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最高です! やっぱらんこさもええな…(◜¬◝ ) りむさんの書くいるなつも好きですがらんこさも大好きです! 儚く切ない雰囲気を表現するのが上手すぎて感情移入してしまいました!
言いたい事はわかります。(?)
 「桜のような僕の恋人」って小説があるんですよね、
私もまだ全部は読めてはないですけど序盤中の序盤(耳切れるとこ)まで読んでます
 いやなんか…書こうと思った作品がどーにもこーにもこんなタイトルになっちゃって…
 パクリではないです、似てたらすみません…。
 ( 桜のような僕の恋人は、彼女さん側が人の何十倍もの早さで年老いる難病を患ってしまう、って話です(背表紙あらすじより) )
 なんか…ほんと…似てたらすみません…
 
 
 
 
 
 ⚠BL/楼浠/キャラ崩壊/口調違い/創作奇病
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ❀ ┈┈┈┈┈┈ ✿ ┈┈┈┈┈┈ ❀
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 大学2年生になりたての頃、十数本の桜が綺麗に咲き誇る道を歩いていた。
 ふと視線をあげた時、こさの瞳に映ったのは、
 桜のような、儚く、美しく、どこか寂しげな君だった。
 
 一瞬にして目を奪われて、時間も、息をすることも。そんな事も忘れて、ずっと見てた。
 大きな桜の木に向かって微笑み、写真を撮るでも無く、静かに佇む君を。
 気づいたら、
 
 
 浠「….っあの、!」
 
 
 声を掛けてた。
 
 
 桜のような、君に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
 
 
 
あらすじ
第1章 一目惚れ
第2章 桜のような君
第3章 最後の瞬間は
第4章 サメはサメでも。
第5章 / 最終章 春に咲く、桜のような君に。
後書き(ただの雑談)
 
 
 
 
 。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 第1章 一目惚れ
 
 
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 楼「…俺、ですか?」
 浠「っそう、!」
 
 
 くるっ、と振り向き、少し首を傾げながらこさめの瞳をしっかりと捉えたその瞳は、
 桜を連想させるような、曇りのない、晴れやかな綺麗なピンク色だった。
 
 
 浠「….なんで、桜を見てたんですか?」
 楼「…うーん…恋しくなってしまって、?(笑」
 
 
 まぁ、なんとなくです。と付け加えながら笑う君は、どうしようもなく綺麗だと感じた。
 それと一緒に、どこかに行ってしまいそうな、喪失感も感じた。
 
 
 浠「….っあの、!」
ゞ「俺、雨乃こさめっていいます…!」
 楼「えっ、?」
 浠「…えっと、あの…そこの大学の3年生で…!」
 楼「! 大学一緒です笑」
ゞ「俺は大学2年生で、桃乃らんっていいます」
 浠「後輩ッ!?すみませんっ、いきなり声掛けちゃって…
!」
 
 
 いきなり先輩にあんなにずいずい声かけられるのなんて滅多にないだろうから、怖い思いさせたかと反省しながらぺこぺこと謝ってると、
 くすっ、と可愛らしい笑い声がしたあと、
 
 
 楼「全然いいんですよ笑」
ゞ「それより、もうお昼食べられました?」
 浠「あ、えっと…まだです!」
 楼「それなら、もしよかったら一緒にどうです?」
 浠「! ぜひっ…!」
 
 
 昼食のお誘いを頂き、近くのカフェに入った。
 
 
 楼「…こさめ、」
 浠「!?!?」
 楼「…って、呼んでもいいですか?」
 浠「えっ、もちろん!!」
ゞ「てゆーか!敬語も外してください!!」
 楼「なら、こさめも外してね〜?」
 浠「もちろんでs…もちろん!!」
 楼「もう怪しいけど(笑笑」
 
