母さんが来たったで!!!」
黒「まろっ!!こっち見ぃ!」
俯いてぼろぼろと涙を流すネガティブモードのまろの頬をあにきが両手で覆い、無理やり目が合うようにする。
黒「まろ、いっつも相談とか乗ってくれてありがとな?」
黒「まろは頭ええし、人の些細な変化にも気づけるほんま優しいやつや。」
黒「でもな?
まろやって、人や。
失敗やってするやろうし、時には衝動的に何か相手が傷つくような事やって言うねん。
気づけんかった?ほとけが言ってもないのに気づける訳無いやろ。
相手の事察したろう言うんはまろの優しさなんやろうけどな?
恋人なんやろ?
相手に聞くっちゅうんも信用ちゃうの?」
青「ッ…っ、きくなんてッ…情けないやん、グスッ」
黒「情けないからなんやねん…
ほとけがまろに情けないなんて思うわけないわ。
思ったとして、そこで好きじゃなくなるような関係ちゃうやろ2人。」
黒「ほとけ自身に怒っとる理由聞いてみ?
もしかしたらちゃうかもせぇへんやん。」
青「うッ…うぅ……っ…ッ、」
黒「な?
逃げてもたほとけをまろの所に連れ戻すのはメンバーが協力したるからな。
ちゅうても、いつかはメンバーの助け無しに2人で解決出来るようなりぃや?」
青「うん゛ッ…グスッ、ありがとぅ…ッ、」
赤「流石お母さん……」
でもこれまでの喧嘩を思い出してみると、まろがほとけっちに怒った理由を聞き出すことはなかった気がする
いつもまろ自身は的確に分かっている状態で、その上でどうほとけに伝えるか…
みたいな所で悩んでたんじゃなかったかな……
黒「こんなしょげとるまろ初めて見たわ……」
赤「ていうかほとけの方どうなったんだろ…?」
黒「多分初兎の家やわ…」
黒「初兎自身はないこから返信がないからないこの家行っとるっぽいけど…。」
青「……っ!」
青「ッ…ないこは、昨日VOISINGの事で一睡もしてない…はず…、しかも今日は実写動画の現地取材行ってたから……」
赤「…もう帰ってきてるとしても、ないくんの睡眠の方が大切だね…。」
黒「それなら今回はほとけの方にも俺行こかな。」
赤「一応、まろ電話かけてみたら?」
赤「もしかしたら少しでも落ち着いたかもよ、」
青「………」
まろがスマホを手に取り、電話をかける。
すぐに電話は切られ、
しかもまろがまた辛い表情をした。
もう1mmたりとも力の入っていない手からスマホをとると、
[電話かけてこないで。]
[きもい、]
[嫌い]
赤「………まろごめん。」
青「ッ……いいよ………っ、グスッ」
黒「あ、初兎から電話や。」
と、あにきが電話を取った。
黒「…どした────」
白「いむくんがおらへんっ!!!!」
青「………は、」
白「そっち居る?」
黒「…おらん…、けど…」
白「どうしよ、、らびまるも置いていったようやからどこに行ったか分からん」
白「らびまるに聞いても、外に出たとしか言わんし、、、」
青「…ほとけ、、」
まろが立つ。
赤「まろ…、どこに行くの、」
青「どこに行くって……そんなんほとけを探しに行くに決まっとるやろ、、、」
赤「まろまでどっか行ったら、、」
青「大切な人がどこにおるかもわからん状態で大人しく待っとけ言うんか!?」
黒「りうら、俺らも手伝うで…」
赤「……ッ、う、うん…」
黒「まろ、一応メール送ったらちゃんと返してや。」
青「……分かっとる…」
まろがガチャンと勢い良くドアを閉める。
赤「……大丈夫…だよね…」
黒「不安なんは分かるで…分かるけどな……信じたろうや…2人を。」
青side
スマホに通知が届く。
もう帰ってこいというあにきからのメール。
時間は午前3時。
夜、そう、初兎から
ほとけがいなくなったという連絡が入って
何時間も時間がたっている。
ほとけに連絡を送っても誰も既読がつかない
夏が終わり、秋の変わり目。
