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雲雀の部屋
淡い照明に照らされる鏡の前、ベッドにいた
「……ねえ、なんで鏡の前?ベッド?」
シャツのボタンを外されかけた雲雀が、戸惑いを含んだ声を出す
奏斗は雲雀の背後から、静かに微笑んだ
「雲雀の、いちばん可愛い顔……俺しか知らない顔、鏡に映してあげるため」
そう囁くと、雲雀の腰を抱き寄せ、体ごと鏡に向ける
鏡の中、わずかに赤くなった頬と潤んだ瞳が、奏斗の視線に晒された
「恥ずかしい……ってば」
「恥ずかしいの?でも、もっと見せてよ」
奏斗の手が、ゆっくりと雲雀の肌をなぞる敏感なところを優しく、でも逃さず愛撫する
そのたびに雲雀は小さな喘ぎを漏らし、鏡の中の自分が艶めいた顔をしていくのを見てしまう
「や……やだ、顔……見ないで……っ///」
と腕で顔を隠す雲雀
「隠したらやめると思う?」
「雲雀、気持ちい?」
耳元で低く囁きながら、奏斗は雲雀の腰をしっかり掴む身体の奥まで、何度も確かめるように貫く
「やめっ///んぅっ……///」
「ほら、ちゃんと映ってる、雲雀が俺の中でどんなふうに感じてるか、全部見える」
揺れる身体、乱れる息、快感に震える雲雀鏡の中の自分から目を逸らしたくても、奏斗はその顎を優しく持ち上げた
「最後まで……俺から目を逸らすないでね、雲雀」
「やっ///……も、見たくなぁっ///」
鏡に映るのは、誰にも見せない、ふたりだけの表情。密やかに、けれど激しく、夜は深く更けていった――
鏡の中、奏斗の腕の中で揺れる雲雀は、頬を染め、口元から微かな喘ぎをこぼしていた
「っ……奏斗、もう、やだ……見られるの……っ///」
雲雀はかすれる声でそう呟くが、奏斗の手は止まらない
いや、ますます丁寧に、確かめるように彼の体を愛撫し続ける
「何が‘やだ’だよ……こんなに、感じてるくせに」
奏斗の指が奥をなぞるたび、雲雀の身体は震え、甘い声が漏れる。その声に、奏斗の瞳がますます熱を帯びていく
「雲雀のこういう顔……俺だけのもんだろ」
耳元で囁くその声に、雲雀は息を詰める
逃げようにも、背後から抱かれた体は、完全に奏斗の腕の中
「っ……あ、あぁ……奏斗、///やば……っ、そこ……!///」
敏感な場所をピンポイントで攻められ、雲雀は膝を震わせた
それでも奏斗は逃がさない。奥まで何度も突き上げながら、鏡の中の雲雀の顔をじっと見つめている
「ん”~~~~っ…///」
「ほら……もう、ほとんど声出せてないじゃんちゃんと、映ってるよ」
「っ、ばか……っ、///こんな顔、誰にも……見せないで……///」
「見せないよ、だけど俺だけに見せて……全部、俺が刻み込んであげるから」
奏斗の腰がさらに深く沈み込むと、雲雀の声が切れて、喉の奥から甘く長い吐息が漏れた
「いくっ…///いくぅ///」
やがて、雲雀の身体が震えながら達し、奏斗もその瞬間を逃さず、深く沈み込んで果てた
静寂のなか、ふたりはしばらく鏡の前で寄り添ったまま動けなかった
奏斗がぽつりとつぶやいた
「……やっぱ、鏡越しに見る雲雀も、最高だった
雲雀は俯いたまま、小さく抗議するように呟いた
「ばか奏斗……もう、こんなのクセになる……っ」
その顔も、また鏡に映っていた