 
 運ばれてきたドリンクをかき混ぜながら、こさの方を見て笑うらんくんは、正直ものすごくかっこいいし、綺麗だと感じた。
 
 
 浠「…らんくんって、」
 楼「?」
 浠「恋人…とか、います、か、?」
 楼「いないよ(笑」
ゞ「てか、敬語(笑」
 浠「あっ…(笑」
 
 
 いないんだ、とどこか安心する自分がいた、気がする。
 でも、いないよと笑うらんくんが、どこか辛そうに見えたのは、気のせいじゃないと思った。
 
 
 浠「…らんくんってさ、」
 楼「ん?」
 浠「…いや、なんでもない(笑」
 楼「そう?(笑」
 
 
 らんくんって、何か事情があるの?なんて聞けない。
 他人がズカズカと踏み入っていい話題ではない、直感がそういったから。
 
 
 
 
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 第2章 桜のような君
 
 
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 らんくんに初めて話しかけた日から、約2週間。
 4月中旬、らんくんがいきなり倒れた。
 どこかでお茶でもしようか、なんて歩きながら話してる時に、ほんとに突然。
 道の少し端っこの方で、突然膝をついて、ゆっくりと倒れていった。
 怖かった。
 こさの方が年上なのに、テンパっちゃって、目を覚ましたらんくんにケタケタ笑われちゃった。
 
 
 楼「こさめは心配しすぎ笑」
ゞ「ただの疲労だって、ちょっと寝たら治るよ笑 」
 浠「っけど、!」
 楼「…こさめ、」
ゞ「もし、もう1回俺が倒れたら、その時もお見舞い来てくれる?」
 浠「え、?もちろん…っ、」
 
 
 ありがと、と照れくさそうに笑うらんくんは、初めて出会った頃のように、どこか寂しげな笑顔を浮かべていた。
 
 
 そんな事があった次の週、らんくんから電話がきた。
 普段のらんくんはLINEで済ますタイプだから、珍しいなと思いつつ3コール目くらいに緑側のマークに指を進めた。
 
 
 浠「もしもし?らんく」
 ?「あっ、!桃乃さんのご知り合いですか!?」
 浠「…え、?ぁ、はい!!」
 ?「至急、」
 
 
 『〇〇病院に来ていただけませんか』
 
 
 浠「….え、ッ…、?」
 ?「詳しいことはそこで説明いたしますッ、!」
 浠「ッはい、!」
 
 
 〇〇病院。この間らんくんが倒れた時にも行った。
 嫌な予感がズキズキと心臓を刺してくるような感覚。
 痛いほどに、苦しい。
 どうかこの嫌な予感が外れていますように。
 
浠「らんくんッ!」
 看「しーー…!!!」
 浠「ごめんなさいッ」(小声)
 医「雨乃こさめさん、ですね?」
 浠「へ?はい、そう…ですが…、」
 医「…桃乃さんについて、お話させて頂きたいことが。」
 
 
 いつになく神妙な顔つきをしたお医者さんが、こさの目を真っ直ぐに見つめる。
 心臓がドクドク、ドクドクと跳ねる音が聴こえた気がした。
 そのくらい、胸の辺りが苦しかった。
 
 浠「….『春咲病』…?」
 医「はい。春咲病の症状は、」
ゞ「”春にのみ起き、生活できる”」
ゞ「”夏、秋、冬は静かに眠りにつく” 」
ゞ「…といったようなものとなっております。」
ゞ「春咲病は、桜のように、美しく咲いて、儚く散るような…そんな由来で、名前が付けられました。」
 浠「…え?じゃあらんくんは、」
 医「あと、1ヶ月と少しで、長い眠りにつきます。」
 浠「…….」
 
 
 言葉が出なかった。
 何を言っても、違う気がした。
 嘘でもない、嫌と言ってもその症状の進行は止まらない。
 こさが何かできるわけでもない。
 こさはただ、らんくんが長い眠りにつく、その時まで、ただそばに居ることしかできない。
 
