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キーンコーンカーンコーンチャイムの音が学校全体に鳴り響く。その音をうるさいと思いつつ、俺は目の前の扉を開ける。
「ちっす」
「あ、霜月じゃん、おはよー 今日も学校来ないのかと…」
「そのことはさておき、いい加減苗字で俺の名前呼ぶのやめてくんね?」
「えー やだ」
「テメェ…」
そんな何気ない会話を交わす。
それと同時に、教室の扉が静かに音を立てながら開く。
「はーい出席取りまーす」
「先生また遅刻っすかー?w」
「先生は服装迷ってたんだから仕方ないですー」
「乙女か」
「はい、じゃあ霜月 静太」
「はーい」
「今日は学校来てるのか」
「“今日は”ってなんですか…」
「じゃあ次、邑田 雫」
「無視かよ」
「はーい!!」
「はい、今日も元気でよろしい」
「いえーい!」
こんな日々が続くと思っていた。
雀の声が聞こえる。そう、現在時刻6:30。朝である。
「うぇ、また無視…しゃあねぇ、あいつの家行くかぁ…」
「おーい、雫〜?」
遠くから電話のバイプ音が聞こえる。
「おかしいな、あいつ電話絶対出るタイプの人間なのに…」
静かに足音を立てながら目の前にある階段を登る。
「あいつ携帯忘れて出てったか…?」
「おーい雫ー?入るぞー」
扉を開ける。目の前に、微かにだが、人の足が見えた。
「しず…く?」
まじで思いつかないんで読切にします()