Episode5
𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
目の前にある古い家。
それは『未来園』と呼ばれる孤児園。
俺の小さい頃の思い出のひとつだ。
…悪い方のな。
まぁ、世話になったことには変わりないから、たまに顔は出してやるんだけど。
──────────
霧夜)こんちゃっす
楓翔)こんにちは〜
BBA)あらぁ♡今日はお友達も一緒なのねぇ、霧夜くぅん♡
霧夜)…コク
BBA)霧夜くんにお友達が出来て嬉しいわぁ♡
霧夜)…じゃ、あとで
BBA)へっ?!霧夜くん?!
楓翔)え、霧夜?
──────────
霧夜)きたぞー
??)あーっ!キーにぃ!
??)霧夜おにぃちゃん!
??)…!ペコ
??)霧夜兄さんっ!
そう言って3人の子供が駆け寄ってきた。
1人は会釈をして歩いてくる。
楓翔)ふぇっ?!兄弟いたの?!
霧夜)いや、俺が出てく3ヶ月前くらいに入ってきた子達。
??)ねーぇー!キーにぃだっこぉ!
霧夜)はいはい
ヒョイッ
??)わぁーっ!あははっw
??)霧夜おにぃちゃん私もぉ!
ヒョイッ
??)んへへっw
俺が持ち上げてやると2人の幼児は楽しそうに笑い声をあげる。
霧夜)またでかくなったな、沙綾(サヤ)、冬夜(トウヤ)、海杏(ミア)、琥太(コウタ)
✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃
冬夜(とうや)
最年長の15歳
俺が好きなツンデレショタ((
海杏(みあ)
冬夜の兄妹
14歳
ツンデレロリ((
沙綾(さや)
7歳
甘えん坊
琥太(こうた)
5歳
やんちゃ
✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃
沙綾)でっしょー!
琥太)毎日牛乳飲んでるもんっ!
海杏)もう中学生になったんだし…
ナデナデ
海杏)ッ…?!//
琥太)みーねぇお熱?
海杏)ち、違うからっ!//
冬夜)照れてやがる…w
海杏)違うってばぁ!//
俺が撫でてやると突然のことに驚いたのか、海杏は顔を真っ赤にしている。
楓翔)ねぇ霧夜ぁ〜
霧夜)ん?
楓翔)僕も撫でて♡
霧夜)…ん?w
聞き取れはしたが頭の理解が追いつかず、聞き返す。
楓翔)だーかーら!僕も撫でてって言ってるの!
霧夜)おま…楓翔、さぁw
楓翔)はーやーくぅ!
霧夜)はいはいw
ナデナデ
楓翔)えっへへ〜
撫でてやると、海杏とは対照的に満面の笑みになる楓翔。
沙綾)霧夜おにぃちゃんは私のだよ!
琥太)僕のだもん!
楓翔)残念!霧夜は僕のですぅ!
2人)ずーるーいー!
何故か俺が誰のものかと言い合いになり始めた。
大人気なく楓翔も交じっている。
冬夜)…ははっw
海杏)誰のものでもないでしょ…w
霧夜)俺は俺のもんだ!w
楓翔)えーっ!霧夜僕のじゃないのっ?!
誰のものにもなるまいと笑いながら否定すると、まるでほんとに楓翔のものだったかのように驚いた。
霧夜)いや…楓翔のでは無いけど…まぁ…うん…w
楓翔)ぴえんっ!
霧夜)ははっw
なんだかんだ、こいつらと話すのがいちばん楽しい。
この空間は、誰にも壊させない。
終わりですー!
次回!おやすみ!
𝐍𝐞𝐱𝐭♡300
コメント
3件
おはやいます。寝起きに最高な物を拝見しました。