 
 浠「…..らんくんッ..」
 医「…きっと、そろそろ目を覚まされるかと思います。」
ゞ「2人きりで、お話していきませんか?」
 浠「….はい、話したい、です、」
 
 
 小さな、絞り出してやっと出た声。
 お医者さんにはちゃんと届いたようで、らんくんの病室に通してくれた。
 
 
 
 
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 第3章 最後の瞬間は
 
 
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 楼「こさめ!」
 浠「…らんくん…っ…」
 
 
 元気にこさの名前を呼ぶらんくんに、安心したような、そうでもないような、不思議な感情を抱く。
 あとちょっとで、らんくんに会えなくなっちゃう。
 痛い。
 心臓が痛い。
 
 
 楼「…こさめ、」
 浠「…ん、?」
 
 
 らんくんに呼ばれて視線を上げるも、目の前がぼやけて上手く見えない。
 すると、らんくんがティッシュでこさの目に溜まった涙を拭いてくれて、その上箱ごとティッシュを貸してくれた。
 
 
 楼「…お医者さんから聞いた?」
ゞ「…..前、倒れた時に、また倒れたらこさめに伝えようと思ってたんだ」
 浠「…え、?」
 楼「春咲病は、季節病の中でも1番体がよわっちくなっちゃうんだよね」
ゞ「桜ってさ、綺麗に大きく、満開に咲くくせに散るのは一瞬、でもその瞬間までも綺麗じゃん?」
ゞ「この春咲病も、元気な時は元気なんだけど、時間が経つにつれ倒れちゃったり、体調不良を起こしちゃったりするんだよね〜…」
ゞ「あと、眠る瞬間、俺の周りには桜が咲くんだ」
 浠「桜が…?」
 楼「そう、めっちゃ綺麗なんだって」
ゞ「残念ながら俺は自分の目で見たことがないからわかんないんだけどね、笑」
 
 
 なんで、なんで笑ってられるの?
 辛いでしょ、嫌でしょ…
 眠っちゃうんだよ?もう、暫く、嬉しいも、悲しいも、楽しいも、辛いも、苦しいも、感じることが出来なくなるのに。
 そんな思いが、頭の中をぐるぐるぐるぐる駆け回る。
 
 
 浠「…らんくんは、それでいいの、?」
 楼「…ま、俺は先天的なもので小さい頃からそうだったから…慣れちゃった、というか…笑」
 浠「…良くない、でしょ…ッ 」
ゞ「置いてかれる方は、すっごく寂しいよ…ッ…、?」
 楼「….こさめ」
 浠「らんくんッ…」
 楼「….」
ゞ「ねぇ、こさめ」
 浠「…?」
 楼「…5月の最後の日、俺と一緒に居てくれない?」
ゞ「俺が眠る時、隣にいてほしい。」
 浠「…っ、わかった」
 
 
 大切な友達、後輩。
 そんならんくんが長い眠りにつくところを見るのは、多分しんどい。
 けど、折角言ってくれてるのだから、こさはその期待に応えたい。
 
 
 浠「…らんくんが眠る、その日まで」
ゞ「こさ、らんくんのこといっぱい楽しませるからね!」
 楼「!」
 浠「明日、空いてる?」
 楼「明日?空いてるけど…」
 浠「ちょっと出かけよっ!」
 楼「! うんっ笑」
 
 
 こさの誘いにすんなりと乗ってくれたらんくんの笑顔は、あの時見た寂しげな笑顔とは違って見えた。
 とても綺麗な、満開な桜みたいだった。
 
 
 
 
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 第4章 サメはサメでも。
 
 
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 浠「あっ!らんくーんっ!」
 楼「こさめ!」
 
 
 少し大きなオブジェの前で待ち合わせ。
 こさめがたたたっと駆け寄ってきた時、不覚にも可愛いと思った。
 俺は、意外とちょろかったようで、初めてこさめに声を掛けられた日に一目惚れ、
 そして今の今までずっと恋してる。
 まぁ、これからもなんだろうけど…
 こんなん言っても、困らせるだけだし。
 
