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Twitterに載っけてた短編と没詰めです。
※とてつもなく自分の性癖しか考慮していません、バース系、嘔吐、派生gtなんでもありです、それでも大丈夫な方はどうぞ
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初夏 ykgt
「ふはっ、ブサイク〜」
不意に驚かされた時、無様にビビり散らかした僕をふんわり笑うぐっち。
唯の日常の一コマの顔はとても可愛くて綺麗に見えた。
「…っうざすぎ〜、」
こんなのほっぺがあついのも目の前のぐっちがキラキラ輝いて見えるのもずっとこのままならいいのにって思うのも全部全部夏のせい。
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マジックは魔法になり得ない rdgt
俺はマジックショーの種明かしが嫌いだ。
折角魔法を創り上げたのに人間風情に出来る様改造してしまう。
まるで夢の様であった時間を壊す、そんな種明かしが俺は大嫌いだった。
ーーー
ーー
ー
「種明かしだ、らっだぁ。」
これは、俺がお前に植え付けてしまった感情を種明かしをする為の話
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情とフレンチキス smgt ※学パロ
「まじで、いいの?」
「も、いいっつってんじゃん!とっとと抱けよ!」
震える唇、潤んだ瞳、苦しそうな表情、いつだって性処理の為だけにしていたこの密会なのに眼の前の男が余りにも哀れで苦しそうで悲しそうで悔しそうで。
「んそめはさぁ、分かってねぇよ、!いいっつってんじゃん、理由聞くなよ、お前馬鹿じゃないだろうがよ、」
「そんなん言われなくてもわかってるよ!
わかってるし今までだってセフレ関係だったしらっだぁとの関係に口突っ込もうとも思ってないよ?でもさぁ!」
「なんで、そんな苦しそうな顔で抱かれに来んだよ…せめて何か言い訳しろよ…」
「ッ〜!!…も、いいじゃんらっだぁとか他の人とか学校とか幼馴染とか恋人だとかさぁ!!…も、ほんと、ぜんぶ、どーでもい」
お前が泣きそうな顔するから、勝手に期待して苦しんでるから、それで全部諦めた顔するから。
「ぉら、さっさと抱けよ、痛くてもなんでもいい」
「…痛くはしないからそんなお前の自傷行為に付き合ってやる程俺優しくねぇよ」
「はっ、頭湧いてら」
痛みを望むお前に柔らかなキスを送るのはきっとエゴだろう
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ただのいたずら trgt
「ねねぐちさんぐちさん」
「んなー」
「こっちむいてー」
「んー」
「スマホ見てないでってばー」
「ぅいー」
「もー、こっちむいてってば!」
「んなんだよさっきかr
ちゅっ
「…おまえきしょ」
「耳赤くなってる」
「きしょ」
「ぐちさんが悪い」
「きしょすぎ」
「あーあきしょきしょボットになっちゃった」
「……ほんときしょいわ」
「んふ、ぐちさ〜ん、ベッド行こ〜?だめー?」
「だめじゃなくもなくもなくもないけど」
「んよくわからんけどいこ!スマホは机の上置いといてね」
「、わぁったよ」
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運命の人 rdgt ※アイスバース、死ネタ
