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衝動書き。の癖に凝りました。

なんか🐙が喋れなくなってます。

私は句読点ビックラブです。

捏造200%。

🐙🐺の特殊な二人にしかない絆が大好きです。





小柳side


『先刻、単独任務に赴いたDytica所属、星導ショウが任務対象により声帯への影響を確認。

それに伴い任務編成を_________』


カチッ。とデバイスの電源を落とす。そのままポケットに入れた。

こんなつらつらと呼んでられっか。文章は簡潔にしろ。

星導か…珍しいな。あいつは宇宙と蛸のなんかよく分からないやつなので、大体の術や変なものは弾き返してしまう。そんな奴が受けてしまった“影響”とはなんなのか。多分だが、文章を読んだ限り、恐らくその“影響”とは声が出せなくなる類だろう。でなければ態々任務編成は変更しない。メンバーを変える理由も、声による意思疎通が図れないからというものだろう。

一応心配なので星導のいる西拠点に出向いてやる。もしかしたら俺やカゲツの術で治せるかもしれないから。

あいつに任務をサボらせるためにはいかないから。

俺らしくもなく仲間のことを考える。声、声か。声と云うものは大切なもので、人の個性のひとつだと言われている。

__星導が人間がどうかは置いといて。その声を売って生計を立てる者もいれば、その声で紡いだ歌を売る者もいる。

星導は、歌を歌うことが好きだったよな。



慣れた道を歩けば、俺の術とカゲツの術で守られた拠点に着く。そのまま歩き玄関を開けた。

「戻った。」

と声を掛ければ、直ぐ返事を返す二人。ディティカは個人主義なので、椅子やらソファーやら床に座るやつと、まさしく三者三様だ。だが、椅子に座っている伊波と、ソファーに座っているカゲツの、視線はある一点に釘付けになっていた。

どうしたものかとその異様な光景を玄関に立ちすくんだまま眺めていたら、星導がスマホを二人に向けた。何をしているんだと思い、靴を脱いで近づくと、どうやらスマホのメモアプリに文字を打って会話をしていたようだ。

『俺は大丈夫です。現にこうやって話もできているでしょう。』

星導は口に弧を描き、目を細めて、それを提示した。文は言語で句読点が確りしているせいで、冷たげに見えるが、その表情を見ると、矢張りいつもの飄々とした感じで言っているのだろう。

「…そっか。でもるべはッ!、……るべは、このままで良いの?」

伊波の、どうも悲痛そうな声は、どこか心揺さぶられるものがあった。

星導は、その問いかけについて、少し悩んでいるように指の動きを止めて、液晶をタップし始めた。

___”このままで良い“と云うものどういうことだろうか?

通常、こういった類ものは二、三日から一週間程度で良くなるものだ。…このままで良い。何か故意的に状況を動かせそうな意味合いを含んでいる。……駄目だ、情報が足りない。渋々あの長ったらしい文が書いてあるデバイスをポケットから取り出した。

電源をつけて、スワイプして…スワイプスワイプ。

見つけた。

『星導ショウの状態について』

『病院で検査を受けた結果、声帯に異常は無し。任務の後であることから、任務対象の術の類であることが考えられる。しかし、術の痕跡がないため、可能性は低い。心因性の可能性あり。経過観察とする。』

『状態異常。回復日時不明。回復方法不明。』

“回復方法不明”…か。あークソ。面倒臭ェの拾ってきたな。

恐らく伊波はこの事を言っているのだろう。念の為もう一度自分の瞳で星導の状態を見る。……特別変な妖力や、術のかかっている感じはしない。……でも、なんか_____。

「狼。」

とカゲツに呼ばれ、意識がカゲツにいく。カゲツが指さしをしたので、其方の方を見れば、星導がスマホを掲げていた。

『どうすることも出来ないんだし、一旦時間に身を任せるしかないでしょう。

はい!この話はおしまい!重苦しい雰囲気はやめよう!

