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もう元の世界には戻れない
そんな少女たちが住まう場所
少しの怪しさを秘めた古い館は
不思議な魅力と魔力に満ちていた。
どれほど時間が経っただろうか。
ボスはツインテールを揺らしてそっと立ち上がった。
「もう遅いし、お開きにしようか。」
深い青色のショートヘアと瞳を持つ綺麗な少女がこう言った。
「それがいいね。それじゃ、明日は午前3時、持ち物はちゃんと持って来てね。」
それだけ言うと身をひらりと翻し
朝焼けの外に消えていった。
もうすぐ夜明けだが、外は異様なほど静か。
外に人は、誰も居ない。
「遥もここに住めば良いのに。」
「瑞希。遥には遥の理由があるから無理強いは駄目。」
ボスのミクは威厳と風格を纏っていたが、何処か抜けていた。
「あぁぁぁ〜〜〜!?!?!?!?」
「ボス五月蝿い」
「ねねちゃんってば、相変わらず毒舌だね!」
「なんで咲希ちゃんはそんなに楽しそうなの…?」
「みんなどうしよう!遥のお気に入りのティーカップ割っちゃった!!!」
「え………………」
「この欠片はこっちじゃない?」
「違うでしょ、もっと形をよく見て。」
「あっ!持ち手はっけーん!見て見てこはねちゃん!」
「あんまり振り回さない方がいいよ…!」
「ちょっとミク!欠片がもっとバラバラになってるじゃん!」
「ごめん!落としちゃった!」
「接着剤何処だっけ?」
賑やか、でも焦りながら。
割れたティーカップを治療した。
「出来た〜!!!!!」
「後は乾かすだけだね。」
「皆んなありがとう…!!!皆んなが居なかったら私は遥にげっそり絞られる所だったよ!!」
「全然大丈夫だよ!」
「また落とさないように気をつけてよね。」
此処での生活は、温かい……
この温かさを知ってしまえばもう、戻れない。
作者より
モチベだだ上がりすぎて書きましたちょっとコミカルすぎるかもそこは大目に見てね😉