テラーノベル
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#ご本人様とは一切関係ありません
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これは私の性癖とやりたいことを詰めただけの二次創作の小説です。
ただただ作るのが楽しいもの作ってるだけです。
おそ松さんはむずかったから一旦諦め。
⚠
・下手かもしれない。
・誤字脱字あるかも。
・地雷は回れ右
・ご本人様には関係ありません
・キャラ崩壊あり
・その他もろもろ
私は可愛そ可愛いというものが好きなので、作りました。
期待は最低限で見てください。
依存と独占欲と加虐心(前編)
傍から見れば何の変哲もない日常。
ただ平和で、いつも通りで変わったところなんて何ひとつない。
だけど、その日常の中には
他の誰かなら気付きはしないような、そんな変化が今日はあった。
ある日の昼下がり、ロキ、オーディン、アキヒロ、白夜がリビングに集まっていた。
ロキはソファに座りつまらなさそうな顔をしている。けれどロキの目は無意識に何度もアキヒロを追っていた。
オーディンは椅子に腰を掛け本を読んでいるようだった。でもオーディンは本よりも白夜の方をずっと気にしている。
一方、アキヒロは自分の好きなことをしたり、白夜の元へ行って話をしたり、オーディンの方へ行って、本の内容を聞いたりした。本の内容は聞けなかったが。
白夜も自分のやりたいことをしていたり、アキヒロの所へと話をかけに行き、ロキとちょっとした軽口の叩き合いをしたりした。ただ、今日はロキの機嫌が良くなさそうだった。
ロキがアキヒロに声をかける。
「……おい」
「ん?」
優しい声だ。聞きなれた声だ。いつも通りの返事だ。でも、何かが違う。
「…なんでも」
「そうか」
それだけ言って終わり、すぐに声は別の方を向く。ロキにはそれが冷たかった。胸の奥がじわっ、と冷える。
いつもならニヤニヤしてうざいくらには話しかけいる。ちょっかいをかけている。笑いかけてくる。
なのに今日は違った。
返事が少し短い。触らない。アキヒロからあまり話しかけない。
たったそれだけだ。
それだけなのに不安だった。冷たくされた方がマシだった。怒れたのだから、文句を言えたのだから、でも違った。
呼ばれたら返事はするし、無視はしないし、こっちを向く、いつも通り話してくれる。なのに足りなかった。距離が微妙に空いていた。声や視線の温度が低い。
避けられている訳でも、嫌われている訳でもなさそうだった。
それが更にロキの不安を増した。
次はオーディンが白夜に声をかけた。
「…白夜」
「どうした?」
白夜もいつもと同じような返事だ。優しかった。声のトーンも、喋り方も一緒だった。けれど、やっぱり違った。
「…なんでもない」
「そっか」
白夜も短く返事をし、視線を外した。
早すぎた。視線を外すのが、いつもならもうちょっと話しかけきた。もっと見てきた。視線だって鬱陶しいくらい感じた。
けど、今はそれがない。それが不安だった。オーディンの呼吸が少し浅くなる。
白夜もアキヒロと同じく今日は違った。隣に座らない。視線を向けない。名前を呼ぶ回数が少ない。
これも、”たったそれだけ”の事だった。
なのにオーディンの不安は増すばかり、普通に避けてくれたらどれほど良かっただろうか。分かりやすかっただろうか。
なのに白夜は、目がたまたま合えば笑う。話しかければ笑って返事をする、こちらに視線を向けてくれる。それなのにやはりオーディンも、何か足りなかった。温度だろうか、いつものうざったいくらいの視線だろうか。
それがないと、不安でたまらない。
本の内容になんて集中できない。ページを進めるのが遅い。ページを進めたって、内容が頭に入ってる訳じゃない。読んでる訳じゃなかった。
ただ、平然を装うために進めてるだけだった。
ロキも機嫌が良くなかった。違和感があるほどでもないが落ち着きがない。足をいつもより多く組み替えたり、興味も無いものを手に取り見ていたり。どれもこれも自然の範疇で収まる。
けれどロキのそれも、平然を装うための動きでしか無かった。
そんな恋人を見て、白夜とアキヒロは笑う。心底楽しそうに
ロキたちはそれに気づけないほど、余裕と冷静さが少しずつ崩れていった。