 
 楼「今日どこ行くんー?」
 浠「ふっふっふー、それはねー?」
 
 
 楽しそうなこさめに手を繋いでもらい、(万が一倒れた時のため)ゆっくりと隣に並んで歩く。ついたのは水族館。
 
 
 楼「…こさめが来たかっただけじゃなくて?笑」
 浠「ぅ”…それも1割あるけど…!」
 
 
 あるんかい。というツッコミは置いといて、こさめの話を聞く。
 
 
 浠「遊園地とかだと、らんくん絶叫得意じゃないって言ってたし、いっぱい動くから体に負担かかるかなって…」
ゞ「動物園とかも考えたけど!ちょっと遠いし…匂いあるとこもあるから、今のらんくんの体だと気持ち悪くなっちゃうかな〜とか、」
ゞ「今の時期気温が上がったり下がったりして外だと体調崩しちゃうかな〜、じゃあ室内かな〜って思って…!」
ゞ「で、らんくん動物全般好きって言ってたし…!で思いついたのが水族館だったんだけど、」
ゞ「別のとこ行く、?」
 
 
 俺のためにいっぱい考えてくれた、その事実だけでもう満足。
 でもこさめにそんな事言うと困らせちゃうから、
 
 
 楼「水族館、行きたかったし嬉しいよ 」
ゞ「ありがとうっ、こさめ笑」
 
 
 こさめの目を見て、素直な気持ちを伝える。
するとこさめの表情がぱぁっと明るくなって、にこにこ笑顔になる。
可愛い。やめろよ心臓に来るだろうが。
 
 浠「らんくんは見たいお魚さんいるー?」
 楼「うーん…特にこれといったのは思い浮かばないかなぁ…」
 浠「ならっ、こさイチオシのところでもいい?(✨」
 楼「じゃあそこで笑」
 
 
 やったーっ!と喜ぶこさめについて行き、ここでーすっ!とこさめが示した場所は、大きな水槽前だった。
 
 
 楼「…?こんな大きい水槽に、小さい魚だけ、?」
 浠「まぁまぁ、ちょっと見てようっ?」
 
 
 こさめにそう言われ、水槽の近くまで行って、体感5分くらい、待った頃。
 水槽に、1つの影が見えた。
 視線を上に上げると、大きな、大きなサメだった。
 
 
 楼「でか…っ!?」
 浠「そうっ!ここのサメ、結構大きくて〜!(♪」
 
 
 そう言いながら、パンフレットの表紙にでかでかと貼られたサメを指さす。
 
 
 楼「このサメがここの水槽にいたんか…」
 浠「ここのサメはね、人が多いと出てこないんだ〜」
ゞ「シャイなのかな?笑 わかんないけど、少し待たないと出てこないから、お客さん皆、別の場所に行っちゃうんだよね」
ゞ「人が少なくなったその時に、ここのサメは姿を表すんだ〜笑」
 
 
 楽しそうに話すこさめを見てると、眠りたくないな、という思いが出てくる。
 昔から、春にしか起きないからというのもあり、友達が少なかった。
 家族にも、親戚にも、きちんとした愛は貰えてなかった。
 気さくに話しかけてくれた、先輩であるこさめに、俺が一目惚れしたのもあって それを言うのが怖かった。
 こさめも、離れてっちゃうんじゃないかって、どこかで疑ったから。
 それでも、いざ話してみると、
「こさめが楽しませる」なんて予想外の返事をされた。
 
 
 楼「…..好きだなぁ…」
 浠「このサメ?」
 楼「…うん、さめ。笑」
 浠「いいよねぇ〜!」
 
 
 さめはさめでも、人間のさめはなーんだ。
 小さい頃によくやるひっかけ問題みたいだけど、俺が好きなのは
 さめはさめでも、人間の、優しくて、面白くて、元気をくれて、今日を大切に生きようと思わせてくれるような、素敵なこさめ。
 たくさんの希望を与えてくれるこさめが、俺は大好き。
 