「あまい、あまいね、あまいよ、ほんと、うん、うん゛、ははっ、おいしい、おいしいなぁ゛…ごめん、ごめんね、おれ、好きになってごめんね、ジュースでごめんね、ごめん。ごめん、ぅ゛っ、だいすき、大好きだよぐちつぼ、ほんと、だいすき。ごめん。」
吐きそう、赤いマフラーが水分で濡れ青いカーディガンが冷たさで体温を奪う
好きだったから、大切にしたかったのに居なくならないでほしくて否定したのに。
残ったのは鼻腔をくすぐる甘いはちみつの様な匂いとぐちゃり、濡れた衣服だけだった。
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オイルが零れた trgt※死ネタ、アンドロイド化
「ねぐちつぼさん、お願い、助けてって言って、治療しろって、治療をするなっていう命令を撤回してください。
攻撃していいよって、仕返ししろ復讐しろって命令してください」
腕に抱いた成人男性の体温が下がっていく、アンドロイドの俺が抱きしめた所で彼の傷が癒えることは無いし温めることも出来ない
腹部の損傷が激しい、出血多量だ細かい傷も目立つ、…放置していれば必ず死に至る程の出血だ
「ッ、バーカ、そ、んな、ことの為に….ゴホッ、創った訳じゃねぇっつの、」
「…ッわからん、なんでなんで俺は今こんなにコアが痛いの?損傷は無いのに、消耗もしてないのに、ねぇぐちさん、」
彼は俺を作ってくれた、俺に飯の美味さを教えてくれた、ゲームの楽しさを教えてくれた、人を助ける方法を教えてくれた
それでもそのメモリは今何の役にも立たない、彼は俺に治療を施すなと言った、この暮らしを奪ったものに対しての復讐を願ってはくれない
体温が亡くなって征くぐちつぼさんを壊れゆくギアで抱き締めることしかできなかった。
ぐちつぼを失ってからきっと人らしくなっていくアンドロイドたらこの話
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あの特殊刑事課つぼ浦くんがクソザコ催眠にかかるわけない!※mb攻め
「そこの犯人〜止まりなさ〜い!止まれっつってんだろ〜!!おいゴラァ!!!止まらんかい!!!!!!
よーし、そのまま降りてこーい、あ?人質交換だぁ?ウェッ、俺か!?まぁいいぜ、その代わりアタック解禁だからな!
…ぅおっ、!?おんっま、運転うますぎだろ…んだこのショートカット今ヘリいねぇし流石に追ってこれてねぇな、
てかなんで交換なんて、…ん、?お前どこのギャングだ?てかこんな北側にどっかのギャングのアジトなんてあったか?
っ、おい!?テメェっ何してっ、体触んなッ!GPSだな?言えよ、自分で切るっつの、んでお前の目的は?
こんな北側まで目的もなしに来たのか?んなわけないよな?
……は、俺が、欲し…はぁ?金なら今ないぜ?、ん?そういう事じゃない?どーゆうことだ?ァアン?ちくしょうよくわからねぇな。
ま金じゃねぇなら別にいいぜ、俺今ロケラン持ってねぇし手錠も一番強いポケットに閉まってっから取れるもんなんもないぜ!残念だったな!
はぁ?言ってる意味わかんねぇって、つーか催眠だァ?んだそれ、よくわかんねぇけどかかるわけねぇだろ!
…
………………、ぁ゙、?…、手錠外すけど逃げないで?んで逃げる必要あんだよ、訳分かんねぇな…?
ん?サングラス外せだ?んまぁこれくらいならいいけどよ、上のアロハシャツもか?おー、わぁった
んで?俺はどーすりゃいいんだ
ついてこい?おう、まぁ、いいぜ
…付いたんか?ここ入りゃいいんだな、うーい、邪魔すんぜ〜!
で俺はこっからどーすりゃいいんだ?