そこから少し時間が進んだだろうか。
アキヒロがロキの近くまで来た。ロキはそれを目で追う。
いつもなら近くまで来たらちょっとしたことを共有する。話しかける。こんなに見ていたら「どうした?」って聞いてくれる。
それなのに今日はただ通り過ぎていくだけだった。目線ひとつもくれずに。
「…っぁ」
そんな小さい声が漏れた。ロキ自身でさえ気づかないような小さな声、そんな声でも、アキヒロは聞き逃さなかった。アキヒロはロキの声にじわりと胸の奥が熱くなった。
次はオーディンの番だった。
目の前まで白夜が来た。白夜をオーディンは見つめてしまう。追ってしまう。
そこでたまたま目が合った。白夜はふっと微笑み、直ぐに視線を外す。
そしてグラスを持ち、その場から離れた。
それがキツかった。特に何かされた訳でもないのに、視線を外されるのがキツかった。すぐに居なくなるのがキツかった。
いつもなら褒め言葉ひとつくらいはくれるだろう。「可愛い」とか「好き」とか、だけど何も言ってはくれなかった。
ただそこにあるグラスを持っていっただけなのに。普通の行動なのに、それが妙に不安を募らせた。
ロキとオーディンには、アキヒロも白夜も、ほんの少しだけ距離が遠いように感じる。それが怖かった。
アキヒロと白夜は2人を見て、アキヒロは胸の奥が疼く、白夜は喉が熱くなる。
アキヒロはロキの不安に気付いていて、わざと声と目線の温度を下げた、話しかけなかった。
何度も目でアキヒロを追って、それを隠すように脚を組み替え、平然かのような動きを取る。隠せていると思っているが、ちっとも隠せていない。アキヒロには手に取るようにわかる。それが可愛くて仕方ない。
白夜も、オーディンの気持ちに気づいていて、わざと距離をとった。目線を外した。触らなかった、褒めなかった。
目が合う時、笑った。オーディンはきっとそれをたまたまだと思っているのだろう。けど違う、オーディン自身は気づいてない。どれくらい自分が白夜を見ているか、わかっていないのだろう。白夜はそんなオーディンが愛しくて仕方ない。
自分に依存しているとわかっているからこそ、やってしまうのだ。
ほんとにちょっと温度を低める。距離を取る。たったそれだけで、可哀想なくらいロキとオーディンの心は揺らいで、不安はどんどん積もっていく。
可哀想で、可愛くて、愛おしい。
あと少し、もうちょっと、そんな不安そうな顔を見たい。可哀想な顔を見たい。それが続いていく。
相当、いやかなりたちが悪い。
夜になり、各自2組の部屋へと別れた。
アキヒロは壁にもたれかかるように立っていた。
ロキは部屋に入ってから一度もアキヒロの方を見ようとしない。でも退屈そうな顔を作っていつも通りにする。
そんなロキを見て
アキヒロが口を開いた。
「ロキ」
優しい声。けれど低かった。
そんな声にロキは肩を少し跳ねさせる。
「…なんだ」
「今日、やけに不機嫌だな。」
「別に」
反論が早い。そういう時は大体不機嫌だ。分かりやすくて可愛いヤツ。
「別に、な」
軽く見せかけていつもより少し低い返しだ。逃げ道を塞ぐように声を落とした。
「っ、なんもねぇって言ってんだろ」
返しが少し強かった。
その返しにアキヒロが数秒黙って、沈黙を作ってみる。会話の途中の沈黙だ。不自然で仕方ない。
ロキは部屋に入ってからアキヒロの方を初めて見た。目線が合う。ロキの胸のざわつきが激しくなった。
アキヒロは壁に寄りかかっていた身体を起こし、そのままロキの前まで歩いてきた。ゆっくり、急がず。
「なあ、今日俺なんか変だったか?」
ロキの眉が寄る。
「知らねぇよ」
「へぇ…笑」
アキヒロはロキの真正面で足を止めた。
「知らねぇのにそんな顔すんだ?」
「どんなだよ」
「置いてかれそうな犬みたいな顔」
ロキの身体が一瞬強ばる。
その一瞬で十分なほど、分かりやすかった。
刺さりすぎだろ。そんな明らさまに揺れるのは反則だ。
「…は」
ロキの喉から掠れた声が出る。
「意味わかんねぇよ…」
「わかるくせに」
軽い言い方なのに目は笑っていない。
「今日少し素っ気なくしただけで、俺の事ずっと見てただろ」
「見てない」
「見てた」
即答だった。
ロキは黙る。否定の勢いが続かない。
それがもう答えのようなものだった。
アキヒロはすっとしゃがみこみ、ロキの目線の高さに合わせる。そんなことをされては余計に逃げ道が無くなる。
