ソファには勇斗と仁人。勇斗はゴロゴロしながら仁人の膝に頭を乗せてスマホをいじってた。
仁人はぼんやりとテレビを見ながら、時々スマホをいじってる。
 そんな平和な時間の中、
「ねえ仁人〜、ちゅーして」
って、勇斗が不意に言った。
 「……は?今?」
「うん。なんか、したくなった」
「理由が雑すぎ」
 文句を言いつつも、仁人は苦笑しながらちょっと身を乗り出して勇斗の顔を覗き込む。
「……しょうがねぇなぁ」
 軽く唇を合わせた瞬間、
 「お前ガッサガサやんけ!!!」
 って勇斗が大騒ぎ。
 「は?」
「唇、砂漠かと思った!リップどこいったんおまえ!」
「お前がキスしろっつったからしてやったのにそれかよ!ひっでーな!」
 仁人はめちゃくちゃムッとして、腕を組んでそっぽ向いた。
「もう知らない!」
 拗ね気味な仁人が可愛くて、勇斗はニヤニヤしてる
「……ねえごめんごめん、ちょっとこっち向いて!」
「は?」
「保湿してあげる」
「いや自分でリップ塗るからいいって」
 なんであんなに言われたやつにリップを塗ってもらわなきゃいけないんだ、そんくらい自分でできるわ、子供扱いすんな。そんな気持ちで一生懸命抵抗した。
 なぜか勇斗の顔がぐっと近付いてきた。
 唇が触れた瞬間、勇斗の舌がちょっとだけ仁人の唇をなぞる。
思わずびくっとした仁人の肩を押さえたまま、勇斗が唇を食べるみたいにちゅ、ちゅ♡と甘い音を立てて唇を舐める。
 「……ん、ふ」
 唇が離れたと思ったらまたがっつかれる
ちゅ、♡ぢゅっ
「は、っんはやと、。 」
唇が離れたと思ったらこれで保湿されただろ、と言わんばかりのニヤニヤ笑顔で勇斗がこっちを見つめてくる。
「ど?ちゅるちゅるになったでしょ?」
 「……お前、変態だろ!?気持ち悪いんだけど!!!」
 仁人の顔が真っ赤になって、クッションを投げる。
「やめろっ!!変なことすんな!」
「だってガサガサ可哀想だったから〜〜〜!」
「リップでやれよリップで!!!」
 勇斗はお腹を抱えて笑いながら、「でもリップより俺のよだれの方が効くって〜」とふざけ続ける。
 仁人はもう呆れたように溜息をつきながら、
「ほんっっとお前と付き合うのミスったわ!」って呟くけど、
その頬は照れて少し赤い。
 「なに照れてんの〜?」
「照れてねーしー!!」
「かわいい〜俺のよだれで唇べちょべちょじんちゃん〜」
「最悪!ティッシュとって!」
 ________________
リクエストくれたら泣いて喜びます。私が好きなさのじんしか書けないので色々なシチュエーションとかのさのじんもかきたい😭💞
コメント
7件

初めまして!リクエストしたいですけどすごく長くなっちゃうですけど大丈夫ですか?

初めまして!リクエスト失礼します🙇♀️ いつも自分ばかり嫉妬してると思ってる吉田さんだけど、実は佐野さんの方が常に嫉妬してるし愛が重いっていう感じのお話が見たいです! 主さんのお話すごく大好きで、あっという間に全部呼んじゃいました!最高です👍 これからも応援しています🥰