用意が早めの店にはハロウィンの用品がもう売られている。
ぽたぽたと汗が流れてる。
額から汗が垂れる。
同時にもう枯れ果てたであろう涙も出てくる
良くない考えが頭を過ぎる。
ちょっとだけ期待してた
どうせ帰ってくるって。
これまでと同じように、すぐ泣きながら帰ってくるって。
重い足取りで家に着く。
いつものようにドアを開けても、ほとけからのおかえりという言葉がない。
赤「……まろ…」
情けない。
ほとけにもメンバーにも見せる顔がない。
ほとけ…
会いたい。
ほとけは俺を見たくないかもしれない。
だけど
だけど…
自分勝手で本当に情けないけど…
ほとけを見させてくれ。
会わせてくれ。
俺よりも小さくて細い彼を抱きしめさせてくれ。
黒「まろ、無くしもんの話やけど。」
黒「初兎に頼んでみて、らびまるが、洗面台の隙間に入ったこれ、見つけてくれたで。」
赤「これ、1年記念の時に渡した指輪でしょ?」
赤「ほとけっちの言ってた無くし物はこれじゃない?」
ほとけにあげた指輪。
決して結婚した訳じゃない。
ただアクセサリーとして渡したこの指輪を
ほとけは左手の薬指につけていた。
あげた次の日からずっと。
可愛いなぁって。
ガチャッ…………、
後ろを振り返る。
桃「あ〜…?、、おはよー、みんなの探しもん届けに来たよー、」
と、心底眠そうな表情と、言い方で、後ろにいるであろう人物に入るよう催促する仕草をするないこ。
青「っ………ッ、!!!」
水「…ぁ、…い、いふくん、」
相当泣いて、目を沢山擦ったのだろう
目が赤くなっている。
青「…ほとけッ!!!」
心の中でほとけに抱きつきたいと思った時にはほとけに抱きついていた。
体が何よりも早く動いた。
青「ッ、ほとけッ…、無事でよかった、…、ッ、」
青「心配したッ、スマホの既読もつかへんし……グスッ…、メンバー誰もほとけの居場所が分からへん言うし…ッ……、」
水「…ご、…ごめん……ッ、グスッ」
青「ッ…俺から逃げてええから…ッ、せめてっ、グスッ…メンバーのとこおってや……ッ、……」
水「……ッ、グスッ……みんな、どうせ僕の事信用してないんだって…ッ、、」
青「…ッ?ほとけ…?」
水「ッ…初兎ちゃんだって…ッ……、僕にうそついて、いふくんに電話してた……っ…グスッ」
水「ッ…いふくんの方が頭良いからッ…、っ、いふくんが正しいからっ……ッ、…」
白「ッ………、、、」
水「ッ僕に…誰も、っ、グスッ…寄り添ってくれない、じゃん…ッ、」
水「僕ッ……ぼくっ……ッ、、」
水「ッぼくもっ…グスッ、ここにいるよっ…グズッ」
青「…ッ…!、…」
水「ッ、ぼくッ……、いれいすに必要ない…?ッ…」
水「ッ…みんなの友達じゃ、ッ、ないの…?」
水「…ッ、みんなから見たぼくは…ッ、」
水「ッほっとかれるくらいならッ…、へっちゃらにみえるの…?ッ…グスッ……」
桃「いむ、川に飛び降りようとしてた」
黒「…ッ!!」
赤「…ほ、ほとけっち、…」
桃「…俺がちょうど帰りのタクシーで
たまたま
いむの行動を防げたの。」
桃「少しでも遅れてたりして見つけれなかったらどうしてくれんの。」
桃「リスナーにどう伝えんの。」
桃「いれいすどうなんの。」
桃「ねぇ、まろ。」
青「…っ………、」
桃「喧嘩多いのは正直どうでもいいよ」
桃「いれいすだって喧嘩してギスギスしてた時も仲良いように振舞って動画撮ったもんね。」
桃「まろの恋心も、いいよ、好きに付き合ってくれればいいよ。」
桃「でも、喧嘩してさ、いむ自身が本気で自分の存在価値すらも疑い出すって何。」
桃「死にたくなるってどういうこと。」
桃「ねぇ、まろ。」
桃「ほとけっちの彼氏向いてんの、まろ。」
黒「ないこッッ!!!」
水「ッ…グスッ…うぅ……ッ、、ッ…」
赤「ないくんッ…流石にっ……、」
青「…」