「なぁ」
アキヒロは静かに問いかける。
「不安だった?」
ロキは答えなかった。
迷ったように、唇を少し開け、閉じ、そしてまた開き、結局なにも答えない。
そんなロキの様子にアキヒロは心臓の奥を掴まれた。
ほんとに可哀想だ。
「俺がロキを見ないの、やだった?」
もっと深く聞いてみる。
ロキの目が一瞬揺れた。
「…別に」
「別にでそんな顔しねぇだろ」
アキヒロは少しだけ笑う。
優しくて、でも逃げる隙を与えないような声だった。
「怖かった?」
今度は更に低く聞いた。
ロキの指先が膝の上でぎゅっと丸まったのがわかる。
「俺がそんまま戻ってこないかも、とか。もうお前を見なくなるかも、とか…考えた?」
やめろと言いたい。だけど言えない。図星だった。だから反論できない。
反論できない代わりにロキは視線を逸らそうと目を僅かに動かす。でも結局逸らせなかった。
アキヒロがロキの頬に触れたからだ。
「っ…」
「怖かったんだ」
アキヒロが囁いた。
確認、と言うには、事実に近すぎた。
もう答え合わせみたいなものだ。
ロキの呼吸が乱れていく、浅くなっていく。上手く酸素が入らない。
「可哀想だな」
アキヒロが言う。
その声音が優しすぎて逆に怖かった。
「………やめろ…」
やっと出たと思った声は小さい。
アキヒロは静かに目を細めた。
「なんで、可愛いのに笑」
「可愛く…なぃ…」
「可愛い」
またすぐに答える。
ロキはそれが恥ずかしくて、悔しくてたまらない。心の内を見透かされて、こんな情けない感情を”可愛い”とまで言われてしまった。
「強がってんの、全然隠せてねぇ。平気なふりしてんのに、ずっと俺のこと気にしてて…そのくせ聞けなくて、ひとりで不安になって」
喉仏が上下に動く。胸にある本音の扉を一つ一つこじ開けられてるみたいだ。
「嫌われたくない?」
「俺が少し冷たくするの嫌だった??不安になった?なにかしたかもって考えたか?置いていかれるのが怖かったか?」
一つずつ、ゆっくりと、逃げられないよう問い詰める。また逃げ道を消された。
ロキは答えない。答えられない。答えてしまったら、自分の内側にあるもの全てを外側に出されてしまう気がしてならない。
アキヒロは頬に触れていた手を少し上げ、ロキの髪の毛をかきあげる。
優しい手つきだ。なのに、それが余計に怖い。その優しさが怖い。
「答えろよ」
アキヒロの喉から出る低い声。
ロキはそれに肩をびくつかせる。
「っ…」
「ロキ」
優しい温度でロキの名前を呼ぶ。
その声があまりにも真っ直ぐで、真っ直ぐすぎて、逃げられない。次はその真っ直ぐさで壊しに来ているようだった。
逃げたいのに逃げられない。
先程から逃げ道を1個1個塞がれて、消され、壊されている。
もう誤魔化せない。
「怖かった?」
もう一度聞く。
目を逸らそうとしたのに、アキヒロが頬を指で撫でるから、思わず視線を戻してしまう。
アキヒロの優しい目がロキの眼を見つめてくる。でも、優しいだけじゃなくて、全てを見透かして、それを吐かせようとしている目をしていた。
「…少し」
観念して零すように小さく吐いてしまう。
アキヒロはそこで心臓を跳ねさせた。
可愛い。なんだそれ、超可愛い。
でも足りない。まだ足りない。その”ちょっと”奥にある本音をもっとしっかりその愛しい口から直接聞きたい。
「少し…か」
少し間を置いて、そして続ける。
「本当か?」
ロキが少し、息を止めた。
「もっとだろ。もっと怖かったし、不安だった。だから目で俺をずっと追っかけてた」
「……うる、さぃ…」
「うるさくねぇよ」
すぐに答えた。
「すげぇ可愛い。なぁ、ロキ。俺がいなくなったら困るか?」
その問いで、呼吸が一気に乱れ始めた。
胸がぎゅっと握りつぶされそうなほど苦しい。考えたくもないことを、そのまま口にされた。アキヒロの口から。
アキヒロがいなくなる。離れる。置いていかれる。冷たくなる。捨てられる。
嫌だ。怖い。
その想像だけで喉がひゅっと締まる。
「……やめろ」
かろうじて出た声は予想以上に小さくて、消え入りそうだった。
「なんで」
優しく声を落とす。
「嫌だから?怖いから?苦しいから?」
ロキは唇を噛んだ。指先が震える。いや、指先だけじゃなかった、肩も、呼吸も、全部が少しづつおかしくなる。
アキヒロはその様子を見て思う。
あぁ、可愛い。
ロキの膝にそっと優しく手を置いた。
