《牛沢視点》
カチャン…と音が鳴る。
聞きなれないその音に恐怖を掻き立てられる。
「っ…やめろよ…外せ!」
俺は身動ぎ、目の前の彼に恐怖した。
彼は俺に構わず近寄ってくる。
ベッドの上で座らされる俺は手足の自由を奪われて逃げられなかった。
「近寄るな!お前何してるのか分かってんのか!」
精一杯抵抗をする。
しかし、言葉での抵抗も彼には届かなかった。
ジリジリと迫る彼に冷たい汗が流れる。
俺の身体は既に露でそこに彼の指が伝った。
早く逃げたい。解放して欲しい。そればかり思う。
なぜ彼がこんなことをするのか分からなかった。
「お前は友達にこんなことするのか!?俺には妻が居ること知ってんだろ!」
その言葉に彼の肩がピクリと動く。
「……うん、知ってるよ。夜の相手してもらってることも」
彼は俺の下腹部にある男の象徴を触った。
少しだけ身体が反応してしまう。
「だけど、それはココの相手でしょ?」
彼の指はスライドしてどんどん下へ下がっていく
「ココは空いてるじゃん」
排泄の穴に指が止まった。
俺は背筋が凍る。
俺を見つめる彼の目は獲物を前にした獣の目だった。
目の前の男が知らない人に見える。
「な…なに言ってんだ。そんなとこ使わねぇよ!」
彼は下に視線を落とし、手になにかをつける。
「大丈夫だよ。初めは痛いだろうけどちゃんと気持ちよくなるからね?」
そう言ってそこに指が入れられていく。
「やめろ!っ!」
もう彼には俺の言葉が届かなかった。
「う”い”ぃ”ッ…ふっ”ざけんな”っ!」
酷い痛みだけを感じ、お腹に力が入る。
その分だけ痛みを感じているのも分かった
「っ”…ぃ”はやく…抜けよッ!!」
嫌悪感しか感じなくて、友達にこんなことをされていると思うと辛くて仕方ない。
彼は黙々と俺の中に集中して俺はもう眼中になかった。
自然と涙が流れてくる。
なぜ俺はこんなことされなくてはいけないのか
俺は彼に何かしてしまっただろうか
必死に理由を考えようとするも痛みに全てをかき消される。
辛い…痛い…それしか脳は支配されなかった。
暫くして彼の指が抜かれた。
俺は苦しんだ分の酸素を取り戻す。
「今日はここまでにしよっか。よく頑張ったね」「じゃあまた明日」
そう言って彼は周りを綺麗に片付け、部屋を出ていく。
くそっ…もう、なんなんだ解放してくれ……
思っていたよりも体力を消耗していたらしい俺は疲れ果てて眠ってしまった。
気づいたらいたこの部屋での生活も、もう何度目かの目覚めを迎える。
何度も疲れて寝るせいで
今日が何日目かなんてもう分からなかった
いつも通り、彼が部屋のドアを開けた音がする。
「おはよううっしーご飯できたよ」
彼は毎回バリエーションを変えて、料理を運んで来てくれる。
俺が食事を終えると彼がドアの先へ持っていき、暫くして戻ってくる。
戻ってくると手にはローションが握られていて、手につけながら近づいてきた。
俺にはこれが見慣れた光景になってしまって彼の行動にもう何も言えなくなってしまった。
「じゃあ入れるよ~?」
そう言って指が入ってくる。
依然変わらずただ苦痛に耐えるだけ。
歯をぎりっと噛みしめ、時間が過ぎるのを待つ。
「うっしーの中もだいぶ柔らかくなってきたよね」なんて小言を言いながら弄ってくるコイツを早く殴りたくて仕方ない。
いつになったら解放されるんだ。
俺の中に逃げられない恐怖はもうなくて、終わりばかりを考えるようになった。
「今日はちゃんと学んできたんだよ」
何かを言った彼が1度俺の中から指を抜く
やっと終わりかと安堵する。
しかし、彼は再度自分の指に液をつけていた。
今まで2度は無かったのに…
困惑する俺をおいてまた指が入ってくる。
苦痛で顔が歪む。
予測されない動きに耐性がついていかず、苦しい声が大きく出た。
彼はまだ中を彷徨う。
ピクンッ!
不意にいつもとは違う感覚が身体に広がった。
先ほどまで苦しんでいた声に甘い声が混ざる。
「あぁ…やっとだ♡嬉しいようっしー!」
そう言う彼はニコリと笑い、甘い目をした
彼の指は刺激の流れる箇所を重点的に狙う ようになる。
「んっ…ぅあっ…ぅ”ぅ”…」
この刺激に耐えきれず、腰が少し浮いてしまう。
身動ぐ身体は快楽から逃げていた。
彼はボソボソと何かを言う。
何分・何十分かして彼が指を抜くと笑顔で部屋を出ていった。
あれは…なんなんだ…、未知の体験にどっと疲れを感じ、意識を飛ばした。
ドアの開く音で目を覚ます。
彼は先刻のニコニコ笑顔でご飯を持ってきていた。
俺はゆっくりと咀嚼する。
「うっしー、できるだけ優しくするからね?」そう言い残し、彼はまだ少し残る皿を持っていった。
俺は今までとはどこか違う彼にゾクッとする。
また彼が部屋へ入ってくると
今まで通り手に液をつけながら近寄ってくる。
なんだ…いつも通りか…
俺は心の何処かで安堵する。
本来なら痛みなんて嫌なはずなのにおかしくなってしまったのだろうか。
いつも通り、あの穴へ指が入った。
しかし、俺が感じたのは痛みではなく快楽だった。
その気持ちよさにまた身体が動く。
どうなってんだよこれ…!
