「感情が消えて欲しい。」

君が突然言い出した。

「感情が消えれば、どんな事も楽ですからｯ笑」

本人は笑っているようだが、俺にはそう思えなかった。ほんとに「どんな事も楽。」そんな事なんだろうか。

「ねぇ。飛雄！」「お前はさ！感情がなくなったら何がしたい笑？」

「ぁーｯ。強いて言うなら、………….」

「いやｯ笑なんでもないっす笑」

俺はきっと怖かったんだろう。お前が本当に「楽だから」ｯて意味で言ったのか、何も聞き出せなかった。

君の誕生日にこっそりお前ん家にお前の姉ちゃんに入れてもらったんだ。

けどそこに俺が見たのは

傷だらけのお前だった。

やっとわかったんだ。本当にお前は「楽だから。」感情が消えて欲しかったんだ。

「飛雄。」「今この場所で言うのもおかしいけど、俺と付き合って下さい。」

ははｯ笑ふられたのかなｯ笑

「よ…..し……ね…….い……….し..ます。」

微かに君の声が聞こえた気がする。今の言葉は「よろしくお願いします。」かなｯ笑

お前が昔言ってた気がするんだ。「感情を消したい」ｯて。

俺もその気持ち分かるかもしれないなｯ笑

俺も

感情を消したい。