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『私』は簡単に言えば学生だ。ごく普通の学生なのかと言われれば違うのかもしれない。勉強はできない、運動もできない、人間関係もよくない、容姿も薄い。私には何があるのだろう?なら、自分の感情を文字に写すことなんて誰でもできるのではないだろうか。私にでもできるのかもしれない。これは私の話であり、私だけの物語だ。他人は関係ない。難しいことは言っていない。ただ私自信が私の感情を書き込むだけだからだ。ではまず、私という人物を知ってもらおう。幼児の頃の記憶はまぁまぁあるが対したことじゃないので小学校の頃から語ろうかな。小学校の私は、ひたすら教師に怒られる日々だった。教師に怒られなかった時なんてあったのだろうか。最初に怒られたのは入学したての小学一年生の時だ。おいおい、まじかよ、流石に嘘だろ、と思うかもしれないが結構な事件だった。そこから私は学校中の教師に目を付けられていたのかもしれない。何限目だったろう?多分「図工」の時間だったかな。その時は粘土で何かを作る的な感じだったと思う。隣の席は背が低く小柄な女の子だった。その時の図工でやっていた粘土のテーマは確か「動物」で、私は猫とか犬とかそこら辺を作っていただろう。その隣の席の子もうさぎとかそこら辺だっけな。その隣の席の子はひたすら粘土をこねていた。するとその子は「ねぇー、みてみてー!粘土めっちゃ柔らかーい!触って触ってー!」と言ってきたので私も触った。私はあまりにも柔らかい粘土に感動して、「えー、凄い柔らかいねー。良かったら粘土あげるからその粘土と交換しない?」と言った。別にいいだろう。同じ粘土の量なんだから。そしたらその子は「いいよー!!あげるー!!」と言って渡してくれた。嫌な顔せず渡してくれたしその後も時間は平和にすぎて行った。大きな問題はその後の休憩時間だった。何故か隣の席の子に人が沢山集まっていた。読書をしているふりをして、気になって盛り上がっている内容を静かに聞いていた。すると、「えー!○○ちゃんのほっぺめっちゃ気持ちいいー!」と隣の席の子が友達の頬をむにっとつまんでいるようだった。その時隣の席の子が私に話しかけてきた。「ねーねー!○○ちゃんのほっぺ触ってみてー!めっちゃ気持ちいいよー!」私はその○○ちゃんとは別に仲がいいわけでも無かったので、「やめとくよー。」と言うと○○ちゃんが「えー、じゃあさSちゃんのほっぺ触ったらー?Sちゃんの方がいいよー」と言ってきた、そのSちゃんとは隣の席の子のイニシャルだ。別にSちゃんは隣の席だし、普通に話すので、「わかったー。」と言って頬を触った2回くらいむにっと優しくつまむようにして触った。触り終えて、「あーほんとだー。」と言った、その時Sちゃんの表情はいつもと変わらなかった。その日の重要な出来事はそれで終わった。その次の日、教室に入ると担任の先生とその隣の席のSちゃんが1体1で話していた。何故か普通の話では無いような気がした。みんなも気になっていたので、私はわざと机の縁のトゲが指に刺さったことにして、先生に言いに行くことにした。「先生ー。指にトゲが刺さっちゃいましたー。」と言うと先生は私の事を睨みつけ、「丁度良かった、話があります。トゲはそれから抜きますね。」と言った。え?もしかして私の話?と思い、Sちゃんの方を見るとSちゃんは不満げな顔で私を見ていた。すると先生は話はじめた、「昨日の図工の後の休み時間を覚えていますか?貴方は急にSさんのほっぺを2、3回つねったんですね?」と訳の分からないことを言われたので私は「え?つねってません!」と言うと先生は「しかも粘土を奪い取ったり、入学初日からSさんを睨めつけたりしたんですよね?Sさんが何かしたんですか?」と言ってきた。粘土に関しては奪い取るという言い方があってるかどうかはまだその時の私には理解できず、一方的に言われて、涙を流すことしかできなかった。その上、睨めつけるというのは元々そういう顔をしているのだ。どういう誤解なのだろう?今考えればSちゃんと隣の席になってしまったこと自体がいけなかったのかもしれない。その時私は何も言えずに泣いていると、先生は「どうして貴方が無くの?貴方は加害者なのよ?」と言ってきた。その時の私には加害者という言葉すら理解できなかったが、私が悪いことにされているということは理解できていた。とりあえず、その件は虚しくも一件落着ということになり、その後席替えをしたりして、Sちゃんと関わることは無くなった。その後の日々からだった。私は先生に毎回呼び出された。人を睨んでいるだのなんだので毎日しょうもない理由で呼び出された。上履きを忘れただけで裸足で体育をやれだの、他の人も授業中に遊んだり、手紙交換をしているのにも関わらず、たまたま手紙が回ってきたのが私だった時に誰かが先生にチクり、私だけが呼び出され、手紙の内容をみんなの前で読まれ、明らかに自筆が私じゃないのにも関わらず内容が先生や友達の悪口で、いろんな先生に怒られ、そんな日々を小学校6年間送ってきた。もっとえげつけない事で怒られたりもした、鼓笛での態度が悪いだとか、ヘラヘラしているだとか、完全に私はみんなと同じことをしているのに、私だけがいつも特定のお決まりで怒られる、他にもいろいろ怒られたがそれらはまぁ私が悪いのは認めているので、言わないでおこう。人間関係でも辛かった。もちろんそんな日々を送ってきたのだから、いじめられた。男子には自分達で書いたラブレターを送り先を私の名前にされてある男子の筆箱にそのラブレターを入れられたりとかもした。私は全然好きでもなんでもないのに勘違いはされるし、筆箱に鼻水付きのティッシュが入っていたこともあった。それらが嫌で筆箱に鍵をつけると、病んでるだのなんだので男子に悪口を言われ、罵声を浴びせられた。そういう所を見ていた女子もまた、男子と関わっているからぶりっ子だのなんだの決めつけて私の運動靴にどんぐりや消しカスなどを大量にいれたりもされた。流石にムカついた私も先生に何度も言ったりもした。でも先生はそんなどうしようもない私に呆れきって嘘だと思っていた。それどこか先生は「お前がいけないんだろ?」と言ってきた。どうしようもなく我慢をして6年間耐えて耐えて耐え続けて、小学校を卒業したのだ。