あと小柳君見過ぎ、気持ち悪いよ変態。』

「誰が変態だよ。」

「え〜でもロウ、ずっとデバイス持ってニヤニヤしてたし。…はッ、もしかして俺の作ったカメラ機能で盗撮…?」

「うわッ……狼見損なったぞ。」

「いやしてねぇよ妄想広げんな。」

『俺盗撮もされてたんですか?』

「だからしてねぇって!」

「はぁ〜……伊波ココア作ってくんね?」

「盗撮犯に作るココアは無いんだけど…。」

「そーだそーだ!伊波を虐めんな!」

「冤罪な?」

『仕方ないですね、俺が作りますよ。味付けは七味で良いですか?』

「いや何もよくねぇよ。普通に砂糖入れろ。」

「あれれ〜小柳ロウくんは砂糖が無いと飲めないん?」

「お前も同じモンだろカゲツ。」

星導はそそくさとキッチンへ向かった。

沈黙が走る。

「んで、星導どうするよ。」

俺は今さっき帰ってきたばっかだし、この事態を完全には飲み込めていない。思いきって問いかけた。

「…どうするって、どうも出来んやろ。タコの言う通り今は待つしか無い。」

「そう、だけどさぁ…。」

何か納得できない様子の伊波。

「逆に伊波、お前はなんで納得出来ねぇの?」

「……おれ、さ。見ちゃったんだよね。」

伊波が口を開けると同時に、足音が近づいてきて、手にマグカップを二つ持った星導が現れた。

そのうちの一つを俺に手渡せば、星導は自分の元いた位置に戻った。

「さんきゅ」

と言うと、また星導がスマホを取り出しているところで、

「いや、いい。普通に話せ。いやちょっと口デカくしろ。」

…やばい地雷踏んだかも俺。

発言した途端、他二人から、何言ってんだお前、という視線を向けられた。睨まれている気さえする。

星導は、は?という表情を一瞬したが、諦めたように口をはくはく大きく動かした。

「……」

やはり音はない、が。

「あ?この前任務で助けてやった借りがあるよな。それでチャラ。」

星導がぽかーんと口を開けた。ははっ、不様だな。

「………」

「ん、わかるよ」

「ちょちょ待てや狼」

「俺たちにも分かるようにやれよ!」

「ははっ、すまんすまん」

一先ずこのクソガキ共に説明する。

「今俺がやってんのは読唇術な。読唇術っつーのは、相手の口の動きを読んで言葉の内容を受け取るってやつ。…カゲツわからんの?」

「読唇術…。僕ら忍びは口元隠しとるやん、やからアイコンタクトとか手話とか、そっち系を鍛えされられたわ。つか、なんで狼は分かるん。」

「そっか、いつもカゲツ口元隠してるもんね。」

「あんま白狼サマを舐めんなって話。」

「……」

「あーはいはい、すいませんね。まだ幼かった頃、すげぇでかい音聞いたの。白狼って耳良いから、逆にそれで鼓膜がイカれたんだよ。んで、読唇術習得せざるを得ない状況になった訳。満足ですか?星導さん。」

「……今るべなんて言ったの?」

「嘘つくなこのバカ犬。」

「…わーお。」

「読唇術かぁ……初めて聞いたわ僕。」

「折角だしお前らもやってみたら?意外と簡単だぞ。」

「いや遠慮しとく…俺に出来る気がしない。」

「僕…できるかなぁ?」

「カゲツできると思うぞ。まずは母音の口の形を覚えて、そっからか行とかさ行とかの発音の仕方を覚えりゃいい。」

「あ〜…っとな。ほら、あんじゃん。舌の……、あれだよ。……えーっと。」

「……………」

「そうそれ!舌の動きだよ。ら行とか、舌がよく動くだろ?そういうのさえ覚えりゃ楽勝よ。」

「…簡単なのはいけそうなんやけど。」

「俺も…。」

「ッハ、クソガキどもが。」

カゲツから突っつかれたけど、まあ知らん振り。でもよかった、口の動きを覚えたわ良いものの、使う機会が余りにも無くて忘れるとこだった。コイツらにも覚えさせたら、戦闘中の伝言とか、すげぇ役立ちそうなんだけどな。

「…ん?どうした星導。」

「………」

「ほう……ライ、カゲツ。星導はやるらしいけど?」

「いやるべが覚えても俺らは話せるじゃん、はっは!」

「タコがすんなら僕もするわ!というか東の奴らの呼ばん?」

「小柳先生による読唇術習得合宿ね?」

「仕方ねぇな、お前らのセンセイになってやんよ」



Continued next time____




この話放置し過ぎて🐙がなんで喋れなくなったか忘れました。

私、焦っております。


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