 
 
 
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 第5章 / 最終章 春に咲く、桜のような君に。
 
 
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 浠「…らんくんッ、らんくん!!」
 楼「…こさめうるさぁい…笑」
 浠「だって、ッらんくんっ…」
 楼「…5月の最終日、お別れの日、だね…っ…、笑」
 浠「…やだ、っ、やだやだ…ッ…、!!」
 
 
 らんくん。
 らんくんっ、
 らんくん…
 やだよ、やめてよ。
 置いてかないでよ。
 
 
 楼「…ね、こさめ」
ゞ「俺からのプレゼント」
 浠「…?」
 楼「はい、これっ…笑」
 
 
 そう言いながららんくんが渡してくれたのは、桜の木の一部。
 まだギリギリ散ってない、でも満開でもない、今のらんくんみたいな桜。
 
 
 楼「…桜の花言葉、知ってる?」
 浠「え…?」
 楼「フランスではね、」
ゞ「…『私を忘れないで』って意味があるんだって」
 浠「っ、!」
 楼「…こさめ、わがまま、だと思うけど…さ、」
ゞ「俺のこと、忘れないでいてほしい。」
 浠「ッ忘れない、忘れないからッ…」
ゞ「また、会えるよね?来年、会えるよね….ッ…、?」
 楼「こさめが待っててくれるんなら、笑」
 浠「いくらでも待つからッ…らんくんっ…!!」
 楼「…..だめだ、眠い…」
 浠「…らんくッ」
 楼「こさめ、」
ゞ「愛してる」
 浠「…….え、?」
 楼「また来年、元気でね…っ、笑」
 浠「….こさめも、愛してる..“ッ….」
ゞ「…ず、っと、待ってるから”ッ…お願いだから…ッ”」
ゞ「また…ッ、会えますよう”にっ…」
 
 
 静かに、綺麗に、
 桜のように、一瞬だったけど、儚く、優しく、暖かく眠ったらんくんの傍には、無数の桜が舞っていた。
 ピンクの絨毯みたいな、桜の花びらが集まったところにらんくんを寝かせて、手の甲にキスをする。
 
 
 浠「…絶対、忘れないからね..“っ…」
 
 
 『こさめ〜?』
 『こさめっ!』
 『こさめ笑』
 『こさめ…』
『愛してる』
 
 
 浠「…こさめも、愛してるよ、らんくん…」
 
 
 誰もいない、静かな空間にぽつりと言葉を放った。
 するとそれに呼応するように、らんくんのそばにある花びらがふわっと舞い踊った。
 
 
 6月に入り、もうすっかり桜の気配は無くなった、十数本の木が植えられてある道を歩く。
 思い出すのは、らんくんの優しい笑顔。
 また来年。
 桜が満開に咲き誇るように、
 綺麗な、心からの笑顔ならんくんと
 出会えますように。
 
 
 
 
 『春に咲く、桜のような君に。』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 ❤︎1000⬆️ ⇒ ???
 
 
 
 
 珍しく楼浠でした。書いててとても楽しい(不謹慎かもですが)というか、いい言い方にすると筆が進みました。
 てか缶バの仮約束させていただいたんですけど、10数分でオシカツ?全員決まったんですよねやば。(りむはライブビジュ等身求めてます)
 今回グッズ戦争本気で行かなやばいっす。
 おつりむ。深夜投稿失礼いたしました。ぴくしぶで💚🧡漁ってきまs(
 あ、それとです
この世界のお話では、気象庁さんの季節の分け方を使用させていただいてます。
 3.4.5月→春
6.7.8月→夏
9.10.11月→秋
12.1.2月→冬
 一応です。
 7000文字超え、お疲れ様でした。
このお話を読んでいただき、ありがとうございました。