昼ごはんが食べ終わり授業に向かう
兄ちゃんはモブ子が授業を抜けているという噂を聞き、兄ちゃんも授業を抜け出している
蘭(モブ子っていないかな……)
スゥスゥ……
誰かの寝息が聞こえる。
モブ子だ。
咄嗟に体が前に出てしまう
蘭「も、モブ子……?」
モブ子「…ん、……?」
そう言いながら起きるモブ子
モブ子「ん……、あれ、蘭くん?」
蘭「あ、起こした〜?」
モブ子「ううん、大丈夫」
蘭「あー、なぁ、モブ子」
モブ子「?」
蘭「デート行かね?」
モブ子「え」
蘭「あ、いや、」
モブ子「良いよ」
蘭「え、」
蘭「てことなんだよね〜!!」
蘭が自信満々に自慢してくる。
モブ子と行く事がそんなに楽しいのか
竜胆「良かったじゃん、」
そう言いながら少し涙目になる竜胆
竜胆「いつもは休み俺といるもんな」
喋っていく事に悲しそうな顔する竜胆が可哀想だった
好きな奴の恋の悩み聞いてやって
最終的にはデート?
悲しくない訳が無い
ただ俺のこれさえもただの同情に過ぎなかった
授業終わりの放課後
綺麗に染った夕日が目に入る
部活終わりで汗が出てくる
兄ちゃんはモブ子と帰るため春千夜と2人きり
先に口を開いたのは春千夜だった
春千夜「な、なぁ」
竜胆「ん、何?」
春千夜「その、来週って蘭がデート行くから予定ないんだろ?」
春千夜「、俺達もデート行かね……?」
竜胆「デート……?男同士で?」
と言いながらも男を好きな俺が言えたことではない
可笑しく笑いながらも
少し、嬉しかった
竜胆「ん、行く」
春千夜「じゃあ、来週」
そう言いながら春千夜は少し照れながら
頭をかいた
……内心兄ちゃんと行きたかったなんて思ってる自分もいることに気づく
最低_
春千夜「……蘭と行きたかったんだろ?」
竜胆「……え、?」
春千夜「んな悲しそうな顔すんな」
_見透かされていた。
恥ずかしい
最低
申し訳ない
色々な気持ちがぐるぐる回って涙が出てくる
春千夜「はぁ、」
(ギュッ
そう言いながら俺は大きく優しい手で
抱きしめられた
春千夜「気にすんな」
その一言に救われた気がした
それと同時にものすごくキュンキュンした
俺って春千夜が好きなのかな、?
春千夜君の好きな人が垣間見えた感じもしましたがね、
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡300
コメント
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700にしましたぁ!