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さのじん 。
ただいまー、って言っても誰も来ねぇもんな。あーあ。もう俺ダメかもしんねぇ。
最近、恋人の仁人と疎遠していて精神面がぐちゃぐちゃになってる。
いつもなら、「ただいま」って言ったら仁人が「おかえり」って返してくれるのに。
居ないから、なんとも毎日ぼんやりしている。
そんな気持ちを抱えながら、今日も眠りにつく。
朝、目を擦りながら窓の外を見ると、雪が降っていて 家の近くにある海はとても冷たそうだった。
ぁ、、朝か 。 ん 、、 雪降ってる 。
気づいたら部屋着のまま雪で冷えきった海に入り、向こうの方へと無闇に歩いてた。
寒さと不安に襲われて震えが止まらない。
っ、、 、 ぁ 、 (泣)
薄暗い雲の隙間から差す光が、俺の涙で滲んだ目に光を宿すように輝いている。
はぁっ 、 、 もっ、 だめっ、だ 、 泣
勇斗 、、 !!!
あれ、遠くから俺の名前を呼ぶ聞き馴染みのある声が聞こえてきた。
っ、 う、 っ、 泣
勇斗 っ !!
あぁ、1か月前に喧嘩してから1度も話してない仁人か。なんで俺の事心配してんだろ。なんでここに居るんだろ。
っ、、 な、っ、 なんだよ っ !!! 泣
勇斗 !!! なんでここにいんだよ !!
はぁ っ 、 ? お前にはっ 、 関係ないだろ っ !!! 泣
関係ある !!!!! 勇斗は俺の大切な恋人なんだよ !!!
っっ 、?! ふっ 、 へぁ っ 、 泣
えっ 、 ぁ 、 泣
勇斗 、、 おいでよ 。
っあ 、 、 じんっ、じんと っ、 泣
俺は今まで張り詰めていた気持ちがドンと溢れて、何も気にせず泣きじゃくり仁人に飛びついた。
寒かったでしょ 、 ごめんね 、 あの時出てって 、
っ、 さみ、さみしかっ、、たっ 、 泣
じんっ、、じんとっ、 はぁ 、 おれのことっ、 すきっ 、 ??泣
当たり前じゃん 。 あの時はついカッとなっただけ 。 申し訳ない 。
そう言いながら仁人は俺の頬を伝って出来た涙の跡を拭う
その親指に仁人の温もりを感じて余計涙が止まらなくなった。
っ 、 ぁ 、 っ 泣
っえ ?! 勇斗 、 ?! なんで泣いてんの 、
んんっ 、 なんでも 、、
これからもずっと っ、 いっ、しょ、 だよっ 、?
ん 、 泣きすぎて 上手く喋れてないじゃん 、 笑
ほら 、 家帰ろ ?
んっ 、 !
〜END