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水side

水「ただいま」

……

返事が返ってこない静かな家

水「ッ…」

いつもなら元気な可愛い声で笑顔に走ってくるのに

君の声が聞きたい、君の顔が見たい

君の笑顔が愛おしくてたまらない

僕の彼女は殺人鬼に殺された

その殺人鬼が言うには

『イライラしていた時に丁度、女が通り掛かったから刺した』

と証言したそうだ

水「なんで…ッ?なんで桃ちゃんなの…ッッッポロポロ

刺された彼女が病院に運ばれたと聞いた時には絶望でしかなかった


僕と桃ちゃんはその日は一緒に帰る約束をしていた。が、

上司「おい、水」

水「はい」

上司「これ、今日中に提出いてくれ

水「え、でもこれ…」

上司「いいから、さっさとやれ」

水「あ、はい」

上司に残業をしないと終わらない量の仕事を任されてしまった

水「桃ちゃん〜」

桃「どーしたの?」

水「今日、残業になりそうだから一緒に帰れないかも…」

   「ごめんね?」

桃「((-ω-。)(。-ω-))ウウン気にしないで!!先に帰って美味しい料理作ってるから!!」

水「ありがと〜꒰՞ʚ̴̶̷́ ·̫ ʚ̴̶̷̥̀՞꒱」

今思えばあれで最後の会話だった

プルルルル

水「あれ?桃ちゃんからだ」

   「もしも〜し!桃ちゃん?」

???「あ、桃さんのお知り合いの方ですか!?」

水「え、はい。そうですけど、どちら様ですか?」

医者「私はダイス病院のものです!!」

      「桃さんが道端で刺されて倒れていたという通報が入りまして…」

水「え!?どういう!?」

医者「とりあえず病院へ!!」

水「はい!!!

 あの時僕は無我夢中に病院へ走っていた

なんで一緒に帰らなかったのだろう、上司からの仕事を断れば、と頭の中がごちゃごちゃになりながら

あの後、桃ちゃんは目を覚ますことはなく空へ旅立って行った

僕は転職をした

元の会社にいると彼を思い出すから

正直、最初は元気よく帰ってくるのではないかとか、帰ったら温かいご飯を準備して待ってくれているのではないかとか、考えていた

今でも彼の死を受け止めることは出来なかった

今日は彼の命日だ

水「桃ちゃん、元気にしてるかな…?ポロポロ」

僕は彼のお墓の前で手を合わせた

『元気だよ!ありがとう!!!水っち!!!!ニコッ』

水「ッ……ポロポロ」

   「桃ちゃん……ポロポロ大好きだよポロポロ」

『俺もだよ。水っちニコッ』

君からのハグは暖かかった

今、その暖かさが感じられた

僕、ないちゃんのために頑張るよ!!

見ててね桃ちゃん!

✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂


どうだったでしょうか!!

初ノベルそして、初感動系(?)の物語!!!!

感動系だったかはまぁ、初めてだったから大目に見てくださいw

それでは!!

おつみどり!!!

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