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彼という人私という人間 レダ空※名無しmbが居ますレダ空付き合い済
今日の昼はいつもより世界がどんより暗かった
バイクで駆け抜けようと命を直そうともずっと心がざわついていた
早く寝ようと、思っていた
だが彼等が今日客船あるとのことで一応残って助けになればと思っていた
轟々とうるさいプロペラ、彼らから頂いたヘリに乗りながら逃走補助と呼ばれるものを行った、皆さんに怪我はないだろうか。
あの人は無事だった。
比較的軽症で済んだらしい、嗚呼良かった これでも私を求めてくれた彼等、彼女等には曲りなりにも感謝しているし恩も感じているのだ。
今日の客船では会えなかったあの人に会いたいな
空を切る風が気持ちいい
どんよりした心を少しは拭ってくれたこの空と贈り物に感謝した、そうだ一度彼等のアジトに顔を出しに行こう
ヘリをしまい愛用のバイクに乗り換える
なんだか昼とは打って変わって心が軽い、やはり私含め人とは単純だなとしみじみと感じる
通称ゲーセンアジトと呼ばれる場所に向かう、そういえば今日はあまり見たことのなかった人が客船にいたな、無線にも見知らぬ名前があるし、きっと敵ではないのだろうけれど。
傭兵でも雇ったのだろうか
『空架一度ゲーセンアジト向かいます』
『んー了解!ぐっさん今日頑張ってくれたもんな!ありがと!』
『ん〜ぐちーつ今日あんがとね〜』
ふわり優しいテノールの聞く声が耳に入る、嗚呼嬉しい。
彼はどうにも私を可笑しくさせる劇薬の様まぁほぼ薬物だが
風を流していればあっという間に目的の場所にあと一歩というところまで来ていた
「…え」
体に纏わりついていた強い空気が緩く、そして止まった
違う、私が故意的に止まったのだ
「なんで、」
首に伝う湿度の高い感情と眼の前で繰り広げられた衝撃的すぎる光景
空っぽなわたしには、何も入ってなくて、なにもなかったからこそ、私を求めてくれて大切に壊さないように崩壊させていった彼が必要だったのに
眼の前にいる彼は女性の肩を抱いていた
眼の前にいる彼は口角を上げ、頬を淡い色に染め上げていた
そして女性の方も頬を赤らめ、淡い色の頬にキスを贈って、
あ、彼女、客船にいた
新しいお仲間さんだろうか
肩にはピンクの、うさぎ。
背中まで伸びている桜色の優しい髪にスラッと高い身長
ここからじゃあまり鮮明には見えないが恐らく容姿も整っているのだろう、所作の一つ一つが丁寧でおしとやかさがある。
わたし、には、お、れにはもう
「れだーさんしかいないのに」
この胸のざわめきは予兆だったのか
満たされていた、硝子の器に罅が広がる
馬鹿らしい、本当に馬鹿らしい
私は何を考えているのだろう、868には女性の夕コさんや芹沢さんだっていらっしゃる。
追加メンバーが今まで男性だっただけで別に女性を構成員に入れないというわけじゃあないだろうに
『すみません、空架急用ができたのでアジトに向かうのまた今度にします』
…
『りょーかいです。ぐち逸さんお体には気を付けてくださいね』
『ありがとうございます、お疲れ様でした。』
彼はロボットだというのに、体の心配までできるのか。だからどうしたということではあるがなんとなく、何となくその労いの一言が嬉しかった反面感情にバグを発生させた。
目と鼻の先という位置にあったアジトに背を向けバイクにエンジンをかける
勢いよく風切っていれば急に自分自身の肩に乗っているピンクのうさぎが重たくのしかかってくる様な錯覚を起こした
なんだろう、私は彼ら曰く仲間と言うやつなのに、なぜ私はメンバーじゃ、
「っ、!」
何を考えてる空架ぐち逸。
私は医者で、命を救いたくて、これしかないだろう
空な自分に残されていたのはこの医者という肩書で、それだけで、それだけで!!
ガツン!!!
からだがちゅうをまう
遅れて脊髄と頭、四肢に痛み感じる
やってしまった、ぼーっとしてて眼の前の車に気が付かなかった
車に乗っていた人は駆けつけてくるでもなく何も言わず走り去った、なんて薄情な街だ、人が死ぬかもしれないのに。
ああでも別に良いかもしれない、今更私の命だなんで。
助けられる命は助けたい、これは紛れもない本心だ
だが本心であると同時に存在するこの優先順位はなんなんだろう。
私はほんとにこんな人間だったのか?
私は本当は私じゃないのか?
おれは、なんのつながりがあったんだ?
