注意事項
地雷さんや苦手な方はそっと閉じてください
この作品はご本人様と何一つ関係ありません
コメントをする際には批判ではなくアドバイスをしてください。
それでは楽しんでいってください!
叶さん視点。
朝、起きてあの子とはばいばいした。今日は個人での仕事と打ち合わせがあるからね。本当はもっと一緒に居たかったんだけどな。早く会いに行ってあげよう、寂しがりな子だからね。寂しい思いはしてほしくない。
〔叶さんのスマホにデータを送りますね。ちょっと今、開いてもらえますか?〕
『はい、分かりました!』
スマホを開くと確かにトーク画面にデータが送られていた。でもいつも来るはずの葛葉からのメッセージが来ていない。おはようとか大丈夫なのかとか朝は必ず送ってくるはずなのにな。ついに飽きたのかな?
〔叶さん、どうしました?データ送れてなかったですか💦〕
『大丈夫ですよ、バッチリ送れてました。』
〔そうですか!良かったです。〕
その後も打ち合わせはすぐにまとまって早めに解散になった。気にしていたけど葛葉からのメッセージは1つも来てない。なんでだろう。何かあったのか、それとも僕に飽きたとか?いやそれは無いな。だって葛葉は僕が大好きだから。だから浮気を勘づいてても別れ話をしてこない。葛葉は僕に依存してる。だから利用するだけ。それに別に気にすることでも無いな。愛してる訳でもないし。心の奥底にあるモヤモヤとした気持ちに蓋をして大好きなあの子に連絡をした。
葛葉さん視点。
メッセージが来て慌てて画面を開く。叶かも知れない、そんな期待を胸に抱いて。
「弦月さん…?」
意外すぎる人物に間抜けな声を出してしまった。表でこそ目立った絡みは無いけれど凸待ちに来てくれたり一緒にゲームをしたりと良い関係だと思う。でも弦月さんどうしたんだろう。
「どうしましたかっ、と」
〚急な連絡すみません。葛葉さんが最近元気がない気がして心配です。何かありました?〛
バレてる…。やっぱ弦月さん耳良いからな。多分、配信とかの声のトーンでバレた。やばいよ、むしろ怖いまであるよ笑。
「大丈夫ですよ!わざわざありがとうございます。心配かけてすみませんっと」
〚ならご飯行きましょう?久しぶりに会いたいですし。〛
うーん。どうしようかな、でも予定もないし叶もいないしそれこそリフレッシュじゃん!
「行きたいです。」
〚じゃあここのお店で待ち合わせしましょう〛
「了解です、遅れたらすみません。」
ここのお店って前に甲斐田が言ってた所だ。流石、同期だな仲良しで微笑ましい。
叶さん視点。
あの子には結局会えなかった。美容室の日だったらしい。でも明後日には会えるし良いかな。でも暇だな、朝からのモヤモヤした気分でショッピングも行きたくない。しかもまだ連絡をして来ない葛葉。鬱陶しかったから楽で良いけど怒ってたらだるいしなぁ。
『久々に帰ってあげるか!』
そうと決まれば準備しないと。ご機嫌とるためにプリンでも買ってあげよ。そうすれば喜ぶでしょ。葛葉はお金とか甘い物で簡単に釣れるしね。さっそく今から帰れると連絡をする。未読で溜まってたメッセージには返事しなくて良いや。会って適当に誤魔化せば良いしね。
『ただいまー。葛葉?』
葛葉さん視点。
待ち合わせの場所に行くと弦月さんがいた。いつもの和服とは違う落ち着いた私服に短くまとめられた髪。普段とは違うけどオーラが合ってすぐに分かった。
「弦月さーん!!」
泣いて枯れた喉にむちを打って大声を出す。もうこれ以上は心配を掛けられない。先輩なんだからしっかりしないと。
〚葛葉さん、お久しぶりですねー。〛
「確かに弦月さんとはそうですね。」
〚あっ、さんなんだ……〛
「えぇ。弦月4?弦月2?」
〚いや5ですね、5が好きなので✨️〛
「このくだりは良いから行きましょう笑。」
〚はい笑。〛
このくだり気に入ったんだな。俺も気に入ってたけどね笑。その後も列に並んでいる間に雑談を楽しんで叶からのメッセージに気が付かなった。
はい。
ここまで読んでくれてありがとうございます
今回は割と明るめかな?次回はドロ沼展開になっていくのでご注意を。
以上きい。でした(*‘ω‘ *)
コメント
13件
あ、嫌〜な予感がッッッッッ
うわぁ浮気してるくせにまだ相手が自分の事好きだと思ってるんだ叶さん…現実では絶対ダメだけど好き…