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今見ているのは。

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今見ているのは。

1 - 今見ているのは。

♥

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2023年12月13日

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注意事項

・この作品はwrwrd様の二次創作です。

・本人様とは関係ありません。

・検索避けに協力してください。

・軍パロです。

・雰囲気重視ですので、文章がおかしくなっているかもしれません。

ワンクッション









































────────────

君は、走馬灯を知っているかい。

1度は耳にしたことがあるだろう。

走馬灯は、影絵の仕掛けを施した、回る紙灯籠のことを言う。

また、回転しながら次々と影絵が映る様子から、死の直前に次々と記憶が蘇る状態を表す言葉としても使われるんだ。

簡単に言うと、死に際で昔のことを思い出す…と言った感じだ。


走馬灯。1度でいいから、それを見てみたい。

どんなものだろうか。

出てくる記憶は、自分の中で幸せだった時のものなのか。それとも辛かった時のものなのか。

もし、自分が見れたとしたら、どんなものが見れるのだろうか。

なんて、時々ぼんやりと考えたりもする。


もし。

今見ているこの時が、走馬灯で無い限り。




























────────────

ci「shp、おはよう!!」

元気よく、いつも通りに挨拶をする。

肩に腕を回して、にぱっと笑って。

するとshpもくすりと笑って返してくれるんだ。

これが、俺の日常。

shp「はよ。今日も元気やね。」

ci「そりゃぁね〜!!今日は休暇やから!!」

胸を張って伝える。

俺の名はci。W国という国の幹部だ。

軍人という人柄なもので、いつもいつも忙しいばかりだ。

だが、今日は特別なのだ。

tnが、いつも頑張ってる俺にご褒美って、休暇をくれたんだ。

嬉しい。日々の努力のお陰様だよな。


廊下を曲がって、食堂に入ると、tnがいた。

とりあえず、お礼をしておこう。

ci「tn〜!!今日はほんまありがとう!!」

tn「おう、ci。いつも頑張っとるからやで。」

ut「ずるいて〜…僕も休暇ほちぃ〜!!」

ut兄さんが、俺の背中にもたれかかりながら嘆く。

tnは、そんなut兄さんのおでこを軽く叩いて食器を取りに行った。

ci「ut兄さん、またtn怒らせたん?」

ut「うーん…提出期限1週間すぎてる書類のせいかなぁ?」

ci「いやそれやん。」

けらけらと笑っていると、急にzmとshoに腕を掴まれた。

ci「ぅえッ!?」

zm「ちーす!!おはよー!!」

sho「休暇ずりぃーな!!」

2人にぐいぐいと引っ張られている。

正直、腕が痛い。だが…まあ、心地よい。

こんなにも、幸せな時間なんてない。



…ない。


























──────────

視界に広がる空は、黒くなっていた。

地面に力なく横たわっている俺。

水色の癖毛は、したりとしていて、もう風になびくことは無い。

起き上がろうとしたが、無理だった。

横腹、太もも、左腕が痛い。

見ていれば、横腹からは血がだらだらと流れていて、太ももには小型のナイフが突き刺さっていた。そして、左腕には切り傷が着いていた。

出血量がやばいのか視界も薄れていく。

心做しか、呼吸も出来なくなっていく。

ああ、戦死でもするのか。

周りには皆がいない。

寂しいなあ。

独りだなんて…寂しいなあ。
















…という、悪夢を1週間に1度の程度で見る。

目が覚めれば、もう息苦しいなんてこともないし、水色のふわふわ癖毛に、健康な身体がある。

俺の知っているciの姿になる。

クシクシと頭を掻いて、書斎に向かった。

悪夢に関する本はあるだろうか。

emなら、何か知っているだろうか。






em「…あくむう?」

ci「せやねん。1週間に1度、同じ悪夢を見るんよ。」

em「ええ…分からないです。」

emは本を探してくれたが無く、em自身も知らなかった。

em「ですが、悪夢を見るのは心身の調子が悪い時だとか。休めてますか?」

ci「うん。楽しいよ。すっごく!!」

どのくらい?と聞かれたら、身体をおおきくひろげて、このぐらい!と叫ぶだろう。

本当に、そのくらいに幸せなのだ。

em「…それはもう、分からないです。」

「すみません。力になれなくて…。」

ci「そっかぁ。いいよ!!ありがとう!!」

emにお礼をして、書斎を後にした。

次は、shpにでも聞こう。






次は、ut兄さんにでも聞こう。





次は、tnにでも聞こう。





次は、shoにでも聞こう。





次は、zmにでも聞こう。





次は、rbにでも聞こう。





次は、knにでも聞こう。





次は、grにでも聞こう。





次は、snにでも聞こう。





次は、osにでも聞こう。





次は、htにでも聞こう。





次は、niにでも聞こう。












次は…。次…。























───────────

傷だらけの身体。

瞼がゆっくりと閉じていく。

微かに、仲間の声がした気がした。

でも、もう瞼が上がることは無い。

こんな悪夢、早く覚めてくれ。





もう、二度と見ることは無いのだけれど。























«解説»

ciは、戦いにより死にかけの軍人。

特攻隊としての役目を尽くし、最期は独り。

そんな辛い状況を裏がえそうと、走馬灯を作り上げていた。

時折見た、”悪夢”は現実の世界。

心身の調子が悪くて見ていた悪夢では無い。

あれが現実であり、今生きていたはずの幸せな時間が走馬灯、またの名を夢と言う。

そんな夢の幸せに浸ったまま、ciは瀕死の状況で走馬灯を見続けていた。

もう、ciがあの幸せな過去の世界に戻ることは無い。

なぜなら、ciは亡くなってしまったから。





君はどう思うか。

今見ているのは、本当に現実なのだろうか。

はたまた、長い走馬灯なのだろうか。


時折見る、悪夢。

それが現実なのではないのだろうか。





それとも、全てが空想なのだろうか。

















主でございません🤗

いやあ。。。。うん…。

一言で言うと、なんじゃこら。

いやまじで、雰囲気重視すると、文章がおかしくなるんご(´・ω・`)

まあ、おつまみ程度で読んでくれ

この作品はいかがでしたか?

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コメント

9

ユーザー

ミステリアスすげぇ〜ッッ!!ってなってたら 主でございませんのところで吹きました((

ユーザー

解説付きという神というココアビーンズ様 … ! 雰囲気重視でこんなに素敵な物語を創れるのはすごい … 👏 走馬灯か … 確かに一回みてみたいかも … ? ciくんは亡くなっちゃったけど走馬灯の中で幸せに過ごしている … でもたまに現実という悪夢を見る 。なんか辛いなぁ … ciくんが幸せなら 、とか思っちゃうけど …

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