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しぐちゃ
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おかあさん
「お母さん!聞いて聞いて!今日ね────」
『話しかけないで!あんたの声なんか聞きたくないの!無理やり産まされた可愛くもない子供の声なんて!あんたなんか産まなければ良かったわ!』
「ご、ごめんなさい……お母さん」
母の機嫌が今日は悪かったみたいだ。
あぁ、お母さんの気分にも気づくことができないなんて……本当に、失敗作だなぁ……。
ただ、今日話したいことがあるだけなのに。
それだけなのに……なんでいつも、ダメなんだろう。
「……きょうね、テストで100点取れたんだよ。」
独り言みたいに呟いた。
きっと聞こえてないだろう。聞こえてるところで、褒めてくれるかは分からないが。
お母さん、いつになったらちゃんと話を聞いてくれるの?
そんないつもの日。
授業参観の日、みんなソワソワしている。
わたしも、少し期待してしまった。
もしかしたら、お母さん来てくれるかな?
お父さんも、来てくれるかな?
でもね、授業参観中、暖かい眼差しを向けてくれる人はいなかったよ。
みんなね、腫れ物を見る目で、私の事を見たんだよ。
ねぇ、お母さんお父さん。
いつになったら、頑張ったねって褒めてくれるの?
コメント
1件
第1話、読みました……お母さんに話しかけても無視されて、自分を「失敗作」って思っちゃう主人公の孤独が、すごく胸に残りました。100点取れたのを独り言みたいに呟くところ、切なすぎます。授業参観で誰も温かい目をくれない描写も、静かに刺さりました。愛情を求める気持ちが繊細に描かれていて、続きが気になります。藍色クラゲさんの言葉、大切に読ませてもらいますね。