rbr視点
あー、まじか……。
今現在謎の黒ずくめの男に捕まっている状態だ。正直に言うと椅子にがっちりと固定されているのでかなり痛い。
でも少し意外なのが今監禁されているこの部屋が綺麗な事だ。ベッドも机も椅子もある、d先生の部屋より断然綺麗だ((
rbr「なぁ、この縄解いてくれへん?」
???「、何故だ。お前には関係ない事だろう。」
自分がそう尋ねると返事はかなり意味不明な言葉。言葉のキャッチボールが出来ないらしい。
rbr「いや、関係あるから言ってるんやで?わざわざ相手に捕まってるんに他の事考えてられへんわ」
???「チッ、、、」
サッ、、
縄を解いてくれた。意外と優しい。少しばかりの開放感に包まれながらも疑問に思う所は沢山ある。何故監視の目をすり抜ける事が出来たのか。行動を把握しているならば何らかのスパイが居るのか。でもそんな事喋ったら頭に銃口を突き付けられ瞬殺されるだらろう。
そうなると自分が天の声である意味が無くなる。周りと一緒になれる様に必死になって思いついた天の布。母が死んでまで守り続けたこの瞳。そして幹部という仲間。全て崩れ落ちる。最近新人として来たciも、護衛の任務で仲良くなったsypくんも、みんな大切な後輩で、その他の仲間、総統grも大切で、崩してはいけない存在なのだ。
ようやく手に入れた幸せを手放す訳には出来ない。
自分は握り締めていたこの拳を更に強くした。
syp視点
まずい
まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい
本当に緊急事態だ。
自分がしくじったせいで、、rbrさんに被害が……
あの人が守り続けた瞳が無くなる……
取り敢えず時間としてはそんなに経っている訳では無いから近くに居る筈だ。国外に逃げるに してはリスクが高過ぎる。だとしたら山奥か?身体に傷が付いてる可能性は………無いか…あの宗教団体はrbrさんを生贄として捧げるつもりだ。そんな神に反抗するような事はしない筈。とにかくバイクで周辺を走らせるか。乗り物の免許持ってる奴片っ端から呼んで探す方が手っ取り早いか。それとも………
kn「ちょい待て。まさかこのまま行くつもりか?」
先輩の部長と言う奴に止められた。自分は少し睨みつけ。
syp「今すぐ行かないとダメなんです。」
そう言い先輩が掴んだ手を振りほどいた。
gr「待て。今は作戦会議が先では無いか?」
syp「でも……!そしたらrbrさんが………!!!!」
rbrさんが死んでしまう。
でも、今更だが彼の実力を思い出せばかなり強い筈だ。この前任務でターゲットと10km離れたビルでターゲットの頭を貫通させたと聞いた。一緒に任務に参加していたciも腰を抜かしたという。
だとしたらそんな人とやり合って勝てた相手に無防備で参加するのは自殺行為だ。…、ここは会議に参加するとしよう。
syp「っ……分かりました……ッ」
自分がそう言い放つと部長は安心した顔になりgrさんはインカムのスイッチをONにし
gr「幹部の奴らに連絡だ 。直ちに会議に参加しろ。場所は会議室。緊急を要するので最速で頼む。 」
そう言い彼らも会議室に向かった。何時もと同じ冷徹の様な顔。その中には戦闘狂と言った内側がある。でも、少し、ほんの少しだけ。焦っているように見えた。
in会議室
d先生が入って来た。何時もより重い雰囲気。それはそうだ。
tn「これから、緊急会議を開く。」
tn「今回はrbr奪還が目的や。」
コメント
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サラッととばっちりを受けるd先生 草