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:今回:
渡辺:りょーた!!
佐久間:にゃは、ひかるぅ!
そういってかけてくる2人を、「あぶねぇよ!」と注意する照。翔太は俺と目が合うと、すぐ寄ってきて手を繋いだ。
宮舘:……翔太?
渡辺:黙れ、いいだろ別に。
宮舘:……ふふ。
佐久間:うわぁ、ゆり組!
岩本:阿部も呼べばよかったか?
少しいちゃいちゃな空気の俺たちを他所に、佐久間と岩本は苦笑しながら写真を撮っていた。
渡辺:お前ら!とんなよ!!!
佐久間:別にいいじゃん!
ひかると別れれば、俺たち3人は、1回のカフェテリアでほかのメンバーを待とうということになった。今は11時45分。あと15分で来るはず。
渡辺:……佐久間近い。
そう翔太が不満を漏らすのは理由がある。佐久間は翔太が俺に手を出さないよう、俺の隣に座ったんだ。そして、翔太が向かい側に座る形になり、すごい拗ねてる。
佐久間:そーでやんすか?にゃは、すんませぇ~ん!いや、阿部ちゃんと照の言いつけなんだもん。
そう言ってため息をつく佐久間に、翔太は頬をふくらませた。その時の俺は何を思ったのか、翔太の頬を人差し指で押す。すると、ぷっ、と空気が抜けて、翔太はきょと、と目を丸くした。そして、みるみるうちに顔を赤くする。
渡辺:はぁ!?てめぇ何してんだよ、
宮舘:え?
そしてその光景を写真に収めていたらしい佐久間は、スマホの画面を操作している。そして、俺と翔太のスマホの通知が鳴り、画面を開くとグループLINEに先程の写真2枚、送られていた。
渡辺:はぁ!!??!
1度怒鳴ると、翔太はLINEの方で佐久間に注意し始める。
渡辺『ふざけんな佐久間!肖像権!』
渡辺『照も、さっきの消せ!!!』
岩本『いやだ。』
渡辺『はぁ!?』
画面のやり取りを見ながら、俺は苦笑しつつ『もう少しだけ阿部に眼福の時間あげよう。』と送った。
佐久間:ちょ、おなかいたぁ、!
LINEのやり取りを見ながらずっと笑っていた佐久間は、目から溢れた涙を拭った。
時刻は11時55分。もうあと5分で集合時間。すると向こうから人影が近づいてくる。結構見覚えある面影で、身長は高い、イコール ラウール。俺らを見つけたらしいラウールは、ぶんぶんと手を振った。
次回 全員集合!!