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びーえる
続きから。
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1週間は経った。
彼奴は何も言わないし、忘れた事にして普通の人間のような生活を送ってた。
ある日の夜。布団に入って寝ようとしていた時。
「 あの日のこと覚えてる? 」
…………は?
「 僕の体触ったりしてたよね 」
いやいやいや……えぇ?…笑
「 僕の体気持ちよかった? 」
待って。
バレてたの???
いおりは、只目の前に座ってにこにこしている。
「 いつから……… 」
「 最初から 」
黙ってた??なんの為に?なんで今のタイミングで…??
「 嬉しかったんだよ 」
「 一緒に暮らしてるのに手も出してくれない。 」
「 だから、オシャレとか気にして、 」
振り向いてくれるようにって。
なんだよそれ??
「 ねぇ、お医者さんってこういうのしていいの? 」
「 見方によったら無理矢理に見えるんじゃないかな 」
これが狙いか。
「 そうだな、ヤバいね。 」
「 バラして俺の社会的地位を終わらせたかったの? 」
俺の事好きみたいな言い方しておいて、どういう事だよ…。馬鹿な俺は理解できません。
「 無かったことにしてあげるから、僕と付き合って。 」
………………は?!?!
「 何言ってるの? 」
「 そのままの意味だよ。 」
まだにこにこと笑いながらそう言う。
「 ね、好きだよ。嬉しかったな。 」
「 イきそうな時の顔、え×ちだったな〜… 」
「 僕の髪の毛好き?いつも触るよね。 」
つらつらと話すいおり。話しながら手を握って俺の手を頬に添えて擦り合わせる。不意にも可愛いと思う俺を×したい。
「 今度はさ…恋人として抱いて欲しいな 」
その目は真っ黒で、真っ直ぐと此方を見つめる。まるで、奥の奥まで見透かすように。
止まってる俺の口にそっと口を付けて頬を赤らめて、
「 れお君のキス、蕩けちゃいそうだった。 我慢するの大変だったな。 」
頬にキスをしながら。
俺の手を胸に当ててじっと見つめてくる。
「 ドキドキしてるでしょ、僕、れお君大好きなんだよ。 」
「 ほら、無かったことにするから、付き合ってよ。 」
悪魔的な魅力を持ついおり。その目があったら終わりな気がする。
「 …分かった。 」
彼はにっこりと笑った。
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