白「ないちゃん…、いむくんを1人にしたんは俺や、俺やから……ッ…」
白「まろちゃんはただ、、…喧嘩しただけで…、まろちゃんは悪ない…からッ………ッ、」
桃「初兎ちゃんの家にいむが言った理由って何?」
白「…ッ、、まろちゃんといむくんが…、喧嘩して………」
桃「で、この喧嘩自体どっちが悪いんだっけ?」
白「…………ッ、、」
桃「まろ、」
桃「俺は正直本気でいれいすやってんの。」
桃「そうだよね?みんなもそうだと思ってる。」
桃「いれいすに支障が出るんだったら。」
桃「ほとけっち悲しませるくらいなら。」
桃「本気で別れて欲しいんだけど。」
青「……ッ…、」
青「それでもッ……ほとけが好き…です、俺は」
青「…いれいすに支障は出さない。」
青「ちゃんと俺らの中で解決出来るようにする」
青「ないこに、…」
青「リーダーに何を言われても、俺はほとけが好きやから、」
青「この気持ちは本気で変わること無いて思っとるから…。」
青「…不器用なりに……、頑張ので…………」
青「まだ、ほとけを俺に独り占めさせてもらえませんか、」
───────────────
青「…ほとけ、その、」
水「え、っ、え何w、」
青「真剣な話ねんけど…、」
水「えっ…、何っ……?」
青「好きです」
水「え、、っと………ぉ、?」
青「付き合ってください。」
水「…ふぇ……?カメラないよね…、?」
青「真剣な話言うたやろ。」
水「…好き、?、れ、恋愛的に…?」
青「…うん。」
水「僕、男だよね…?」
青「うん。」
水「……お、女に見える?僕、」
青「んな訳あるか、」
水「……ちょっとだけ気持ちの整理させて…、ご、ごめん、、」
青「うん、いつでも返事待ってる。」
──────────────
水「…ふへへぇ…///、いちねんきねんだってぇ〜!っ、んふふ……///」
青「んん…?なんや、、」
水「ううんっ……いふくんすき、えへ…///」
青「…?、きゅうにどしたんよぉ、…?」
水「…やっぱりさ…///、たくさんけんかしてたじゃーん?…ぼくたちぃ……、
でも…///、やっぱりいまいふくんのことすきっておもえてるっ…んふふッ…///」
青「…ふひひっ…w///、なんやぁ、めっちゃかわええやん〜っ!///…おれもすきやでぇ〜!、このこの〜!」
水「っんもぉ…なんなのっ…///…だるがらみうざいぃ〜っ!!///、」
桃「これからほんと、まじほとけっち自殺するとかなったら別れてもらうからほんと…、」
青「ッ……っはぁ、、はぁ、ほとけっ、……」
赤「やっと元のないくんに戻った…っ、、ッ」
黒「圧やばかったなぁ………っ…、」
水「ッ…グスッ、いいのッ…?、いふくんッ……」
青「ええに決まっとる……、好きやから…世界一ほとけのこと愛してるよほんとっ…」
水「でもっ……指輪ッ……ッ無くしちゃって……」
青「はぁ…?んもぉ…まだそんな事なん…?」
水「そんなって…!」
青「ほとけ、左手出して…」
水「え…?」
青「………はい…、指輪。」
水「……〜ッ!!!!?」
水「えっ…!っ、これ、ッ、これっ!!!」
青「……チュ…、これからは無くさんでな?」
水「…ぅ、うんッ、えへっ、///」
桃「一件落着?…
はぁ…俺帰って寝なきゃ……」
水「あっ、ないちゃんごめん…」
桃「いいよいいよ…、」
白「指輪、らびまるが見つけてくれたんやで〜!褒めたって〜!」
水「らびまるありがとね、!」
黒「じゃあみんな解散やな。」
黒「ないこもやし、ほとんど誰も寝てへんやろ?家帰ってぐっすり寝てから夕方くらいに会議でええか?」
赤「ほんとだよ…青組が心配で一睡も出来なかったんだから…、」
桃「リーダーはそれでOK〜」
白「俺も賛成〜!」
青「ほんと迷惑かけてごめん」
水「僕も…、ほんとにごめん……」
黒「全然ええねんで〜!