縋りたいものが増えれば増えるほど、救わなければいけない使命を考えれば考えるほど痛くなってくるのは何故だ
「もうわからない、わたしは、おれは、どれ、だれ。」
嗄れきった喉は間抜けにも空気を吐くと同等の声しか出せない
ただいまの、そらかは、あの人の隣りにいたいという気持ちで生きている
これは本当に空架なのだろうか
彼を好きでいればいるほど私が私でなくなってしまう
人を直せば直すほどわからなくなる
からっぽなじぶんは、どうすれば満たされるんだろう
汗と血と涙でくらむ視線の先には何もない
あったのは真相のわからない人と物事
伽藍道な私という人間のことだけ
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忘却の洗脳 smgt rdgt※限界ハードコアの生存者ネタバレが含まれます
「ね、あんときのぺいんとほんと面白かった
もん」
「まさかジュークボックス3つ作るとは思わなかったしね〜、んでそれを足場にするとか、ふっ、はは」「んね、うん。」
「、あん時のたらこのケーキマジで嬉しかったよね」
「ね、全然食べなかったけどふふっ、」二人は俺が寝たら知らない奴らの話をする、名前も知らない思い出もない奴らの話でも二人は懐かしげに話しててなんとも幸せそうに言ってて、きっとその人達はらっだぁやこんそめにとってきっと大事だった人達で、俺にとっては全く知らない人。
だからと言って俺の眼の前では一切そんな話はしないし、理由があるならそれで別にいいと、今はそう思う。いつかは忘れたけど一度だけ誰の話をしてるか聞いたときの二人の苦悶様顔貌は脳裏にこびりついて忘れられないから、今は別にいい。
そして俺は今日も何も知らないふりをして夜明けを待つのだ。
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ここから没です
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ご奉仕してくれメイドさん! pngt
5月10日は巷ではメイドの日と呼ばれている、そう、俺ぺいんとは思ったのである。
えっこれ合法的にぐちーつにメイド服着てもらえるんじゃね…?
といってもまぁ俺の恋人のぐちーつは身長が超絶高いメチャ高身長イケメンてな訳で市販のやつとかだと絶対丈が大変なことになるしパッツパツになると思う、俺的にはそれはそれで興奮するからいいけどぐちーつピチピチの服好きじゃないんだよなぁ…どうしたもんか、と悩んだ、が!そこで透徹
そして俺天才ぺいんとは思った、じゃあ専門店で買えばよくね?と。
専門店なら市販のやつよりレパートリーあるだろうし小物とかも揃ってるだろうし!思い立ったが吉日という言葉があるし俺は深夜2時半の深夜テンション時にメイド服専門店のサイトからかわいいを探し求め始めた____
そんなことがあったのが一週間前の事
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夕暮れ時、家でぐちーつとダラダラしていると不意にインターホンが鳴った
「ん?ぺんさんなんか頼んだ?」
「ん〜、頼んだ、っけ、…あっ頼んだ!!ちょ受け取り行ってくるわ!!」
「?お、おう?、そんな焦らんくても俺取りいこうか?」
「いやいやいや!!大丈夫!!貰ってくるね!待ってて!!」
そう言いながらソファーに横になってた体を動かす、流石に受け取る商品欄にメイド服って書いてあるかもしれないのに受け取りに行ってもらうわけにはいかないな!?
ところどころずっこけながら玄関に向かう、あーもうなんで焦るとフローリングで足滑らすかなぁ!?
玄関に着いていそいそと扉を開ける
「お届け物で〜す、サインか印鑑お願いしゃぁす」
「あっはーぃ、ペン貸しテモらえますか?」
扉を開けば眼の前に予想してたよりも2から3倍大っきかった段ボール二箱と若めの男性配達員さん、人見知りと驚きが入り混じって声が裏返ってしまった、恥ずかしぃ〜、
渡してもらったボールペンを使いすささーっと用紙に名前を書く、こう言う業者さんが使うペンってどれも書き心地いいよなぁなんでなんだろ?
