TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

” Person l Iike ”





豆原 『 』

純喜「  」



















「 るっくん書いてくれへんの 〜 (涙 」


瑠[ 泣くなよ 笑 ]


「 だって ー (涙 」


瑠[ はいはい 笑 ]


「 笑笑 」


翔[ 純喜くん僕の書きますー!! ]


「 しょぉやぁ (涙 」

















今日は卒業式 …

クラスメイトは、各アルバムへのメッセージを 、

書いてるところ。

クラス全体はとても賑わっていて 、これが最後とは思えない 。

でも式の後だからか 、 みんなの目は真っ赤だ 。

もちろん 、俺の目も真っ赤 。笑


涙流しながらも 、互いのアルバムを書いている時 、

俺の好きな人は 、カバンを片手に 、みんなを残して 、

『 純喜 、またね 。 』と 、 一言を告げ帰って行った 。


俺はまだ涙が止まらなく 、「 またね 」と手を振り返し 、

彼を見送った 。

でも彼の瞳には 、たっぷりの涙が溜まっていた

ような気もした 。

「 一成もう帰んや … 」

少し心細くて寂しかった 。



その後 、クラスメイトとは別れをし 、

俺は 、 家へと帰って行った 。



















帰宅後 、「 はあ … 笑 」と1人で微笑みながら

アルバムを眺めていた 。


「 あ、このアルバム写真 、 」

そーだ、笑 この時 、 アイツと隣になったんだっけ 。笑

懐かしく思えるアルバム写真を見つけた 。

一成 … ほぼ無口やったけど 、やっぱり今年は 、

なんか一味違って 、イケメンやったなあ ……

そんな大切な大切な思い出を巡りながらも 、

俺は 、次のページ、次のページを心深くめくる 。















それから 、 2ヶ月後 。

俺は 、 第1希望だった高校を入学をし 、

無事学校生活を送っていた 。


あぁ。俺の好きな人は … どこの学校なのか知らない 。

俺には 、教えてくれなかったから … 。

「 あいつの事だもんなあ …  」なんて思いながらも 、

窓に反射する 、青空を眺めた 。





















その日の放課後 、

「 友達にメールっと 、 」なんとなくの軽い気持ちで

スマホを開いた時 、ひとつのメールがピコンッと

通知音を鳴らし 、ロック画面へと映った …

そして俺は 、恐る恐るメールを開いた 。

母さんだった

「 なんやねん … 笑 」なんて思いながら 、

母から送られた長文を読んでみた 。















( 母 )




純喜 、学校から帰ったかな?


お母さんね 、今日豆原くんのお母さんから 、


メールが来たの 。


豆原くん … 不治の病気でベットで寝たきりなんだって 。


純喜たちが卒業した頃くらいから入院してたらしくてね …


そうだ 。純喜 、豆原くんと仲良かったじゃない ?


だから 、、 お見舞いでもいってあげてちょうだい 。


お母さん今手が離せなくて 、外に行ける状態でも

なくてね…


きっと 、純喜も会ってみたら豆原くんも思い出してくれるわ 。


純喜 、よろしくね 。


















「 は…? 」

アイツが不治の病気やって?

嘘ちゃうん … 笑笑


頭は当然真っ白 。でも体は反面すぐに病院へと動いた 。

汗を流しながら 、涙を流しながら 、

必死に必死に病院へと走り続けた 。



















「 なあ … 一成ほんまに起きてくれへん … の 、笑 」

















一成はほんまに寝たきりだった 。

話しかけても無反応 、手を振っても動じない 。

何をしても 、無な一成に信じれなくて … 信じたくなくて 。

あんなに笑って楽しそうにしてた一成が ?

なんて考えると 、涙が更に溢れかえってきた 。

静かな病室俺1人 。


でも 、俺は諦めずに来る日も来る日も 、話し続けた 。

部活だって当然休んでまで来た 。

友達と遊ぶのだってやめた 。趣味だってもうやめた 。

愛する好きな人のために ___




















「 あ、そう言えば 、一成に好きな人話してなかったな?笑」

















俺は馬鹿みたいに 、昨年のことを思い出す 。

修学旅行のこと …


俺ら2人は同じ部屋メンバーになった 。

普段話せないことや 、趣味のことだって 、

なんでも話した 。沢山話した 。


その時たまたま 、好きな人の話になった 。

一成は『 居るよ 』とだけ残して 、僕に問いかけた 。














『 純喜は居ない?好きな人 。 』


「 ふっ、、笑 教えへんわ笑 」


『 僕教えたのに !? 笑 』


「 それは一成が自分から言うたもん ー笑笑 」


『 もーはやく純喜の教えてよ ! 』


「 居るちゃ居るけどな 〜 」


『 え!?誰!? 』


「 それは絶対教えへんわ!!笑 」


『 まじ純喜ケチ 』


「 ケチ言うなケチを 笑 」


















なんて、話してたっけなあ 。

















「 俺 … 好きな人さ 、お前やねん 。

想い伝えかったわあ … 笑笑

言うたら告白すればよかったって 、

俺後悔してんねん 、笑

なあ … 告白だけでもええから聞いてくれへん ?

やから 、 起きてや … なあ、一成起きてや 、、、 」





















そう涙しながら 、一成の手をギュッと繋いだ時 、

想いを受けったかのように 、ギュッと握り返してくれた 。

「 お前 、起きてんの?…… 笑 」ふざけながら 、

瞼を閉じた瞳を見つめた 。

「 泣くなよ 、、 笑 」

この言葉に反射するかのように 、静かに1粒涙する 、

俺の好きな人の顔は 、今日もかっこよかった 。







































一成 、俺の事見守ってくれとるん? …

俺さ 、無事に就きたい就職先に 、やっと就けたねん 。

頑張ったのちゃんと見てた?

一成の分まで 、俺…… 死ぬ気で頑張るからさ

ちゃんと俺が生きていけるよう見守っとってな?、笑














「 一成 、今日も好きやで 。 行ってきます 。」














彼の写真にそう語り掛け 、玄関を後にする 。

アイツ … 写真の中だとしても笑ってた気すんねん …

俺と居れて幸せやったかな ?

今日もいっぱい話そうな 。笑


















俺の好きな人へ 。_










End .










♡,💬 たくさんよろしくお願いします ♪

この作品はいかがでしたか?

51

コメント

1

ユーザー

あ〜もうまた泣かせに来てるよね?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