コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
📕
「はぁ、、」
憂鬱だ。
身長が高いことから始めたバレー部に
あの「サメ」が入ってくることになるなんて。
👓
「大丈夫か、?」
📕
「全然。」
元々部活は嫌いじゃない。
きりやんもバレー部だし友達がいないわけでもなかったから。
加えて自分は別に運動が苦手なわけでもない。
そしてなにより部活中に多くの女子が見にくることはそこまで嫌じゃなかった。
のに、
なのに、
今僕はとんでもなく部活に行きたくない。
📕
「あああいやだあああ!!」
👓
「ちょ、ぶるーく?その、「サメ」ってどんな奴なん?何でそんな嫌がってんの、?」
📕
「はあ!?きりやん知らないの!?鮫口緑!ヤンキーだよヤンキー!」
👓
「っあそうなん!?」
📕
「そうだよお!!しかも僕が担当だなんて、、」
バレー部では入ったばかりの一年生に二年生と三年生が振り分けられて教えることになっている
それで「サメ」の担当が僕になったというわけだ
最悪だよほんとに。
👓
「そうぐだぐだ言ってるうちにもうすぐ部活始まるけど」
📕
「なっ!?まだ!まだ心の準備が!!うあああ」
👓
「いいから行くぞ。遅れるから」
📕
「やだ、、、」
聞こえるか聞こえないくらいの声量でそう呟きながらきりやんに僕は引っ張られて行った。