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なんですかこの最高な作品🥹好きすぎて全部の作品みちゃいました!全部の作品大好きすぎる、、、
ー○年後ー
今日は木兎さんの試合を見に来た。木兎さんがずっとこの試合だけは見に来て!っと言っていたのだがそんなの言われなくても見に行くに決まってる。
高校では色々あったけれどなんやかんやあって未だに普通に喋る。今は恋愛の好きではなく、推しとしてのスキとして木兎さんを応援している、そういう感情で見るようにこの数年間してきたのだ。
周りを見渡すと人、人、人。中には木兎さんのファンもいるようだ。やっと木兎さんの魅力が他の人にも伝わったのだと思うと嬉しい。
試合が始まると木兎さんの調子がいつもに増してよく、辺り一面に歓声が上がった。
「すごくない!?木兎って人めっちゃ点入れてるよ!」
そうだ、木兎さんはすごいんだ。本当俺の推しかっこいいめっちゃスキ
「ん?なんか木兎キョロキョロしてね?」
確かに、何を探してんだか
「あ!赤葦ー!」
ははは、木兎さんおれの名前呼んでくれるなんてファンサが過ぎるなぁ後で叱ろう
「え、なんて?」
ほら、混乱してるじゃないか
そう思った瞬間、木兎さんはビームを放った。いや正確にはビームを放つポーズをしただけだがあまりにも様になりすぎてビームを本当に打ったんじゃないかと思うほどだった。周りは一瞬しずまりかえった。
「……」
「あれ?赤葦ー?」
「え?何何カッコよすぎる無理」
「可愛い!!ほら私の推しやばい」
カッコよすぎるんだよ、ほんとスキだな
「あぁ~~~好きだ」
やっぱり無理だ、気持ちを隠すことなんて仕方ない木兎さんが悪いだろあんだけすごくて惚れるななんて無理な話だ
「今回は大活躍だった木兎選手にインタビューしてみたいと思います!木兎選手、試合はどうでしたか?」
インタビュー…木兎さん答えれるのか?
「それでは最後の質問です、木兎選手はなにか発表したいことがあると言われていましたが、その発表したいこととはなんですか?」
「この場をお借りして発表します!俺この後ずっと好きだった人に告白します!!」
ん?……俺…ではないか流石にもう好きでいてくれてる訳…
「高校の時の後輩なんですけど1回振られちゃって俺はそんなんじゃ諦めねーっての伝えてきます!」
「…衝撃の発表すぎて言葉があまり出ませんが、頑張ってください!現場からは以上です」
今の混乱のうちに逃げてしまおうか
“ピロンッ”
『逃げたらダメだよ』
木兎さんに心読まれる日が来るとは
「木兎さん話とはなんでしょう」
「もうわかってるでしょ赤葦なら」
そりゃ、わかってる
「赤葦俺と付き合ってください」
「ですから」
無理なんだって
「無理とか言わないで、赤葦だってまだ俺の事好きなんでしょ」
「言い訳しないで答えて、まだ俺のこと好き?」
「……はい、でも好きとか関係なく」
貴方の事を思ったら付き合うという決断は間違えだ
「関係ある、だって好きなんだろ?俺も好きだからいいじゃん」
「どうせまだ足枷になるとか思ってるのかもだけど俺さ、赤葦に今振られる方が今後の人生の足枷になる」
「赤葦はいいの?赤葦が振ったら俺バレーやめちゃうかも」
「それは脅しですか?」
「うん!」
「…はぁ俺は木兎さんのこと好きですだいすきです」
「知ってる!」
「怖いんです本当に貴方が俺のせいで何かあったらと考えると」
臆病者の俺にはそんな勇気のいる行動なんて出来ないだから
「だからもし、貴方に何かないようこれからは全力で隠します。今日も振られたことにしてください」
「え、じゃあ」
「木兎さん好きです、付き合いましょう」
「やったぁぁぁぁぁぁ!」
「でも今日のように俺の名前叫びながらファンサするのやめてください」
「…ハイ」