ー翌朝ーガチャッ
太宰「ちゅーやー、今日学校行けるー?」
中也「…頭痛い…かも…」
太宰「ん〜、まだ本調子じゃないんだね……」
中也「うん、ダルい……」ボソッ
太宰「よしよし、じゃあ今日は無理せず休もう。無理して行ってぶっ倒れたら大変だし」
中也「休む……?」
太宰「うん、今日は僕が学校行って用事済ませてくるから、ゆっくり寝てて」
中也「…プリン…」太宰と袖クイッ
太宰「プリン……?あぁ、昨日の?」ニコッ
中也「……ほしい」ボソッ
太宰「ふふ、分かったよ。じゃあ僕が買ってくるね」
中也「……ありがと」
太宰「えへへ、いいんだよ♡ゆっくり寝てて」
(中也、まだ布団から頭だけ出して、うつらうつらしながらも少し嬉しそうに微笑む)
太宰「じゃあ行ってくるね、ちゅーやー」
中也「……いってら……////」
ガチャッ
太宰「ただいま〜」
中也「ん…」
太宰「君の大好きなプリンだよ〜?」
中也「んーん…寄越せ…」
太宰「はいダメー、人から物をもらう時はちゃんとお願いしなきゃダメー」
中也「チッ…覚えてろよっ…はぁっ…」
太宰「ダメー!テイク2!」
中也「はぁっ…はぁっ…」ボヤァ
中也「…欲しい…\\\」
太宰「うん流石に合格」
太宰「はいはい、じゃあちゃんと食べさせてあげるね♡」
(太宰、スプーンでプリンをすくって中也の口元へ)
中也「……あぁ////」パクッ
太宰「どう?おいしい?」
中也「……う、うまい……」ボソッ
太宰「ふふ、嬉しそうだね〜」ニコッ
中也「……バカ……////」
太宰「でもその顔、可愛いよ♡」
中也「ち、違う……照れてねぇし!!」
太宰「ん〜、でもほら、まだプリンあるよ?」
中也「……もう一口だけ……」ボソッ
太宰「はいはい、あ〜ん♡」
中也「……////」パクッ
(プリンを食べながら、中也の頬がほんのり赤くなる。太宰はニコニコとその様子を見守る)
ーそしてー
中也「ん〜…結構熱下がったかも」
太宰「じゃあ熱測ってみて?」
中也「うん」ピッ(体温計を口にくわえる)
太宰「どうかな〜…?」
中也「……36.8℃」
太宰「おぉ、ほぼ平熱じゃん!」
中也「まぁな」
太宰「よし、じゃあそろそろ学校の準備できるね〜」
中也「おう」
ー登校ー
中也「ふぅー…」
太宰「中也〜、無理しないでね〜」
中也「……分かってる」ボソッ
(廊下を歩く二人。昨日までの疲れが少し残っているけれど、中也はしっかり足を運ぶ)
太宰「ほら、まだちょっとフラフラしてる?大丈夫?」
中也「……大丈夫だ、心配すんな」
(教室の前で一呼吸)
中也「ふぅー……やっぱ学校来ると気が張るな」
太宰「うんうん、でも君なら大丈夫だよ。ほら、僕もいるし♡」
中也「……バカ……////」
太宰「えへへ、今日も一緒に頑張ろうね」
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