「ぁーい、あぃざぃましたぁ〜」
俺に手渡しで一つ段ボールを渡し、もう一つの段ボールは床に置くと一度ペコッと頭を下げ男性配達員さんは帰っていった、にしてもほんとにおっきいな、確かにたくさん小物も含めて買ったけどこんな引っ越しで使うようないっちゃんデカいレベルとは思わなかった
「ぺんさんそれ何買ったんすか?」
「ピョイッスッ!?」
突然の背後からの声掛けに飛び跳ねるように驚く、いやそりゃ一緒の家にいたら相手から声がかけられるとかはおかしいことじゃないのはわかってるんだけどね!?
「ど、どしたのぐちーつ?」
「嫌あんまりにも焦って取りに行ってドタバタしてるもんだから何焦ってるんだろうなぁって言う事だったんだけど、その箱なんすか?」
そう言うとぐちーつはぬっと背後から覗き込むように段ボールについてる郵送の時に選択するであろう商品説明欄的なところを見始める、そこには衣服類とだけ書いてあって他のシールとして下の方には注文したメイド服専門の店名の『fine silk』と記載されていた
「ん?なんの服買ったの?服の取り寄せとかにしては滅茶苦茶箱デカそうだけど、てか床にもおいてあるし二箱?」
「あぃやぁそのね?うーんなんていうかいやそのぐちーつに結局着てもらうし嫌でも急にだとキモい、いやそうじゃなくてね?」
勿論これはぐちーつに着て欲しいっていう願望で結構お高めのやつを買った訳だし後で服は渡すけど急に焦ってた理由は『恋人にメイド服着せたくて市販のやつじゃ満足できないから専門店のやつ頼みました!それも小物も種類もたくさん買いました!』とはきもすぎて言えないし…
「ぺ、ぺんさん?大丈夫?」
「…ぐちーつさ、一個お願いしてもいい?」
「ぉえ?まぁ、俺ができることなら…?」
「この服着てみてくれない?」
「えこれぺんさんの服じゃないんすか?」
疑問符がたくさん浮かんだ顔でこちらを見てくる、対面で見合って俺はもうこの作戦にかけることに決めた、ぐちーつには悪いけど言っちゃえば俺はぐちーつのメイド服が滅茶苦茶見たい!
だからそのためにはできることだいたいするかんね!
「あのさ、ぐちぃつぅ嫌な顔しないで聞いてほしいんだけどね?」
キュルッと上目遣いでぐちーつの方を見る、フッフッフ俺は知ってるぞ、ぐちーつは俺の上目遣いに弱いという事に…!
「ぁえっと、なっ、なにぃ?」
おっ、今ちょっと狼狽えたな?目線も外したし、このまま押し切れるかな、
一度屈み腕に抱えていた箱をフローリングに置きぐちーつの手に指を絡める、あっちょっと冷たい
俺が指を絡めればぴくっと体を動かしこちらに目をやった
「あんねぐちーつ、今届いた服なんだけどね言っちゃうと中身メイド服なのね」
「えっメイド服?」
「そメイド服。なんだけどね、本当にどぉしてもぐちーつに着てほしいの!!
別ににミニスカって訳じゃないし結構本格的なちゃんとしてるところの奴買ったからさ?一回だけでもいいから着てみて欲しい!!だめぇ?」
ぐちーつと俺の手を胸元まで持ってきて俺より細くてちょっとデカいぐちーつの手を両手で包む、上目遣い&お願いでどうにか、!!
「い、一旦、中身見るのはいい?」
「あっいいよ!結構綺麗めなやつとか可愛いやつとかあっていっぱい種類あって見れば見るほど全部ぐちーつに似合いそうだったから良さげな奴買ったらこんなことになっちゃった、へへ、」
「だとして俺が突っぱねたらどうするつもりだったの、まぁ一旦部屋ン中で見よ?」
一旦手を離すとぐちーつは屈んでそのまま横の床に置いた段ボールを持ちあげた、俺も玄関の方に置いていたもう一つの箱を持ってリビングに向かう
「種類、豊富すぎん…?」
リビングに戻って段ボールを開けると丁寧に服が一セット丸々でプチプチに梱包されていて滅茶苦茶厳重に保管されていた、それが一箱だけで見積もっても4枚ほどあるもんだからぐちーつはちょっと引き気味だ
えっ俺こんなに買ったっけ??