子供の恋愛事情にもちゃんとアドバイスしたらんと、あんたらのお母さんやってけへんからさ〜!ちゃんと頼ってや!」
赤「謝ることないよ、青組の問題に関わらず、どのペアだって喧嘩ぐらいするじゃん!
友達でしょっ!助け合い!助け合い〜!」
白「せやせや、なんだって助け合いの精神やでっ!
特に俺はまろちゃんにはいっつも助けられとるし、親友のいむくんにも沢山相談させてもらってるし!」
桃「まぁ…別れろなんて思ってないけどさ、
もう2人腐るほど喧嘩したでしょ、2人は不器用なりに相手を思いやりなよ、ちゃんと。」
青「…ありがとう、みんな、…不器用にまぁ、頑張るわ!」
水「…ッ、グスッ…ぅ、うぅ…ごめっ…ん、…ありが、とうっ…!ッ、」
白「あーもー、いむくん〜!!w」
赤「もうみんな帰るよ〜!w」
────────────────────
青side
──夜にて、
青「……じゃあもう抜けるわ俺、」
桃「んー、」
水「じゃあ僕もっ、」
黒「おー、んじゃおやすみ〜、」
喧嘩して、仲直りをした当日
朝(4時)、に皆が帰って行った。
どっと疲れが急に来て、眠気が襲った。
それはほとけの方も同じなようで、一緒に寝るか!と、2人ベッドに沈んだ。
起きたのは昼の1時頃。
しっかりと昼飯を食べたい気分でも無かったので、コンビニで軽くつまむものを買って2人リビングでだらだらと作業をしていた。
ちなみにこれも過去の喧嘩によるものだ。
いれいすの活動に加え、俺は仕事もあるため、2人の時間がそうそうなかった。
同棲始めた家というのは俺たちが寝るためだけの場所と化した。
まぁ、喧嘩にも発展し、どうにか2人の時間を過ごそうと考えた結果が
作業を各自室ではなくリビングで一緒にやろう
ということになったおかげだ。
どうでもいい会話が意外と必要な物で。
ほんの少しのスキンシップが意外と大切で。
リスナーを前としない、
たった2人だけの不仲じゃない俺らが
とても心地よくてしょうがない。
夕方になればいれいすメンバーとの会議。
いい感じにみんなの意見がまとまってスタッフさんとの確認も取れて、後はもうだらだらとメンバーがチャットから抜けていく。
俺も時間を見て、抜けたのが先程の会話だ。
青「先風呂入ってくるわ。」
水「おけ〜、上がったら言って〜、」
青「…ふぅ〜、上がったで、ほとけ風呂入ってきぃ。」
水「んー…」
と、パソコンも閉じずに行ってしまう。
ちらっと目に入った画面は編集画面。
人のために努力をする、いや、出来るようにしたほとけは凄いと思う。
馬鹿なように見えて、初めての事を理解する事に対して彼は長(タ)けている。
飲み込みは早い、慣れるまでに時間がかかるタイプなんだろうなとは、初期メンバーの3人の頃から何となく察していた。
ゆっくりソファに沈む。
静かになったリビングに、ほとけがガチャンと風呂の扉を開ける音がした。
青「(…あー、上がったんやな〜……)」
と、ぼんやりと考えスマホを付ける。
Twitterを開いて…それから、TikTokも開いて…
青「…んー、ほとけおかえり〜、」
特にほとけのほうには顔を向けず、スマホを見つめながらそう言う。
ほとけがソファに座ってきたと思った矢先、
ほとけが俺の肩に頭をこてんと置いて、俺の方に寄りかかってくる。
青「(ん?え、?んぉ?…)」
目線だけほとけのほうを向けると俺の服を着ている、しかも下は何も着てない。
ここまで俺が身長でかくて良かったと思った事はない。
上から見下ろすと、俺のぶかぶかなパーカーからシャツも何も着ていないほとけの裸体が見えてしまう。
青「(…これは…夜のお誘いでええんよな…?)」
流石にその真っ赤になった顔で、
水「お風呂で慣らしてきたから…、その…///」
とか言ってきたら無理よ!?
