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赤「よし!ご飯も食べ終わったし訓練行くか!」
水「うぅ…食べたあとの訓練きついよ…」
青「でも!お国のために頑張らな」
白「そーなんやけど…きついもんはきついよ」
桃「俺も食べたあとの運動はきついな…」
水「いふくんはきつくないの?」
青「きつくないで」
白「すごー!どしうてやー?」
青「いやぁ…俺さ三人兄弟の次男でさ。長男が俺が部隊入る少し前に戦死してもうてな」
赤「あ…」
水「ッ…」
青「その時に長男からの手紙に俺の代わりに家族守れよって言われて。俺親父も、もう居らんかったから。俺がたくさん鍛えて家族守らなあかんから」
桃「そっか…すごいね」
青「んふ…wありがとう」
水「なんかいふくんの話聞いたらやる気出てきた‼️」
赤「りうらも!」
白「よし!じゃあ訓練しにいくぞー‼️」
桃「おぉ!」
数時間後
訓練、マラソン中
水「うぅ…きつい… 」
白「食べたもの全部出てきそう…」
青「そんなへこたれてたらあかんで!」
赤「まろ…体力お化けすぎ…」
桃「結構きいつねぇー…」
隊長「お前ら!訓練中止だ!」
桃「え?」
隊長「東町が空襲で大変なことになってる!人手が足りなく救助に回るぞ!急げっ‼️」
青「うそっ…」
赤「東町って…まろの故郷」
水「あ…」
青「急がなっ…!」
白「まろちゃ…!」
桃「待って‼️」
東 町
桃「ひどいっ」
そこに広がってた光景は炎の海だった
痛いと唸る人々の声や赤ちゃん、子供の泣く声、お母さんを探す痛々しい声が沢山聞こえた。
救助の仕方は前に教えてもらったがここまで酷いとは思ってなかった。
どうすればいいのか分からなくただ単に怖かった。
5母「ぃ…ふ」
青「ッ…!」
青「母さん!」
5母「青宗が…」
青「青宗はどこやっ!?それより母さんの手当をっ!」
5母「私は…大丈夫だから…」
青「でもっ!」
5母「青宗は…あそこの…下敷きになってる…わ…早く助けてあげて」
青「分かった…とりあえず母さんも手当しよ」
5母「ありがとねぇ…」
青「ほとけっ!」
水「はい!」
青「手当を頼む。俺は弟を助けに行く」
水「りょーかい。気をつけてね」
青「ありがとう。母さん行ってくるな」
5母「ごめんねぇ…」
桃「まろ!俺も行くよ!」
青「ありがとう…」
5母「ほとけさん…でしたっけ…?」
水「え、あ、はい」
5母「いふは頑張ってますか…?」
水「いふくんすごい頑張ってますよ!しかもすごく優しくて…今日なんてお腹がすいて泣いてる子に自分のご飯全部譲ったんですよ」
5母「あら…そうなのねぇ…ニコ」
水「はい!訓練も自分から行きたがるしやり気があっていつもいふくんのおかげで僕たち頑張れてます!」
5母「うふふ…いふに…貴方は自慢の息子…って伝えておいてください…」
水「ッ…それは自分で言ってください!もう少しで来るので」
5母「ごめんなさいねぇ…もう私は無理そうだわ…きっと失血が…」
水「大丈夫ですよ…いふくん強いからきっとお母さんも大丈夫なはずです。」
5母「そーかしら…?ありがとうニコ」
水「いえいえ」
5母「私はもう…大丈夫ですから…他に当たってください…あとは眠るだけなので…」
水「大丈夫です。いふくんが来るまでここにいます。」
5母「あなたも優しいのね…」
青side
青「はぁっ…はぁ」
桃「まって…まろぉ…早い」
青「どこや!」
桃「青宗くんー!」
青「青宗!いたら返事してや」
青宗「おにぃ…ちゃん」
青「青宗っ!良かった。」
青「大丈夫やで…今俺が助けてやるから」
青宗「おにぃちゃん…もう俺…だめかも…」
桃「ぇ…?」
青「こんな所で死ぬなんて俺許さんで」
青宗「もう…足の感覚が…ないねん…」
青「大丈夫…お兄ちゃんが助けたる」
数分後
青宗「おにぃ…ちゃ…ん」
青「もう大丈夫やからな…」
桃「もう少ししたら移動しよっか」
青宗「ないこさん…助けてくれて…ありがとぅ…ござぃます…」
桃「俺は当然のことを下までだよ」
青宗「おにぃ…ちゃん」
青「なんや…?」
青宗「おかぁさんに…ごめんね…って伝えて…おねがぁぃ」
青「大丈夫、大丈夫やから」
青宗「なぃこ…さん…」
桃「なんですか?」
青宗「おにぃちゃんを…頼みます…」
桃「大丈夫…まだ青宗くんは死なせないから」
青宗「……」
青「なぁいこ…おれの服取ってくれて」
桃「えっ、あ…はい」
青「それを青宗に被せてあげて…青宗がめっちゃ冷たいんねん」
桃「まろっ…もう青宗」
青「大丈夫…今母さんのところに連れて行ってやるから 」
お願いです…どうか母さんも青宗も助かりますように。
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つづく
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