「ん…ふ…、‥ぶ、る… 、…ふぁ、むぅ…」
んじゅ……ちゅっ ちゅく…じゅる…
「…んぅ、ちゅ…、ひゅ ‥むぅ、…ッ…ぅ…」
ちゅっちゅ‥きゅる…れろ、っりゅ
「んー……」 ぐいっ
…がしっ
ぢゅーーっっ…ちゅるるっちゅっ♡
「ん、っ…ん”ん…ん”ーーっっ!」びくっ
ちゅ〜〜〜♡♡ ……んぱっ
「ぷはっ、はぁっはぁっ…はぁっ、ふ…ぁ」
「…あは‥笑」
僕の唇が離れたところで、きんさんが金魚みたいに口をぱくぱくさせて息を吸う。
いつも鼻で息しなって教えてるんだけど、なかなかねぇ…
「もーきんさんったらぁ、キスだけでそんなになっちゃって」
「…そんなんじゃ本番なんか、いつまで経ってもできっこないよ〜?」
「なんで、」
すこしからかうと、きんさんは不満そうに頬を膨らませた。
「今日は最後までしてくれるって言ったじゃん…」
……あぁ
そうだねぇ。そう言っちゃったよねぇ…
今日は付き合ってからちょうど1年の記念日。
実はこれまでに何度かえっちにチャレンジしてるんだけど、いつもきんさん、最初のキスだけでへにゃへにゃになっちゃうから最後まではできなかったんだよね。
だってこんなに弱々しいんだよ?
うっかりしたら壊れちゃうかもしれない。
…ってことをきんさんに話したら、
『じゃあ一周年まで待ったげる』だって。
いやいや、待ってるのは僕の方だけどね…??((
…それがもう、半年前のお話。
「…きんさん、でもねぇ」
この半年間はけして何もしてこなかったわけではなく
きんさんがえっちできる身体になるように、ちょっとずつ開発してきた、つもり。
寝る前ベッドでふとんにくるまったきんさんの上に乗って、毎晩のようにキスをする。
小鳥みたいにちゅっちゅっとするきんさんがもどかしくて、いつもぼくがふかーいのを教える。
そしたら30秒と持たずにギブしちゃう。
まいにち!まいにちやってるのに、だよ!?
なんで鼻で息しないのって聞いても、『でも…』としか返ってこない。
こういうことを訊くとしょんぼりしちゃうとこも、うぶでかわいいんだけどね。
ただ……
「僕たちがしようとしてること、わかってる?」
布団越しに触れるきんさんのお腹。
いつだって 布越しにしか見たことがない,その素肌はきっと、白くて柔らかい___
「ここ、いっぱい気持ちよくなるんだよ…そしたら、」
「きんさん、息できなくなっちゃうんじゃない…?」
「なっ……//」
急に恥ずかしくなったのか、きんさんが僕から目を逸らした。
耳まで真っ赤になって、、笑
「でっ…できるし、息くらい…それに、」
声を抑えて、控えめに僕を見つめる。
「ぶるーく、優しくしてくれるんでしょ…?」
「そりゃもちろん優しくするけどぉ…」
じゃあいいじゃん、とでも言いたげな顔をしているけれど
この子はきっと、気持ち良くなったら息をするのも忘れちゃうにちがいない。
んー、だめだめ。きんさんを守るのは僕なんだから…
「ぼくはきんさんに死なれたら困るのーっ!だから今日はお預け」
きんさんの上から降りて部屋の電気を消しに行く。
やけに静かだなぁと思って振り返ると、きんさんは頭まで布団をかぶってしまっていた。
……すねてるのかなぁ 笑
ぱちっと電気を消して、ぼくも一緒にベッドに入る。
さぁ、どこかな〜
布団の中に腕を入れてバタバタ動かしているうちに、きんさんの腕をとらえた。
「いたあ、きんさぁん」
抱っこしてあげる,って言ったらすぐ甘えてくるかと思ったんだけど、今日は頑なに出てこようとしない。
仕方ないから身体ごと引き上げようと思って、腰に手を回した、、
……あれ、?
きんさんの腰に、ひんやりした肌の感触。
まさかと思ってそのままお腹側に手を回すと、小さくひっ、と声を上げるのが聞こえた。
…
…ふーん、
なるほど、ねぇ、、? 笑
「きんさぁん、?」
出てこないなら僕から迎えに行ってあげる。
布団の中に潜り,はだかにジャージを羽織っただけの、けしからん身体を探りあてた。
その背中に体をぴったり密着させて、わざと耳に息がかかるように話してみる。
「今日は服、着てないんだぁ…?」
「……っ、」
ほんとにこの子は、、笑
固まっているきんさんを引き寄せて,枕元までもっていく。
「きんさん、なかなか開発できないなぁって思ってたけど」
「…ぶる、く、」
「ちゃーんと、こんなえっちな子に育ってたんだねぇ…♡」
さっきキスした時みたいに,きんさんに跨って顔を近づける。
部屋の暗さに目が順応していくと、恥じらうきんさんのお顔がよく見える体勢…♡
「かあいいね、、♡」
「言わなくて、いいから…っ」
僕の中で高まってくる、ずっと我慢していた欲求。
僕はねぇ、もう半年も待ったんだよ、半年も…
耐えきれずに僕を押しのけようとするきんさんの手を掴んだ。
「は、、、♡」
きんさんを傷つけてはいけない。
ぼくの大切な、大切な彼女だから。
でも
「な、に……」
「きんさん、、」
今から、シよっかぁ…♡
後編へ続く
コメント
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時差コメ初コメ失礼します🙇♀️ 語彙力なくなっちゃうくらい書き方好きです…🤦♀️💕金ブロ好きの私にとってたまらないです…! あとフォロー失礼してます!!
とんでもない時差&初コメ失礼します! 好きです!雀子さんの書く小説が大好きです! 表現も上手くてほんとに尊敬です!