理解できない状況に彼をキッと睨んだ。
「なに?そんな涙目の可愛い顔で睨んで…煽ってんの?♡」
そう言った彼は我慢できないと洩らし、下をカチャカチャと脱ぎ始めた。
露になった反り立つソレに恐怖を覚える
「っ…!やめろ!それを近づけるな!」
首をブンブン振り、顔をひきつらせる。
「はぁ…はぁ…やっとうっしーに…!」
興奮している彼は息が荒く、俺の穴しか見ていなかった。
ソレがあてがわれたのを感じる。
俺はそれを見て虫酸が走った。
ズンッ!!
「オ”ア”ッ!!?」
一気にお腹へ入っていった。
目の前がチカチカする。
お腹の圧迫感に吐き気がした。
それなのに、満たされている気もして気持ち悪くなる。
「ぬ…けよ…ッ!」
必死に声を出す。
何かに捕まっていないと耐えられなさそうで無意識に身を寄せてしまう。
「うっしー可愛い♡俺にすがってんの?」
そう言いながらゆっくりヌチョヌチョと音を立てながら動いてくる。
その度、快楽と痛みを拾ってしまう。
嫌なのに、やめて欲しいのに身体は正直に快楽で身体を震わせた。
抵抗できないと分かったのか彼は俺の手を自由にした。
俺の手を掴み、自身の後ろへ回させる。
俺はそこに必死にしがみつき、声が抑えられるように彼の肩へ顔を押し付けた。
「いやっ…ぅッ…ンン~っ!」
「ハッ♡可愛いすぎでしょ」
彼の動きが速くなる。
その度ゴツゴツと良いところを当てる精度が上がっていく。
俺の声は抑えというものを知らなくなっていった。
自分の下腹部が反り立っているのが分かる
「自分で俺に押し当てて来てんじゃん♡可愛い♡もうイきそう?」
彼の言葉に羞恥心を煽られ、ますます身体が反応する。
彼はその反応に答えるように俺のソレを上下に触り始めた。
「んぐっ…//うっ、やめてっ…イっちゃうぅ…ッ//」
俺の言葉をお構いなしに前も後ろも激しく動かし始める。
「いやぁ!//むりっ!イっちゃ…ぁ//イっくうぅ~~!!////」
久しぶりの絶頂に身体が大きく震えた。
大量に白濁が出てくる。
余韻に浸りながら肩を大きく揺らし、必死に酸素を取り込む。
虚ろな目で彼と目が合うと、また後ろが動き始めた。
絶頂後の身体には強すぎる刺激だった。
自然と口が開き、声が洩れてくる。
頭の働きはとうに役目を終え、気持ちよさしか考えられない。
彼と接吻を交わすと前も弄られ始める。
「ひあっ…//むりっ…んうぅ~ッ♡」
いつの間にか足も拘束を外され、俺は全身で彼にしがみついていた。
「ンやッ!まって!また…またイっちゃう~!//」
俺が二度目の絶頂を迎えようとしていると 彼のピストンと手が止まる。
「へぁ? 」
俺の熱は行き場をなくし、ウズウズと引くに引けなくてその場にとどまり続ける。
その熱がもどかしくて身体が身動ぐ。
彼は先ほどまでとうってかわってゆっくり動き始めた。
それでも快楽をひろってしまい、身体が反応するが先ほどまでの強い快楽はなかった
ビクビク動く身体はもどかしさを感じる。
あの快楽に溺れたい。そう思った。
目で必死に彼に伝える。
それでも彼に届くことはなくて、変わらぬペースで突かれる。
たまに、良いところを過る。
きっと彼は確信犯なのだろう。
だとしてももういいか
俺は考える頭などないから素直に口を開いた。
「お前のちん○でもっと俺の奥を犯して?♡」
彼の口角があがると今までになかったところまで突かれた。
息が詰まる。
それでも望んだ快楽に身体が嬉々とし、震える。
あぁ…来た♡…もっと壊して♡溺れさせて♡
何度も絶頂を迎え、意識を飛ばした。
はぁ…大好きだレトルト♡
お前だけで俺を満たして…♡
コメント
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あぁ、堕ちたね も〜 人妻(?)なのにぃ(牛だけにね)
初コメ失礼します(`・ω・´)ゞ レトさんがヤンデレ?みたいな感じでめっちゃ好きです♡ うっしーも最後は堕ちちゃって可愛かったです(((o(*゚▽゚*)o))) 最ᵃⁿᵈ高でした(*`ω´)b