テラーノベル
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17
あの時を語れる価値があるならいいよ。
警官からため息混じりにこぼされた。
私には何のことかさっぱりわかりません。
この際に限っては、ヒロインは
やけに冷静に振る舞えた。
警官の取り調室では、警官は冷たいというより、
どこかもの寂しげな禍々しさを放っていた。
結局初日は、ヒロインは何も答えられなかった。
…わかりません。
いまは答えを出すとかじゃないだろうから、
ゆっくりでいいよ。
警官は始めは厳つい態度だったが、
見ていて胸がざわついた。
コメント
1件
「第八話」から始まってるんですね。冒頭の警官の「あの時を語れる価値があるなら」っていう台詞、すごく重みがあって印象に残りました。冷たいというより「もの寂しげな禍々しさ」っていう表現が絶妙で、ただの取調べじゃない雰囲気がひしひしと伝わってきます。ヒロインがやけに冷静なのも気になる…何か過去にあったのかな。続きが気になる導入でした!