「言えよ。ロキ。俺がいなくなったらやだって」
「……っ…」
「言わねぇとわかんない」
アキヒロの声は柔らかいのに、追い詰めるのをやめてはくれない。
「嫌われたくないって、離れるなって、捨てないで欲しいって、置いてくなって、ちゃんと言え。」
ロキの目尻がじっと赤くなる。
ロキ本人が1番嫌だった。
弱い言葉、縋る言葉、言いたくなくて、今まで声にするのを避けてきた言葉。
でも、今のアキヒロの前じゃ、隠しても意味は無い。全部見抜かれてしまってるから
「…いゃ、だ」
ぽつりと、弱く声が落ちた。
そんな声にアキヒロは目を優しく細める。
「うん」
「きら…きらわれ、たくない…」
上手く息が通らない。言葉が喉をつっかえる。出したくない。言いたくない。
「うん。続き」
それでも、アキヒロは優しく頷いて、続きを促して逃がさない。
怖くて、目をぎゅっ、と瞑った。その瞬間、涙が一筋頬を伝う。
「あ……」
自分でびっくりした声を出す。泣くつもりはなかった、いや、泣きたくなんてなかった。なのに、落ちたらもう戻せないのに、次々と溢れてくるのに、流してしまった。
「おい、てくな…っ」
息が崩れた。涙がぽろぽろと零れて止まらない。言葉が上手く繋がらない。上手く繋げない。
「やだ…から…っ、きらいに…なんなよ…すてんなよ…」
最後の方は懇願に近かった。
もう抱きしめてやりたかった。今すぐ抱き上げたかった。でも、あと少し、あと少しその可哀想で可愛いその顔を見たい。
「じゃあ、どうしてほしい」
しゃくりあげながら、小さな子供みたいに言った。
「おれのこと、ちゃんと、…みろよ…っ…すてんな…はなれんな…おれ…」
「おまえに、あいされたい…」
そこまで自分で言ってはっとし、目を見開く。しまったという顔をした。そこまでそんな素直にいつもりはなかったのに。それなのに口から勝手に言葉が漏れた。
アキヒロも一瞬止まった。でも、次の瞬間には、ロキを抱いていた。
「愛してる」
可哀想で、可愛くて、愛おしい。胸がぐちゃぐちゃになっていく。もっと虐めたいし、もっと優しくしたい。加虐心と優しくしたい心がせめぎ合う。
「っは…はっ、ぁ…」
ロキは泣いているせいで息を上手く整えられない。吸う、吐く、その感覚が短くなっていく。肩が細かく震えた。ひゅっ、と掠れた音が混ざる。
「ロキ」
アキヒロは声を落とした。先程まで楽しそうに人を追い詰めいたくせに、本気で心配してる声を出す。
「大丈夫、見ろ。俺はここにいる。ほら、ゆっくり吸え」
うまくできない。泣きすぎて、しゃくりも止まらない。息も細かくなっていく、胸が苦しい。頭が痛い。ぼんやりとする。
「…ひゅっ…はっ、ぁ…っは…」
アキヒロはすぐにロキを抱き上げる。軽い体が腕の中で震えてビクビク怯えている。
「怖かったな」
ベッドに座って、膝の上に乗せた。
「悪かった。でも、ちゃんと聞けた。ロキ、偉い」
ロキは腕の中で小さく横に首を振る。
偉くなんかない。偉いわけない。こんなふうに泣いて、こうして縋って、情けないだけだ。
それでもアキヒロは、ロキの背中をゆっくりゆっくり撫で続ける。
「可哀想」
ロキの耳元に優しく、でも低い声で囁く。
「そんな怖かったんだな。俺に置いていかれるのがそんなに嫌だったのか」
ロキの身体がもっと震える。泣きながらアキヒロの服を震える手でぎゅう、と掴む。
「かわいい。」
ロキの額にそっとキスを落とす。
「泣くほど俺が好きなんだ?こんなに不安になって、こんなに縋って、めっちゃ可愛い」
「……っ、うるさい」
「うるさくねぇ」
アキヒロは優しく微笑む。
「お前が泣くほど俺の事好きなのはわかった。伝わった」
ロキは息整えきれないまんま、アキヒロの胸元に顔を埋めた。
「ほんと可愛い…」
これをキュートアグレッションと言うのだろうか。壊したくて、潰したくて、優しくしたくて、抱き潰したいくらい可愛い。
もっと依存させたい。俺無しじゃダメにしたい。俺無しじゃ生きられなくしたい。俺以外を見れなくしたい。俺だけにずっと縋っていて欲しい。俺だけを見ていて欲しい。俺だけの為に生きてて欲しい。
アキヒロはそんな重たい想いと独占欲を胸に留め、ロキの震える肩を包むように優しく抱いた。
次回はオーディン泣かします。
コメント
6件

嫉妬しているのかな。めっちゃかわいい
通知見てたら急に出てきてびっくりした𐤔