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紫桃(赤桃) Rなし
本人様関係なし
キャラ崩壊注意
⚠︎2000文字ぐらいあります⚠︎
※多少の年齢差
※自信作消えた鬱憤で書き殴りしました。
少し変かもです。
桜のつぼみが咲き始める頃、3月18日の奇跡的に晴れたこの日に、俺たちは伝統のある高校を卒業した。
卒業式では、ちゃんと一人一人担任の先生に名前を呼ばれ、一人一人卒業証書を貰い、3年生からの言葉、合唱でこの卒業式は幕を閉じた。
そして現在、クラスの皆と写真を撮る時間だ。ワイワイしてるクラスの皆とは違い、俺は友達のなっちゃんと卒業式の感想を言い合っていた。
「はー、まじで泣いた……」
「お前のせいで貰い泣きしたんだけどw」
笑いながら話すなっちゃんと俺の進路は別だ。もしかしてなっちゃんとちゃんと話せるのは最後かもしれない。そんな切ないことを考えて、また目に涙が溜まる。
「うぅ、なっちゃ〜んっ!!」
泣いてるところを見られるのが恥ずかしくて、突然になっちゃんに抱き着いた。
なっちゃんごめん、今だけは肩貸して。
「おい俺の事ティッシュ替わりすんなー!w」
「…あ、おい、後輩来たぞ!」
その合図で俺は腫れてる目を擦り、なっちゃんの肩から離れ後ろを振り向く。
すると、紫頭のやつが来るのが見てた。
「先輩方、卒業おめでとうございます」
久々に聞いた後輩、いるまの敬語。そこで、なっちゃんは他の後輩の所に行くといい、この場を去ってしまった。
「…先輩、めっっちゃ泣いてましたね」
「そこに触れるか??」
2人きりになった瞬間に言われた第一声、泣きすぎ。図星をつかれ、咄嗟に突っ込んでしまった。
「いやだって、入場した時から目潤んでましたやん」
いやきも、!?なんでそこまで見てるんだ??。
「……うわぁ……」
気持ち悪、なんて思いながらいるまのことを軽蔑した目で見つめると、いるまは冗談。なんて言って誤魔化した。
「…それより、お願いがあるんすけど」
そう言って俺に近づき、俺が今着ている制服の上着をグイッと引っ張られる。距離が近くて少し緊張してしまう。
「その第1ボタンくれませんか?」
「……え、第1ボタン…?」
ちょっとニヤついた顔で言われた。 普通は第2ボタンとか第3ボタンが主流だと思うが、なぜかいるまは第1ボタンを選んだ。
第2ボタンって好きな人にあげるとかの意味あるからな。
…やっぱ俺の事好きじゃないのかな。
なんて、恋なんてしていない いるまにそう思っていると、いるまが急かすように口を開く。
「くれるんですか?くれないんですか?」
第1ボタン……正直価値の無いものだと思っているし、意味とかあまり分からないし。別にいいよと俺は上着の脱ぐ。
「これどうやって取れば_
「ハサミ持ってます、糸切りましょ。」
…準備万端すぎでしょww」
いるまがハサミを持っていたお陰で、第1ボタンは傷つかないままいるまの手元に。すると、なんだかいるまは下を向いてしまった。
「いるま?どうした??」
「…いや、なんでも。」
いるまは、俺の第1ボタンをギュッと握り締め、その拳を見てなぜか照れていた。
…なんだコイツ。
そうして俺はいるまと別れ、最後にクラスの皆と担任の先生で校舎の前に並び、記念写真を取り、これで人生最後の卒業式が終わってしまった。
家に帰り、母親と父親、そして姉ちゃんと卒業式について感想を語り合っていた。
「いや〜…ほんと合唱感動したわ〜!」
「お父さん、珍しく泣いてたわねw」
「……なぜそれを言ったんだ…」
そこでまさかの発言、父が泣いていた。いつも強ばっているあの顔が泣いているなんて、想像しただけでなぜか泣きそう。
3年間着た制服を母が整理していると、母に質問を投げかけられた。
「…あれ、らん」
「第1ボタンどこいったの?」
「え?後輩にあげたよ?」
その瞬間、時が止まったように周りが静かになった。後輩にあげたのがまずかったのか、それとも第1ボタンだけは取っておけばよかったのか…。
「……らん、第1ボタンの意味知ってる?」
するとそこで、姉ちゃんが意味を知っているか、聞いてきた。
「え、知らないけど??」
「……あのね、らん」
「第1ボタンには、”自分自身”って意味があるの。」
数秒間、沈黙が広がる。
「それを、他の人にあげるのよ。……意味分かってるかしら?」
何を言っているのか全然分からない。なに?と母に聞くと、突然父が口を開いた。
「…自分を人にあげる……つまり人生を捧げると言ってるのと変わらないことだぞ。」
「………ぇ…?…//」
本当に第1ボタンには自分自身と言う意味はありますが、他の人にあげると人生を捧げるという意味になる訳ではありません!!
完全にわたくしの妄想です😌😌