「 きみが 大変そうだったから 」
「 え······ ? 」
泣くのを
我慢できない
泣いたら
ダメなのに
でも
嬉しい
誰かに
気づいて欲しかった
心配されたかった
拭いきれない悲しみが
溜まりに溜まってて
辛かった
ああ
私が
欲しかった言葉を くれた
天使は
微笑みかけた
「 ···なんで··· 」
「 なんで···そんなに······優しいの··· 」
「 わたしが きみを 護るから 」
もう
それ以上喋らないで
貴方が発する言葉は
全部綺麗で
涙が
止まらなくなるから
「 またね 」
その日は
よく眠れた
いつぶりだろう
こんなに安心したのは
夜中に目覚めることも
なかったし
ぐっすり眠れた
目覚めると
窓の外で 天使が
覗いてた
「 おはよう 」
「 おはよう··· 」
部屋の中は
相変わらず 冷たいけど
天使だけは
温かかった
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!