この作品はいかがでしたか?
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No視点
コツコツコツコツ
重力で押しつぶされそうな位静かな廊下で3人分の足音が響く。
手を拘束された女は下を向いていて表情が伺えない。左右には男が立っていてどうやら顔が引き攣っている。
大きなドアの前に立つと橙色頭が声を張って名前を名乗る。返事が帰ってくる静かにドアを開けた
その部屋には沢山の紙に書かれた絵がある
幼女の書いた絵だろうか …..
「エリスちゃーん」
「キモイわ。リンタロウ」
リンタロウと言われた男はげっそりして3人の前に立つ。
その女性は誰かい?と顎に手を当てて覗くように顔を近づけた
ゆっくりとしゃがんで女の顔を見ようとした時だ
べシッ!!!
又,静かな部屋に乾いた音が響く
「お、お、お前ッ」
「わーおすごい」
女が男の顔をビンタした
「……….。」
黙って再度立ち上がると冷たい視線を送り,席に着く
「中也君,その女性はどうしたのかい?」
「嗚呼昔の俺の部下の娘です」
「ふーん、、、」
ぱっと顔を明るくすると
「湊君の事かい?」
と口にした
「そうです」
「首領~この目何処かで見た事あるんです~」
なんだっけ?と可愛らしく首を傾げると橙色がゲシッと脛を蹴った
「痛いよもう〜」
「顔をあげておくれ」
そう言っても女は下を向いた儘ブツブツ呟いている
なんと言っているのか、
それは誰にも分からない
「殺すなら早く殺して」
そう言って顔を上げた
「こ、こ、こ、こ、これはッッ?!?!」
「気持ち悪いわよリンタロウ」
コメント
3件
めっちゃ気になる〜