⚠️注意⚠️
この作品は顔面偏差値激高学園のセカキク!
の、番外編です!
キャラのちょっとした過去設定とかを書いてます!
この世の全てに関係ないです。
今回はあのヤンツンデレデレアーサーくんです!
ではどうぞ!
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なあ、なんでだ?
俺はお前をこんなに大切にしたのに。
俺を捨てるのか?
なんでなんだ?
俺には昔から好きだった女がいた
そいつと晴れて付き合えた時は天にも登る気分だった
俺はそいつを本当に愛していたし愛されていると思っていた。
まあ、思い違いだったみたいだけどな
「別れよ?」
ある日平然とそいつは言った、とんでもない衝撃だったよ、なんで?で頭がいっぱいだった
「なんでって…なんか…重い?」
「GPSとか束縛されすぎて疲れちゃったんだよねー」
「それに、」
『私アーサーの顔と財力にしか興味ないんだよね』
この言葉で俺は悟った、愛していたのは俺だけだったんだと、重いのは、愛が重いのはいけないことなんだと。
「あ、でも別れるといってもまたお金位は貸してくれるでしょ?大富豪だもんねアーサーの家♪」
最初、何を言われているのか分からなくなった、そして急に
世界に色がなくなってしまった
今までこんなに好きだったそいつの顔がくすんで見えて、あんなに静かに聞こえた外の音が騒がしく感じてしまった。そいつへの愛は、意外と簡単に消え去ってしまった。いつも二人で喧嘩していたフランシスも、今日ばかりは慰めている…気がする。
でも、そんなのどうでもよかった。
受験、忘れていた
勉強、していなかった
恋愛、まともな恋愛はしなかった
問題が山積みだ、とくに受験、あいつと同じところじゃない方がいいよな、…現実に向き合わせてくれて、感謝してるんだぜ?もう名前も忘れたけど。
そこからは勉強、勉強、勉強、勉強、何かに取り憑かれたようにやっていた。偏差値の低い高校ではなく、フランシスと同じところに行った。余裕で受かっていた。そりゃあ俺だからな、当たり前だろ。
俺に恋愛は必要ない、と区切ってから、友と呼べる存在は少なくなってしまった。だがいい、依存ぐせを直せたんだ。誇るべきこと、『栄光ある孤立』なのだ。
俺は依存しなくなったんだ。
3年になると、生徒会長とやらになれた、心底どうでもいい。顔と財力にしか興味ねえやつらに囲まれて、俺はなにがしたかったんだろうな?
でも変わった。
本田菊に出会った。
一度目はハンカチを渡してくれた、二度目はあいさつしてくれた、三度目は、俺の友達になってくれた。
…こういうの、何ていうんだろうな、3目惚れ?いやないか、まあ恋に落ちてしまったんだよな。連絡先も交換してもらえた、
世界に再び色がついた。
俺が直した依存ぐせを戻した罪は、重いからな?
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