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ATTENTION
・こちらはnmmn作品です。
・Irisの意味がわからない方は観覧をお控えください。
・こちらの物語のパクリ、朗読を硬く禁じます。
・キャラ崩壊有り
・上記の内容を踏まえた上でご観覧ください。
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現在時刻午前4時28分。
まだまだ暗い外に目をやると、ちらほらとマンションの明かりや、車のライトが付いていて少しだけ明るく感じる。
窓を開けると少し冷たい空気が頬を掠めるが、今はそれさえも心地よい。
今日は何故か気分が良い。
腕を組み、その腕に顎を乗せながら外の景色を眺める。
1台1台通る車を横目に、静かにハミングを刻む。
一定のテンポでゆっくりと。
なんの曲だったかは忘れた。曲名も、歌詞も声も無かった。
ただ、このテンポ、この音程、この高さ。
全て鮮明に覚えているのは君のお陰だろう。
東京の朝は青いのだ。
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ふと後ろに彼の温もりを感じて、ちょっと首を向ければ、案の定寝ぼけ眼な彼女。
青「おはよう。あにき」
黒「……」
無言で隣に来て、少しだけ肩に頭を預けられる。
少し温かいからまだ眠いのだろう。
もう少し寝ていたら、なんて言葉は発さない。
この一時が好きだから。
不意にまろ、なんて呼ばれて首を傾げれば、目は合わずとも少しだけ細めて
「その曲、好き?」
なんて言うものだから、
「大好きだよ」
って答えれば、
少しだけ桃色に染まる頬。
「じゃあ、歌詞付けよ」
「伴奏も付けよ」
「でもリスナーさんには内緒な?」
「俺たちだけの歌やで」
その事実が嬉しくて、うんって言う前に抱きしめていた。
流石子供体温。温かい。
さわさわと後髪を触られているのが少しだかこしょばくて声をもらせば、くふふって言う笑い声が返ってくる。
2人だけのワンルームで、内緒話をしたんだ。