俺だってまだ男…、
水「…ぁ、///、あの、…いふ…くん…、、///」
青「(………ッ……やっべぇ……///)」
勝手に期待しているだけで特に何も無い場合もある…そうだ…、円周率だ円周率……
3.1415926……7?(馬鹿)
水「…ッ///、仲直り…っ、ぇ…///、えっちとか…///…だめ、か、な……////」
青「(うわっ、今日命日だわ……まじ…///)」
水「そのッ……、ぼ、ぼくね……、っ///、お風呂で……その…ッ、///…慣らしてきた……から…」
水「その…ッ…、、んむ!?///」
触れるだけのキスをしてやり、ゆっくり離す
青「………ほとけ、っええんやな…?、」
水「ぁ…え…///、ぅ、うん……、///」
ほとけがゆっくり俺の首に手を巻き付けてくる
恥ずかしいのか首に頭を埋めてくる
青「ほとけ…流石にっ……、///」
きつい。
制御が効かなくなる…
水「…ぇ、えっと…ッ///、」
水「ッ…ベッドまで……っ、///」
青「はぁ…?、っ運べと…」
水「…ッ…そっちの方がさ…ッ///、…寝ちゃっても……大丈夫…でしょ?…///…ッあは…っ、//」
何言ってんだこのあほ。
青「はぁ〜っ!💢」
ムラムラとイライラが同時に来て色々とおかしい。
ほとけを抱っこして、
耳元で囁いてやる。
青「寝れると思ったら大間違いやわ、」
青「絶対寝かせんわ…朝までたっぷり愛したる…」
水「ッ…〜〜っ!///♡♡」
恥ずかしくなったのか、また首に顔を埋める
自分で言うのもあれだが、相当ほとけは俺のイケボが好きらしい。
いつものふわっとした好きも、もちろん好きらしいけど。
いま求めとるんはそう言うんちゃうやんな。
不器用なりに察したったで、このあほとけが
────────────────────
不器用 —-[END]—–
────────────────────
ここまで読んで下さりありがとうございます!❣️
約1万2000文字お疲れ様でした!🍀
コメント
101件
途中ないちゃん好きになりました!なんか、うん。すごい、青組が本気で喧嘩したらあぁいうふうに拗ねそうだなって感じがしました!
初コメ失礼&バチくそ遅い時差コメ失礼しますっ!! 神作ありがとぉぉございますッッッ!!!! 桃さんの圧と怒り方が、リアルでほんとに怒ったらあんな感じなのかなぁ?とか青組喧嘩したらこうなりそうだなぁ。とか黄さんの慰め方もこういうだろうなぁとか、白さんの対応の仕方とか、赤さんの聞き方とか、もう🎲様全てがこの作品にぎゅっ!!ってなった感じで面白かったですっ!! 返信続きますっ!
多分すっごく遅れてる時差コメかと思いますが失礼致します(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)🙇♀️🙇♀️ 多分青組が喧嘩したら絶対こんな感じだろうなというのが伝わってきました!!✨️ 語彙力しかなくて羨ましいです🥺 神です😇✨💕勝手ながらフォロー失礼させていただきましたm(_ _)m 1万2000文字もお疲れ様です!🍵 長文失礼しました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”