「さてはぺんさん変なとこで散財したな?」
「そんなつもりはなかったんだけど、ハハ…」
4着全部段ボールから取り出してプチプチからも出していく、うわこの服めちゃくちゃさわり心地良すぎ〜、これ着てぐちーつにご主人様って言ってもらいたいなぁ…
「ねぇぐちーつ!一回!折角だから一回どれか着てみない!?」
「マジ?本気、?いや買ってるって事は本気なんだろうけどさぁ、ぺんさん女装とメイド服なんて性癖あったっけ?」
「いや俺はぐちーつだから女装もメイド服姿も見たいの!!」
「なっ、んかそんなに熱烈に言われると恥ずかしいんだけどぉ?」
「へへへ、ね、おねがぁい!」
「うーん、いやぁ、…じゃあ一着だけね?」
「ンッぃやったぁぁあああ!!!!」
「ふはっ、じゃあべワンさ一着選んでよ、俺に似合うやつの中でも最上級に似合うやつ」
「もっちろん!!!任せてまじでぐちーつのことキュルッキュルにしてやんよ!!」
「鼓膜破れるぅ゙!」
元から可愛い恋人が照れながら自分似合う服で着飾らせてやる!(服はメイド服だが)って言ってんだそれが嬉しくない彼氏がどこにいると思ってんだ…!隠しきれない興奮冷めやらぬ興奮を胸に箱を物色し始める
折角なら全部着てほしい所ではあるけど譲歩して一着、まぁあのぐちーつのプライドをへし折ってそんでもって恋人のメイド服が見れるんだ、それだけでもう支払った額よりもお釣りが来るってもんだろ!
さてさて、じゃあ結局はどの服を着てもらおうかな
サイトで見たときは脳内ぐちーつに着せて合いそうなやつを片っ端からって感じだったからなぁ、あっそうだ
「ねねぐちーつ!」
「なになにぺんさん?」
「着なくていいから一回合わせるだけ合わせていい?」
「あ〜体にってことね?ギリギリの俺の優しさね、いいよ」
「やったぁー!ありがとねぇ!」
もうほんとに嬉しいことだらけでホックホクな俺をふんわり優しい表情で見ているぐちーつ、なんだろ恥ずかしいって気持ちと可愛いが同時にくるとなんかむず痒いな…、とりあえず一番近くに置いてあった黒基調のメイド服をとり丁寧にしてある梱包を剥がしていく、こういうプチプチって雑巾みたいに絞る感じで音鳴らすと滅茶苦茶爽快なんだよなぁ〜
取り出すと服自体はエプロン部分とドレス部分で分かれていて、エプロン部分はサラサラとしていながら柔らかく恐らくコットンが使われているようだった、エプロン自体も全体的にフリルがヒラヒラってわけじゃなくて肩の部分はレースが貴重とされて全体的に刺繍っぽく仕上がっていて感心しちゃう、写真じゃあんまり伝わってなかったけど現物を見ると息を呑むほど綺麗だった、えぐいなこれ、
下の部分は上と変わらす素材はコットンっぽくて縁にはひらひらと大きめのフリルがついていてとても可愛い、だがすごいのはそれだけじゃなくてこのフリルの上の方に模様が織り込まれているのだ、なんていうかメチャお高い感じの模様!枝がくるってなってて葉っぱだとか色々きれいにつながってる感じな!
模様の名前はわからないがとにかくキレイなやつだ、ほんとに専門店ってすごいなとしみじみ感じる
黒基地のドレスの方ははロングスカートで上半身は結構緩めに作られてるみたいだ、だけど付属でコルセットがあったから人のウエストによって変えられる感じがある。
ドレス自体もすごくさわり心地がよくてしっかりとした布なのに柔らかいし通気性もそこそこ良さそうでほんともう職人の所業だ
まぁぐちーつにはコルセットきつそうだしなしでもいいかな。
「ぐちーつこのドレスの方持ってもらっていい?」
「ほーいよ、ってめっちゃこれ触り心地いいね」
「だよね!専門店って凄いね〜」
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通常と普通 trgt※trgtというよりtrgt未満です
俺って異端なんだよなぁとか、そー言うイキリする奴が昔友達にいた。
別にそれが悪いだとかそーいうのは無いし勝手にやってろーって思ってんだけど、まるで自分が異端である事がかっこいいと、あたかも正しいとでも思ってる態度がほんとに気に入らなかった
痛みがかっこいいとか、傷は強い証とか、意味わかんなくて
「痛い゛!!!!いだいよぉぉぉおお゛!!な゛ん゛で!!そんなことする゛の゛!!」
そいつの右頬をぶん殴った
そんでそいつは馬鹿みたいに泣いた。
みんなして俺を責め立てた『なんで殴った』『なんでそんな酷いことが出来るの』
なんで怒られるか分からなかった、本当に分からなかった
あいつはいつだって自分の傷を見ては惚れ惚れするような顔をしていた、じゃあもっとかっこよくしてやろうって言う善意だってあったのに
ああでも、今でも忘れられない言葉を吐かれたっけ
『たらこくん、きみ、へんだよ」
ふと零された言葉は、どんな罵声より強い非難の言葉だった
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「…ぅわ、」
背中がじっとりと嫌な汗をかいている、Tシャツ越しに感じる髪の毛1本1本の感覚すら不愉快な感覚を増長させてくる。
まだ汗かく程の季節でもないのに布団はベッドの下に全落ちで、まだ月明かりが世界を照らす時間に起きた癖に全くもって眠気がいつもほんっと執拗い眠気が全く襲ってこない
一旦体を起こして地に足を物理的につけた生活を開始する。
俺今なんの夢見てたんだろ、なーっも覚えてないのに腹ん中きめぇ
現在時刻、午前3時
あー今日もバイトしてから4限目から大学、だる、行きたくね、ずっと家いたいマジ無理
ごっちゃりした頭を色々こねくり回してもうめんどくさくて若者らしく起きた瞬間からのブルーライト浴びをする
スマホの電源を入れればそこにゃ公式アカウントからの通知と充電が20パーセントを切っている警告通知だけが表示されていてちょっと虚しくなる
あそうだ、どーせならぐちさんに連絡しよ
ぐちさんってのはレスバで仲良くなったっていう意味わかんない経緯で親友ポジにいる年上の面白ニキ、勿論お互い顔は知らないし年齢だって俺が一方的に伝えただけで年上ということしか知らない、どうせこの時間なら起きてるっしょ
『ぐちさーん、今起きてるーー?』
3秒間くらいじーっとメッセージアプリを見つめて既読がつかなくて電源を消した、別に連絡が来るのじっと待ったっていいけどそーいう気分じゃないから
スマホを枕元に置いて、落ちている掛け布団をベッドの上に戻す、そろそろ布団とか衣替えしよーかなとか昨日思ってたのに夜が冷たすぎてそんな気も薄れた
ピコン っと枕上に放置されたスマホが鳴く、そう言えばマナーモードにしてなかったっけかとか思いつつスマホを手に取り体を寝具に投げる
通知の元凶は思い通りぐちさんで端的な文章で
『起きてる、なんかあった?』
だと、いやぁいい男よマジこんな時間に連絡しても悪く言わんで心配までできて…マジ良い奴
『暇、通話しよ』
『りょ』
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気が向いたら書きたいのと書く予定があるのともう書く気のない奴詰めでした。